「コウラン伝 始皇帝の母」時代背景:戦乱の春秋戦国時代紹介!ライバルを倒し頂点へ!

2020年09月20日21時00分ドラマ
(C)DONGYANGHUANYU FILM&
TELEVISION CULTURE CO.,LTD

中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母(原題:皓镧传)」(全34話)9月27日(日)夜9時からNHKBSプレミアムにて放送!李皓钄が生きた時代背景を紹介!番組公式サイトでは紹介ムービーが視聴できる。



「コウラン伝 始皇帝の母」は、「皓镧传」というタイトルで中国で全62話で放送された時代劇ドラマ。舞台は中国、春秋戦国時代。名家で育ち、聡明で美しい娘、李皓鑭(りこうらん)が呂不韋(りょふい)や嬴異人(えいいじん)と出会い、始皇帝の母となるまでの波乱に満ちた人生を描く愛と戦いの物語。ドラマをより楽しむために春秋戦国時代の時代背景を紹介!彼らが生きた戦乱の世とは一体どんな時代だったのか?

■ライバルを倒し頂点へ!戦乱の春秋戦国時代(前770~前221年)
春秋戦国時代は周王朝の衰退から秦が統一するまでのおよそ549年あまりの戦乱の時代を指し、中国史のなかで最初の戦乱の時代とも呼ばれている。春秋時代とそれに続く戦国時代に分けられ、時代が進むごとに秩序の乱れは激しくなっていく。

■春秋時代(前770~403年)覇者が国を守る!
前期は12の諸侯国(晋(しん)、斉(せい)、楚(そ)、秦(しん)、魯(ろ)、宋(そう)、衛(えい)、陳(ちん)、蔡(さい)、曹(そう)、鄭(てい)、燕(えん))があり、これらの国々から、周王に代わって覇者と呼ばれる諸侯のリーダーが登場した。その中で、「斉の桓公(かんこう)」「晋の文公」「楚の荘王」「呉王闔閭(こうりょ)もしくは夫差(ふさ)」「越王勾践(こうせん)」を「春秋の五覇」と呼んだ。このころは周王朝は衰退しているとはいえ、まだ王室は尊重されており、覇者は周王に代わって、夷狄(いてき)と呼んだ周辺国から王朝を守ろうとした。「戦わずして勝つ」の兵法で有名な軍人・孫氏が登場したのものこのころだ。

■戦国時代(前403~221年)下剋上の世へ!
後期になると周王室の権限は地に堕ち、下剋上の世となっていく。弱い王を守るのではなく、自ら天下を取りに行こうとする者たちが現れ、いくつもの国に分裂し、戦乱で勝ち残った「戦国七雄」と呼ばれる七つの大国「秦(しん) 」趙(ちょう)」「斉(せい)」「楚(そ)」「燕(えん)」「韓(かん)」「魏(ぎ)」によって天下が争われていた。この頃は周王室の権限は地に堕ち、下剋上の世となっていた。弱い王を守るのではなく、自ら天下を取りに行こうとする者たちが現れ、いくつもの国に分裂し、戦乱で勝ち残った「戦国七雄」と呼ばれる七つの大国「秦(しん) 」趙(ちょう)」「斉(せい)」「楚(そ)」「燕(えん)」「韓(かん)」「魏(ぎ)」によって天下が争われていた。

★物語の舞台は戦国時代の紀元前3世紀半ば。この時代をもう少し詳しく見て行こう。

この頃、国を強くするためにいくつもの政策が打ち出され、社会が大きく変わっていく。まず、人々は侵略で得た広大な土地をこれまでなかった鉄製の農具で耕し、多くの作物が手に入るようになる、するとそこから取引が生まれ、貨幣を使うようになりそれが国益に繋がっていった。そうして政治だけでなく、経済、文化、思想など多くのものが生まれる中で、秦は他国に比べいち早く富国強兵に力を入れた為、統一に一歩大きくリードすることになる。

もちろん、戦国七雄はそれぞれ王や大臣が改革を行い、国力を充実させて周囲の小国を侵略し勢力を拡大していったが、その中でも西方の秦が台頭してくる。他にも南国の楚、東国の斎でが台頭してくるが、次第に楚、斎が衰退してくると、これまで国力を強くしてきた秦の一強時代になる。そして紀元前247年、「始皇帝」と呼ばれることになる嬴政(えいせい)が即位すると、秦は統一に向けて動き出す。紀元前221年、最後に残った斎を滅ぼし、諸侯はすべて秦の元に統一、ここに長く続いた分裂の時代は終焉を迎えることになるのだった。

原題:皓镧传
制作:2019年 中国

紹介ムービーとインタビュー映像
NHK「コウラン伝 始皇帝の母」番組公式サイト
 2020.09.27スタート 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
  ※再放送 翌週13:00~ 
Youtube予告動画

【華流ドラマ】【作品詳細】【「コウラン伝」を2倍楽しむ】