ディアオ・イーナン監督最新作『鵞鳥湖の夜』(9/25公開)初っ端から不穏な空気が全開の冒頭映像解禁!

2020年09月11日19時00分映画

『薄氷の殺人』でベルリン国際映画祭金熊賞、銀熊賞(男優賞)をW受賞した中国の気鋭監督ディアオ・イーナンの5年ぶりとなる待望の新作『鵞鳥湖(がちょうこ)の夜』(9月25日(金)より、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町&渋谷ほか全国公開)の冒頭映像が解禁となった。

第72回カンヌ国際映画祭でポン・ジュノ監督作品『パラサイト 半地下の家族』と並び、アジア発の衝撃をカンヌにもたらして絶賛を博した本作。『薄氷の殺人』に続いてイーナン監督とコンビを組んだ撮影監督トン・ジンソン、照明監督にウォン・カーウァイ監督作品『花様年華』『2046』のウォン・チーミンが務め、主人公チョウにジャッキー・チェンと共演した歴史大作『1911』のフー・ゴー。そして『薄氷の殺人』で主演を務めたグイ・ルンメイとリャオ・ファンが再共演を果たすなど、中華圏を代表するキャスト、スタッフが集結した。

この度解禁する本作の冒頭映像は、主人公の二人の初っ端から不穏な空気が全開の出会いのシーンとなっている!雨が降りしきる夜に、駅の高架下で妻を待つ顔に痛々しい傷がある男チョウ(フー・ゴー)に、背後からタバコの火を借してと近づき、奥さんが来ないことをいきなりチョウに告げ「奥さんの代わりをしようか?」と唐突な提案をする謎の美女アイアイ(グイ・ルンメイ)。どこか余裕がなく切羽詰まった雰囲気のチョウとミステリアスな美女アイアイの二人がこのあとどのような物語を紡いでいくのか。生々しいリアリティと不条理な悪夢性で観客を魅了した『薄氷の殺人』のディアオ・イーナン監督らしい、行く末が全く予想できない冒頭映像となっている!

冒頭映像

■あらすじ
2012年、中国南部。再開発から取り残された鵞鳥湖の周辺地域は、ギャングたちの縄張り争いが激化していた―。刑務所を出所して古巣のバイク窃盗団に舞い戻った裏社会の男チョウは、対立する猫目・猫耳兄弟たちとの揉め事に巻き込まれ、逃走中に誤って警官を射殺してしまう。たちまち全国に指名手配され、警察の包囲網に追いつめられたチョウは、自らに懸けられた報奨金30万元を妻と幼い息子に残そうと画策する。そんなチョウの前に現れたのは、妻の代理としてやってきたアイアイという見知らぬ女。寂れたリゾート地の鵞鳥湖で水浴嬢、すなわち水辺の娼婦として生きているアイアイと行動を共にするチョウだったが、警察や報奨金の強奪を狙う窃盗団に行く手を阻まれ、後戻りのできない袋小路に迷い込んでいくのだった……。

■スタッフ
監督・脚本:ディアオ・イーナン『薄氷の殺人』撮影:トン・ジンソン『薄氷の殺人』
照明:ウォン・チーミン『花様年華』『2046』、美術:リュウ・チアン『ロングデイズ・ジャーニーこの世の涯てへ』
出演:フー・ゴー『1911』、グイ・ルンメイ『薄氷の殺人』、リャオ・ファン『薄氷の殺人』、レジーナ・ワン『戦神ゴッド・オブ・ウォー』
2019年/中国・フランス合作/111分/ビスタサイズ/英題:THE WILD GOOSE LAKE(原題:南方車站的聚会)/PG-12
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『鵞鳥湖(がちょうこ)の夜』HP