「麒麟がくる」第28話さらば浪人生活!光秀(長谷川博己)幕臣へ!第27話ネタバレあらすじと予告動画

2020年10月17日09時00分ドラマ
©NHK

長谷川博己主演、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(総合夜8時~ほか)上洛した義昭(滝藤賢一)が将軍就任!ついに光秀(長谷川博己)が表舞台に躍り出る10月18日(日)放送の第28話「新しき幕府」あらすじと第27話「宗久の約束」ネタバレあらすじ、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。

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10月11日放送の第27話「宗久の約束」では上洛に備え、偵察のため京都を訪れた光秀は堺の商人であり茶人でもある今井宗久(陣内孝則)と出会う。宗久のたてたお茶を光秀が飲むシーンでは、以前に本木雅弘が演じた斎藤道三がお茶に毒を仕込んだ場面を連想した視聴者が反応し、「登場人物がお茶を飲む度に謎の緊張感が生まれる」「お茶を飲むだけでこんなドキドキする大河は見たことない!」など注目が集まった。そして、27話終盤で足利義昭(滝藤賢一)がついに織田信長(染谷将太)と上洛を果たす。しかも宗久との約束で武装しないでの入京となり、幕府復興に向け新たな風が吹く予感をさせるエンディングとなった。
 
10月18日放送の第28話では信長が「大きな国」実現の為に動き出す。まずは先の将軍、足利義輝を討った三好一族に加担したとして松永久秀(吉田鋼太郎)の処遇について議論がなされる。しかし松永からは信長を良く思っていない越前の朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)や近江の六角丞禎などが信長を狙っているというタレコミ情報も飛び出してくる・・・。義昭を奉じ上洛し、幕府を味方につけた信長の快進撃が開始する!

■松永久秀が信長に献上した「九十九髪茄子」
足利義昭を擁立し、上洛を果たした織田信長。それに協力した松永久秀は信長とは同盟関係にあったとされ、その証として京都で会見した際、刀や人質と共に名物と言われる茶器「九十九髪茄子」を献上。このおかげで松永は幕臣の一人として名を連ね、大和一国を受領したとも言われている。

この「九十九髪茄子」は「付喪茄子」とも表記される茶入れで中国の唐物茄子茶入として貴重だが、わずか6㎝の茶入れが辿った数奇な運命も興味深い。名前の由来は、釉薬がはげて土の部分が見えることから完全な形を意味する「百」に対して欠陥がある「九十九」と名付けられたとも、これを購入した茶人・珠光が「九十九貫」で購入したからとも言われている。この茶入れは当初、第3代将軍足利義満が所有したとされ、その後も足利家が所有していたが、巡り巡って1558年に松永久秀が1千貫で入手したとされる。

それが上洛した信長の手に渡り、以後この茶入れは信長のお気に入りとなる。そして信長没後、本能寺の焼け跡から拾い出さた「九十九髪茄子」は豊臣秀吉の所有物となる。その後、大阪城に置かれるが1615年大阪・夏の陣で大阪城と共に再び戦火にさらされる。徳川家康の命により、大阪城の焼け跡から探しだされた「九十九髪茄子」は破片を漆で継ぎ合わせ修復された。家康はこれを探し出した藤重藤元に褒美として与え、その後は藤重家に伝来していたが、1876年に三菱財閥の2代目総帥、岩崎弥之助が借金して入手している。三英傑と呼ばれた信長、秀吉、家康の手を介した「九十九髪茄子」は現在、静嘉堂文庫美術館に保管展示されているので、展示の際は歴史ある茶器を見て戦国時代に思いを馳せてみるのもいいかもしれない。


■前回(第27話)ネタバレあらすじ
永禄11年(1568年)7月、足利義昭一行が美濃の立政寺に到着し、義昭は織田信長と面会を果たした。信長は忠義の証として1千貫(現在の価値で約1億5千万円)を献上するが、大金を目の前にした義昭は貧しい民を救うことしか考えておらず、戦へ行く心構えがなっていない様子。武士らしくない義昭に不安を覚える信長だったが、上洛する覚悟は変わらなかった。京都へ入るには三好一族とその仲間になった近江の六角丞禎との戦が待っている。信長の妹、お市が嫁いだ浅井長政も共に上洛する意向を伝えてきており、信長は浅井の元へ訪れる予定になっていた。そして信長は光秀に、京へ行き三好一族の兵数と朝廷が彼らをどう思っているか探ってきて欲しいと依頼する。


京では、光秀より一足先に木下藤吉郎(佐々木蔵之介)が潜伏し、信長が10万の兵を率いて義昭と共に上洛するという噂を流していた。それにより三好勢は警備を強化し、京都の人々は戦に怯え市中から逃げ出すものもいた。藤吉郎と合流した光秀は東庵(堺正章)と駒(門脇麦)の元を訪れ、数年振りに2人と再会する。共に来た藤吉郎も駒との再会を喜ぶが、信長の家来になったと報告すると東庵が焦り出し、部屋の奥で療治をしているのが三好の身内の者だと告げる。外に三好の家来が控えていると聞くと身の危険を感じた藤吉郎はその場から立ち去ってしまう。


