NHKBS「コウラン伝 始皇帝の母」李皓ラン、嬴異人、呂不韋・メインキャスト紹介!インタビュー映像公開

2020年09月27日09時00分ドラマ
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中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母(原題:皓镧传)」9月27日(日)夜9時からNHKBSプレミアムにて放送!美しく芯の強い女性、主人公・李皓钄(りこうらん)と、彼女を巡りロマンスをくり広げる2人の男性、嬴異人(えいいじん)と呂不韋(りょふい)の人物像とキャストを紹介!番組公式サイトでは紹介ムービーが視聴できる。

【「コウラン伝」を2倍楽しむ】では時代背景や人物紹介、各話の詳しいあらすじと見どころなどまとめて紹介している。



「コウラン伝 始皇帝の母」は主人公・皓ラン(こうらん)や、彼女をとりまく人々の人生を描くドラマチックなストーリーが展開されていく。その中にはラブロマンスあり、危険な騙し合いありのお楽しみがギュッとつまった作品となっている。舞台は春秋戦国時代の中国、乱世に翻弄されながら強く生きた皓ランと、天下を夢見る呂不韋(りょふい)、そして密かに皓ランに想いを寄せながらも秦の皇帝へのし上がっていく嬴異人(えいいじん)。主役となる3人の人物像を紹介!

■名家の娘 李皓钄(りこうらん)
美しく聡明な女性、皓ランは、継母の策略により実母を殺され、家を追われてしまう。しかし踊り子として王宮に入り、その賢さが王妃に気に入られ、王妃付きの女官となる。ドラマでは皓ランとして登場するヒロインは趙姫がモデルとなっている。彼女に関しての資料は少ないが、趙の出身で豪族の娘であったとされている。そして当時商人だった呂不韋の妾となるが、秦の王子、子楚(=嬴異人)に気に入られて妃になる。しかし、その時すでに呂不韋との子供を宿しており、その子供が政(後の始皇帝)という説が今でも残っている。ドラマでも皓ラン、呂不韋、異人の恋愛模様が描かれる予定なのでロマンス好きには見逃せない。

主人公の李皓ランを演じるのは呉謹言(ウー・ジンイエン)は「瓔珞(エイラク)~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~(原題:延禧攻略)」で大ブレークを果たし、一躍トップ女優の仲間入りを果たした。現在29歳のウー・ジンイエンは2011年にデビューし、数多くのドラマや映画に出演するもヒット作に恵まれず、知名度は高くなかった。しかし2018年に社会現象化するほどのヒット作となった「瓔珞」の主演に抜擢されると、その美しさと演技力で人気を確固たるものにした。

作品にかける情熱は人一倍強く、自分が出演した作品はオンエア後に必ずチェックし、ネットユーザーの意見にも目を通すという。セリフも全て暗記し、大事なシーンの前には準備を怠らないストイックな一面も見せる。今回の「コウラン伝」に出演にあたり、懸命に生きる皓ランは自分に似ていると語るジンイエン。皓ランの波乱万丈な人生をどう演じるか、熟練された彼女の演技にも注目したい。

■人質から国王へ 嬴異人(えいいじん)
秦の太子、安国君(あんこくくん)と側室・夏姫(かき)の息子。ドラマでは眉目秀麗で物静かだが、実は切れ者として描かれる異人。異人に関する資料によると、秦の国王の孫、王孫でありながら趙の国で人質として暮らしていたとされている。異人は兄弟が多かったことや、夏姫がすでに安国君の寵愛を失っていたことから王位に就ける可能性は極めて低く、母国にとって死んでも惜しくない人材だった。そして当時、趙との関係を悪化していた秦の待遇は悪く、日々の生活費にも事欠くほどであったという。しかし、呂不韋との出会いにより、秦の国王への足がかりを掴むことになる。呂不韋の働きにより、趙で名声を上げた後、安国君の正室、華陽夫人の養子となる。安国君が即位し、孝文王となると、異人は後継ぎに指名され、その時名前を子楚と改名した。ドラマでは、呂不韋と皓ランとの出会いにより、2人の協力で秦への帰国を目指すが、一方で、同志である皓ランへの密かな恋心を抱くようになる。

