渋オジ達が泣かせてくれる…「天使にリクエストを」第3話予告動画と第2話ネタバレあらすじ

2020年09月27日23時59分ドラマ
@NHK

元マル暴刑事で探偵の江口洋介、探偵助手の上白石萌歌、資産家の倍賞美津子、敏腕訪問看護師の志尊淳の4人のサイレント・エンジェルが本格始動!2人目の依頼者は、身元不明で元ホームレスの末期がん患者・武村(塩見三省)…NHK 毎週土曜よる9時から「天使にリクエストを~人生最後の願い~」を放送!10月3日(土)放送の第3話のみどころと第2話ネタバレあらすじを紹介、10分間のPR動画などが番組公式サイトで公開している。
※NHKプラスで放送後1週間見逃し配信中⇒NHKプラスについて



「天使にリクエストを ~人生最後の願い~」は、元刑事の探偵とその助手、看護師、謎の資産家の老女の4人が、依頼者の“最期の願い”に向き合いながら、それぞれの心の傷を見つめ、新たな未来へと踏み出していく物語。

9月26日放送の第2話「捨て子ブルース」では、優しい2つのウソに泣かされた。1つはヤクザの組長・山本克己(六平直政)が、捨てられた状況が違うといって幹枝(梶芽衣子)の子であることを否定するところ。山本は、余命いくばくもない母に自分の罪まで背負わせたくないと実子でないとウソをつく。2つめは島田(江口洋介)がもう1人の捨て子候補の医師・山岡浩司(山崎一)に、自分がその子供だとウソをついてほしいと頼むところ。島田は自分が幹枝を騙したことを恥じるのだが、すべてを悟っていた幹枝は、自分の息子である山本の名前が載った新聞記事を握りしめて“最期の時”を迎える。

Twitter上では、幹枝を看取る時の江口のくしゃくしゃの泣き顔や、山崎が幹枝の手を取り静かに涙するシーン、そして六平が幹枝に寄せた思いのほか深い愛情に、「ボロ泣きした」「泣きの演技が巧みすぎる」と渋オジ俳優の本気泣きに泣かされたとの声が上がっている。それにしても、本作には渋め俳優の出演が目立つ。泣きの演技はまだないが、ホスピスの医師・川端役の矢島健一や、島田が通うバーのマスター役の蛍雪次朗も存在そのものが頼もしい。

10月3日放送の第3話「貧民狂想曲」にも、渋いイケオジ・塩見三省が登場。塩見は2人目の依頼者となる身元不明の元ホームレスで末期がん患者の武村役を演じる。ずっと偽名で生きてきた戸籍も住民票もない武村の家族を探してやってほしいと医師・川端が島田に依頼するが、「もうじき死ぬのはわかってる。先生、頼むから好きなところで死なせてくれ。無駄に長く生きてしまった…」と退院を望む武村。謎だらけの男の最期の願いとは…。

■前回:第2話「捨て子ブルース」あらすじ
やっと対面できた草間組の組長・山本克己(六平直政)を目の前にして、幹枝(梶芽衣子)は子供を捨てることになった顛末を語り始める。母の再婚相手に暴行され、家を飛び出した幹枝(倉島颯良)は、当時知り合いだった稲田貴男(足立英)のもとに身を寄せる。しかし、幹枝の居場所を探し出した義父は稲田に暴力をふるい、二人は引き裂かれてしまう。稲田と別れた後、妊娠がわかるが、一人で育てることもできず、養護施設の前に捨てたのだ。

「悪いのは全部私です。それでも、私はあなたを産みたかった。あなたと居たかった」と幹枝は山本に訴える。その後の人生を問う山本に、幹枝は東京に出て仕事をみつけ、そこで知り合った人と結婚するも子供はできず離婚し、それからはずっと一人でいたと語る。そして「死ぬ前にどうしても会いたくて、今更だけど本当にごめんなさい」と謝る。

しかし、山本は自分が捨てられたとき一緒に“克己”と名前が書かれた紙が置かれていたという。幹枝には覚えのない事実に、山本が幹枝の子ではないことが判明。捨て子探しは振出しに戻ってしまう。

その夜、幹枝は実はもう1人候補者が居るといって、地域医療に献身する捨て子だった医師が書いた本を差し出す。会って確かめたいと言う幹枝だが、その晩、喘息の発作で危険な状態となってしまう。東京に戻るか、医師に会いに岐阜へ向かうか、選択を迫られる島田(江口洋介)たち。判断を託された付き添いの看護師・寺本(志尊淳)は、岐阜へ向かう指示を出す。

診療所の医師・山岡浩司(山崎一)は島田から事情を聞くが、山岡はすでにDNA鑑定で実証された実母と再会を果たしていた。島田は山岡に幹枝の息子だとウソをついてほしいといい、山岡はそれに応える。「やっと会えましたね」と言う山岡に、幹枝はただ「ごめんなさい」と謝るだけだった。

幹枝をホスピスに戻し、「最期の願いを叶える」という仕事に区切りがついた。資産家の和子(倍賞千恵子)は探偵事務所へやってくると、1億あるから、人間の最後の願いを叶える財団法人を作り、一緒に活動してほしいと言う。亜花里(上白石萌歌)は大喜びするが、島田は幹枝に嘘をついたことを話し「嘘で人は救えない」と断る。そこに山本から電話がかかってくる。山本は幹枝が死んだら手厚く葬ってやって欲しいと頼み、金が無かったら出すと言う。山本は母である幹枝をヤクザの自分と関わらせないために、あえてウソをついていたのだ。

病室を訪れた島田は、幹枝から死の直前に「ありがとう、おかげであの子の幸せを祈れます」と感謝される。幹枝の手には山本の名前の入った新聞の切り抜きが握られていた。島田は「あんたわかってたんだね。子供なんだからさ」と泣きくずれる。

医師の川端(矢島健一)は「大松さんのために泣いてくれる島田さんだったら…」と、元ホームレスの末期がん患者・武村(塩見三省)の素性を調べて欲しいと島田に相談を持ち掛ける。

■第3話「貧民狂想曲」あらすじ
元ホームレスの末期がん患者・武村(塩見三省)の素性を調べて欲しいと頼まれた島田(江口洋介)。武村の「最後の願い」は、アパートで荷物の整理をしたいという単純なもの。望みは叶えたものの、帰り際に口にした「俺はかつての爆弾犯」という言葉が胸に引っかかる。武村は小説を書くことが生き甲斐だったが、過去に生活保護受給者の宿泊所で小説を侮辱されたことがあった。その時、武村が病院を抜け出したという報せが入り…。

NHK 2020年9月19日スタート。毎週土曜日放送、「天使にリクエストを~人生最後の願い~」。出演:江口洋介、上白石萌歌、志尊淳、板谷由夏、倍賞美津子、梶芽衣子、塩見三省、山本學、西郷輝彦 ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_dramas」。PR動画は番組公式サイトで公開されている。

NHK「天使にリクエストを~人生最後の願い~」番組公式サイト

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