「麒麟がくる」第24話 剣豪将軍、義輝死す!次期将軍は誰の手に?23話ネタバレあらすじと予告動画

2020年09月19日08時00分ドラマ
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長谷川博己主演、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(総合夜8時~ほか)足利義輝(向井理)の暗殺がささやかれる中、新たな将軍擁立の動きが起こる9月20日(日)放送の第24話「将軍の器」あらすじと第23話「義輝、夏の終わりに」ネタバレあらすじ、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。

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堕ちて行く将軍の悲痛な思いを爆発させた向井理に注目が集まった9月13日放送の第23話「義輝、夏の終わりに」では、家臣からも見放された足利義輝が己の無力に涙するシーンに、「向井さんの足利義輝、泣ける」「いいシーン。美しかった」と多くの視聴者の心を掴んだ。また、松永(吉田鋼太郎)の壺を使った「物の値打ち」を語る場面では、1つ残して残りの壺を割る松永から藤孝(眞島秀和)登場まで一連の演出が秀逸だった。これを受けTwitter上では「最後に残した壺は義昭か。」「美しいものは残すといって最後の1つをしまったけど、義輝の首壺にしか見えない」など様々な考察が飛び交い盛り上がりを見せた。

そして20日放送の第24話「将軍の器」ではついに三好長慶の息子、義継らが率いる軍勢に義輝が襲撃される「永禄の変」が描かれる。そして新たな将軍擁立を巡り京都が再び混乱の渦へ・・・。光秀は朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)の命令で義輝の弟、覚慶(滝藤賢一)に会い将軍の器か確かめることになる。果たして覚慶は光秀にどう映るのか?いよいよ物語は後半戦に突入!越前でくすぶっていた光秀が次第に表舞台へと導かれていく!

■室町幕府、最後の将軍・足利義昭
室町幕府第15代目にして最後の将軍となった足利義昭。将軍家の次男として生まれ、家督相続以外の子として慣例により6歳から仏門に入り覚慶と名乗っていた。興福寺では僧侶たちを管理する僧官を任されており、このまま高僧として生涯を終えるはずだったが、兄・義輝が暗殺されたことで義昭の人生は大きく変わる。義輝を討った三好家から命を狙われる一方で、次期将軍への期待をかけられてしまう。

この足利義昭という人物は脚本の池端俊作が大河ドラマ「太平記」(NHK1991年)で描いた室町幕府の祖・足利尊氏と対になる人物として長年描きたかった題材と言われている。これまでの大河では聡明でカリスマ性のある将軍として描かれることが多かった足利義昭。しかし「麒麟がくる」に登場する義昭は慈悲深く、少し弱虫なところもある人間味あふれる等身大の将軍として描かれるそうだ。そんな制作側からの思い入れが強いキャラクター足利義昭を演じるのは数多くのドラマや映画で活躍する滝藤賢一。「重要なキャラクターとして描かれると聞いてプレッシャーしかない」と語る滝藤が、「麒麟がくる」後半戦のキーパーソンとなる義昭をどう演じるのか期待したい。

■前回(第23話)ネタバレあらすじ
永禄7年、9月(1564年)三好長慶(山路和弘)が病死したことを受け、将軍・足利義輝は復権を図り、織田信長(染谷将太)を上洛させるよう光秀に命ずるのだった。しかし、信長は美濃攻めに忙しいと、光秀が将軍の御内書を持参したにも関わらず取り合ってくれない。「話の続きはあの者としてくれ」と言われ、百人組の頭である木下藤吉郎(後の豊臣秀吉/佐々木蔵之介)がやってくる。そして、藤吉郎から義輝暗殺の噂が流れていると聞かされ、さらに、それを裏で操っているのが大和にいる松永久秀(吉田鋼太郎)であると知った光秀は大和へ向かうのだった。