一方、朝廷の内情を知りたい光秀は、関白・近衛前久(本郷奏多)と懇意にしている伊呂波太夫(尾野真千子)を介して話が聞きたいと考え、太夫の元へ連れて行って欲しいと駒に頼む。これ以上、戦を望まない駒は京を戦火に巻き込まないで欲しいと光秀に訴え、太夫がいるところへ案内する。太夫曰く、朝廷は三好が勝つか、信長が勝つか様子を伺っており、信長が勝てば義昭を将軍に任ずることは間違いないという。しかし堺の会合衆がついている三好の財力は強大で、特に今井宗久という商人は鉄砲でかなり儲けを出しているという。そんな会合衆がついているから三好は兵も鉄砲も手にしているので強いと言うのだ。以前、宗久から丸薬を巡り商売話を持ち掛けられたことを思い出した駒は、光秀に宗久に会ってみないかと持ち掛けるのだった。


次の日、宗久の元を訪ねた駒は、薬を売る条件として三好から手を引き、戦の手助けはやめて欲しいとお願いする。しかし宗久は、三好と手を切ったところで信長が堺の商いを守ってくれる保障はないとその提案を断る。しかし宗久は信長にも珠薬や鉄砲を売っていた。その際、帰蝶から光秀の噂を聞いていた宗久は、光秀と面会する。今回の戦は信長に勝機があると考える宗久は、堺の商いを守ってくれるならば信長につくと申し出る。そしてその条件として、京の町に火をかけないこと、堺を守ることを提示してくる。その証に上洛の折には武装解除して欲しいという条件を出す。そして宗久は、この条件を受け入れてくれれば堺の会合衆も説得するというのだった。

美濃に帰った光秀はさっそく信長に宗久からの条件を伝える。柴田勝家(安藤政信)はじめ、その提案に反対する家来衆から怒号が飛び交う中、信長は義昭にも意向を確認するとその場を収める。義昭は鎧兜をつけずに上洛することに賛成し、信長もそれを容認する。武士の家に育った信長にとって、鎧兜をつけずに上洛することは受け入れ難いものだったが、一方で三好の財源を絶つという宗久の条件には利があると考えていた。そして信長は光秀に対し、義昭に仕えるか自分の家臣になるか決めるよう迫るのだった。

その年の9月、信長は近江の六角丞禎を攻めると、会合衆の後ろ盾を失った三好勢と共に弱体化していた六角軍を撃破。そして信長は、武装することなく足利義昭を奉じて京へ入ることに成功する。京を支配していた三好勢は既に撤退し、京の町が戦火に包まれることはなかった。義昭の上洛は新たな室町幕府が動き出した瞬間だった。


■第28話「新しき幕府」あらすじ
足利義昭が上洛を果たし、京を支配していた三好勢は織田軍の勢いに敵わず摂津へ落ち延びる。そして三好が擁立した第14代将軍・足利義栄が病死した為、義昭が将軍に任ぜられることが濃厚になる。勢いづく織田軍は畿内から三好勢を駆逐するため、拠点である摂津に向かい圧勝する。

光秀も活躍が認められ、将軍奉公衆に取り立てられる。先の将軍・義輝暗殺に関与した疑いがある松永久秀の処分を巡り、織田側と三淵ら奉公衆の意見が割れる。しかし、最終的に信長の意向に従った義昭の意見により松永を受け入れることになる。そんな松永は、朝倉義景が三好や六角と組んで信長へ反撃をしようとしていると光秀に伝えるのだった。

一方、義昭は幕府の政務を、代々将軍に仕えてきた摂津晴門(片岡鶴太郎)に任せることを認めて欲しいと願い出る。光秀と藤孝は義輝を守れなかった摂津の再起用に胸騒ぎを覚える。その後、義昭の将軍就任が決まり、それを見届けた信長は急いで美濃の岐阜城へ戻って行った。しかし織田軍が手薄になった隙をつき、義昭の仮りの御所としていた本圀寺が三好勢によって攻撃されてしまう。果たして光秀はこのピンチを切り抜けられるか?


NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第28話は10月18日(日)総合夜8時より、BSプレミアム午後6時、BSK午後9時より放送。語り:市川海老蔵。出演:長谷川博己/染谷将太/谷原章介/眞島秀和/安藤政信/滝藤賢一/尾野真千子/陣内孝則/佐々木蔵之介ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kirin」。第28話予告動画は番組公式サイトで公開されている。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。


NHK大河ドラマ「麒麟がくる」番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kirin」。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

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