ド・ギョンス“100日間のすべての瞬間が奇跡で幸福だった!”「100日の郎君様」最終回に寄せて

2020年08月30日23時55分ドラマ
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NHK総合にて8月30日(土)、ド・ギョンス(D.O./EXO)とナム・ジヒョン主演の韓国ドラマ「100日の郎君様」が心温まる美しいラストで幕を閉じた!本作は、DVDも発売、レンタル、配信中で作品公式サイトで予告動画などが視聴できる。



「100日の郎君様」は、完全無欠の冷徹世子が陰謀により命を狙われ、記憶を失くして生活力ゼロの無能男子に転落し、婚期を逃したワケありヒロインが繰り広げるミステリーロマンス。俳優としても大活躍のD.O.ことド・ギョンスが本作で初の時代劇に挑戦した。

時代劇ながらも気軽に見ることができる内容、俳優陣の安定した演技で、時代劇ファンは勿論、時代劇が苦手という方にもお勧めできる一作として人気を博した。ベテラン時代劇俳優が多数出演している中でも、主役のド・ギョンスとナム・ジヒョンの演技は特に光った。最高のケミカップルとして演じた役名(ウォンドゥク・ホンシム扮)にちなんで“ウォンシムカップル”として、最終話まで視聴者を笑わせ、胸キュンさせ、泣かせてハッピーにしてくれた。

ド・ギョンスが、完全無欠の冷徹世子イ・ユルから生活力ゼロの無能男子ウォンドゥクへ転身(?)してからは、新婚早々ホンシム(ナム・ジヒョン)を悩ませた。視聴者はそんな二人を、まるで親戚の若い夫婦を応援するような温かい気持ちにさせ、大いに笑わされたのでは?そんなウォンドクが、終盤、記憶が戻ってからは完全無欠の世子となった。

ホンシムと夫婦となって村で暮した100日間で、ユルは多くのものを学んだ。王宮とは全く違う民の暮らしぶりや助け合いの心、罪を赦す心まで…まさに王材を身に付けたのだ。だから、記憶が戻ったユルは自分を騙して命まで狙った世子嬪とムヨンを赦した、にっくき宿敵チャオンをも、感情だけの復讐ではなく、生かしてきちんと処罰したかったのだろう。結局、ユルとイソ(ホンシム)2人の連係プレーでの復讐劇は、チャオンの死で終ってしまったが、本作で悪を一手に引き受けたチャオンさえ、弓隊の矢に倒れながらも世子に渡した手紙で、子を想う父親の姿を見せ、後味のいい最期を見せてくれた。

本作で多くを学んだのはユルだけではなかった。ユルを演じたド・ギョンスも「とても多くのことを学び感じた作品だ。 私の人生でイ・ユルとウォンドゥクは永遠に忘れることのできない大切な友達として記憶に残りそうだ。 ドラマの役として過ごした100日間の時間はすべての瞬間が奇跡であったし幸福だった」と、撮影後のインタビューでコメントを残したほど、俳優ド・ギョンスにとっても本作は特別の作品となったようだ(韓国での評判より)。

初回視聴率5.0%からスタートし、7.3%、9.2%と右肩上がり。第10回では“10%の壁”を破り最終回は14.4%と自らの最高視聴率を更新し、瞬間最高視聴率は16.7%まで記録し、tvN月火劇最高の成績を残して放映終了した本作。さすがに主役カップル2人だけの力ではこの快進撃は難しい。脇を固めた共演者たちの演技も秀逸だった。特に村のホンシムの養父ヨン氏(チョン・へギュン)、親友夫婦クドル&クンニョ(キム・ギドゥ、イ・ミンジ)、高利貸しマチル(チョン・スギョ)たちの個性的過ぎるキャラクターは村の暮しを生き生きと見せてくれた。また、チャオンの息子スジ(ホ・ジョンミン)のウォンドクに負けないダメっぷり、あきらめの悪い失顏症ジェユン(キム・ソノ)の見守りナイトぶりも心温まるものだった。世子嬪(ハン・ソヒ)とムヨン(キム・ジェユン)の道ならぬ恋にも泣かされた。ロマンスでは、出番も少なかったが王妃パク氏の息子ソウォン大君(チ・ミンヒョク)の世子嬪への秘めた恋心も見逃せない。こうした最終回の完全ネタバレと、台本にない深読みなどは最終回考で紹介している。

また、Gummy「消して」、チェン/EXO「桜恋歌」などのOSTも素晴らしかった( 胸キュン必至の「100日の郎君様」OST視聴PV初公開)。

早くも“「ウォンドクロス”に陥った方は、【「100日の郎君様」を2倍楽しむ】で、各話の詳しいあらすじと見どころ、時代背景やキャストの魅力、韓国での評判、ユルのモデルと思われる人物紹介、豆知識などをまとめているので、こちらでドラマを振り返ってみよう。

時代劇初挑戦と思えないド・ギョンスの堂々とした演技は、「“時代劇ロコキング”(ロコ:ロマンチックコメディ)の世代交代」と評価され、「太陽を抱く月」のキム・スヒョン、「雲が描いた月明かり」のパク・ボゴムに続く、次世代の時代劇ロコキングは彼が引き継ぐだろう」という記事が出たほど。そういえば、2020年8月現在兵役に就いているド・ギョンスと、31日非公式で入隊するパク・ボゴムは「君を憶えてる」で共演している。同作は以下の配信サイトで配信中だ。



※同枠では9月6日より、「アンという名の少女」を放送する。

NHK「100日の郎君様」番組サイト
 2020.05.17-08.30 毎・日23:00-24:00 地上波放送 NHK総合
 2019.07.21-11.03 毎・日21:00~22:00 NHKBSプレミアム
公式HP
◇公式Twitter:@roukunsama_PR

kandoratop【作品詳細】【「100日の郎君様」を2倍楽しむ】