嬴異人を演じるのは、中国時代劇場版ロミオとジュリエットとして大ヒットした「麗王別姫~花散る永遠の愛~」の茅子俊(マオ・ズージュン)。モデル出身の彼は現在、若手俳優として数多くのドラマで活躍している。人質として不遇な時代を生きる中で、美しい女性、皓ランと出会い、彼女の聡明で芯の強さにひかれていく王子様を演じる。中国きってのイケメン俳優に期待も高まる。

■野心家な商人 呂不韋(りょふい)
衛の国出身の商人である呂不韋。ドラマの中では大胆不敵な野心家として描かれる呂不韋。商人という身分のせいで虐げられる理不尽さに立ち向かい、皓ランと共に異人を秦の国王に就けるために尽力する。歴史上でも多くの資料が遺されている呂不韋。趙の人質になっていた秦の王孫、異人を偶然目にした呂不韋は、みすぼらしい身なりだが元は高貴な身分であることに目をつける。呂不韋は父親と相談し、将来の為に異人に投資をすることになる。金をつぎ込み、あの手この手で異人を売り込んだ呂不韋は、異人を秦の皇太子の座につけることに成功する。異人は皇太子になったタイミングで子楚に改名、その後、荘襄王として即位すると呂不韋は宰相に就任し、広大な領地を授けられたとされる。

その後、荘襄王が若くして亡くなり、太子の政が秦王となると、呂不韋は父に次ぐ尊称、中父(ちゅうほ)という称号を授けられ、実権を握るようになる。一方で、多くの食客を集め、学問や政治にも力を注いだ。彼の食客の中には後の宰相、李斯もいたとされる。才覚を認められた李斯は、呂不韋の推薦を受け、秦王の側近となり、秦帝国の成立に尽力した。このことから、呂不韋は商人の出でありながら、秦の建国に大いに貢献した人物とされる。

ドラマで呂不韋を演じるのは「瓔珞~」でウー・ジンイェンと共演した聶遠(ニェー・ユェン)が再共演する。ユェンは以前のインタビューで、歴史上有名な人物、呂不韋を演じるにあたり、呂不韋の行動や言動に説得力が必要と考え、言葉遣いや仕草などにも気をつけながら役作りに取り組んだと語っている。ドラマの中では欲に満ちた男だが、方や皓ランと心を通わせながらもうまくいかない呂不韋をユェンがどう演じるのか彼の演技力にも期待したい。

※その他
■雅(が)王女(架空の人物)
趙王と厲(れい)王妃の一人娘。嬴異人に一方的に思いを寄せ追いかけ回すも相手にされず、嬴異人と距離を縮める李皓钄を敵視する。いっぽうで李皓鑭の頭の良さを認め、それを逆手にとって李皓鑭を陥れるが…。
★海鈴(ハイ・リン)
ドラマ「毛YY被婚記」の撮影に参加したのを機に芸能界デビュー。「太子妃狂騒曲」で認知度を高める。他にも「運命の桃花~宸汐縁~」「天意 レジェンド・オブ・キングダム」などに出演している。

■厲(れい)王妃(架空の人物)
趙王の正室で雅の母。超王に見初められ側室となるところだった李皓钄を女官として手元に置くが、邪魔になると命を奪おうとする冷酷でキレ者。
★寧静(ニン・ジン)
1972年生まれで、放送当時47歳だったが圧倒的なオーラのある美人女優だ。中国人なら知らない人はいないくらい超有名な演技派女優。「芸汐<ユンシー>伝~乱世をかける永遠の愛~」「レジェンド・オブ・浪人!〜エンチンがゆく〜」などに出演している。

原題:皓镧传
制作:2019年 中国

紹介ムービーとインタビュー映像
NHK「コウラン伝 始皇帝の母」番組公式サイト
 2020.09.27スタート 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
  ※再放送 翌週13:00~ 
Youtube予告動画

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