その頃、大和にいる駒は、貧しい者たちに施しをする覚慶(滝藤賢一)に会いに来ていた。戦乱の世を憂う駒に、覚慶が麒麟の話をしていると怪しい人影が現れる。覚慶をつけてきた男たちをうまく巻いた二人は賑やかな市を楽しむが、覚慶の傍に細川藤孝(眞島秀和)が現れ、一乗院へ帰るよう促すのだった。

一方、大和の多聞山城を訪れた光秀は、松永久秀と面会する。光秀が義輝暗殺の企てを問い詰めると、松永は討ちはしないが、義輝を京から追い払うという。諸大名からも見放され、身勝手な行動をとる義輝にもはや将軍の器ではないと主張する松永に対し、義輝を排除したとして武士には棟梁たる将軍が必要ではないかと応戦する光秀。すると松永の招き入れで藤孝が姿を現し、義輝を見限り次の将軍を助けると告白し光秀は衝撃を受ける。そして松永は、暗殺を企てる息子らにも義輝を殺害しないよう言ってあるから安心するよう光秀に告げるのだった。

京都に戻ってきた光秀は二条城にいる義輝を訪ねた。信長の上洛は望めないとわかった義輝は、もはやこれまでと「わしの夏は終わった」と告げ、光秀に越前へ帰るよう命じる。そして自分に仕えてくれたことに礼を述べ、最後に「欲を言えば、もう少し早く会いたかった。遅かった!」と涙を滲ませるのだった。

一方、東庵とけんかして家出をしていた駒が京都に戻ってきた。ばつが悪そうに家の前で立っていると通りかかった振売りから東庵が盗賊に襲われ骨を折ったことを聞かされる。驚いた駒はすぐ東庵のもとに駆け付けると、家の中は荒らされ、東庵は右腕を負傷し療治ができないと嘆くのだった。そこへ伊呂波太夫がやってきて、駒が作った丸薬が神社やお寺で評判だから売って欲しいと依頼してくる。

越前に帰ってきた光秀は、家族に温かく迎えられる。家に帰る前に朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)に会ってきた光秀は約束通り、京都での出来事を報告していた。「国の外に振り回されるな。野心を持たずこの国にじっとしておれ」と義景から言われたと語る光秀に、煕子は美濃と織田の戦を案じ、どの国からも戦がなくなればいいと願うのだった。

そして翌年、永禄8年、5月(1565年)京都で一大事変が起こった。三好長慶の子、義継が義輝のいる二条御所を襲撃したのである。京都はまた、動乱の渦に巻き込まれようとしていた。

■第24話「将軍の器」あらすじ
三好・松永の子らによるクーデターが勃発し、将軍・足利義輝が討たれる。それを知った松永は、次期将軍にと考える覚慶に会う為一乗院へ向かう。そして京は空席となった将軍の座を巡り、義輝の弟・覚慶擁立派と義栄擁立派に二分する。

松永と藤孝は、三好から命を狙われる覚慶を大和から脱出させ身を隠す手助けをする。一方、義輝の死を知った光秀は、松永の元へ向かい、義輝暗殺を激しく糾弾する。すると松永は、朝倉義景から届いた文を光秀に見せてくる。

そこには、朝倉家は覚慶が将軍の器であればかくまう覚悟がある。それを光秀に確かめるよう記してあった。気が乗らない光秀に対し、松永はこのまま表から離れ、越前でくすぶっていいのかのかと発破をかける。

松永から覚慶の居場所を聞いた光秀は、さっそく覚慶が身を隠している甲賀へ向かう。初めて覚慶と顔を合わせた光秀は、そこに居合わせた藤孝らに、次期将軍を支えるため朝倉義景を上洛させて欲しいと頼まれる。

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第24話は9月20日(日)総合夜8時より、BSプレミアム午後6時、BSK午後9時より放送。語り:市川海老蔵。出演:長谷川博己/染谷将太/向井理/本郷奏多/ユースケ・サンタマリア/滝藤賢一/吉田鋼太郎ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kirin」。第23話予告動画は番組公式サイトで公開されている。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kirin」。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

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