NHKBSP「コウラン伝 始皇帝の母」皓ランを襲う女の陰謀|第4話予告と第3話ネタバレあらすじ、豆知識

2020年10月17日09時00分ドラマ
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中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母(原題:皓镧传)」宮中で女同志のマウント勃発!皓钄(こうらん)に敵対する古株女官が仕掛けるワナとは?10月18日(日)夜9時からNHKBSプレミアムにて放送の第4話あらすじと第3話ネタバレあらすじ、豆知識(中国の縁起物)を紹介、番組公式サイトでは紹介ムービーが視聴できる。



「コウラン伝 始皇帝の母」は、「皓镧传」というタイトルで中国で全62話で放送され、NHKでは全34回で放送予定。中国、春秋戦国時代、趙の名家で育った聡明で美しい娘、李皓鑭(りこうらん)が、時代に翻弄されながら、秦の始皇帝の母となるまでの波乱に満ちた人生を描く愛と闘いの物語。
【「コウラン伝」を2倍楽しむ】では時代背景や人物紹介、各話の詳しいあらすじと見どころなどまとめて紹介している。

前回10月11日放送の第3話で空中演舞で見事なエアリアルティシューを披露しただけでなく、業火の中から生還した皓ラン。「自分は悪くないから絶対謝らない」というプライドの高さもこのポテンシャルを見ればも許してしまいそうになるほどだ。また、そんな皓ランのピンチを助けてくれるツンデレ呂不韋(りょふい)とのタッグを楽しみにしている視聴者から「呂不韋と皓ランの連携プレーにスッキリ。」「やられたらやり返す最高。」という声も寄せられ、今後の2人の活躍にも注目が集まった。

次回10月18日放送の第4話では、皓ランが宮中の女官として働くことになり、古株の女官から嫌がらせを受けてしまう。義妹・岫玉(しゅうぎょく)や雅王女など周りを取り巻く女性たちから妬まれ続ける皓ラン。果たして皓ランは降りかかる災難をどうやって回避するのか次回を楽しみに待ちたい。

■前回:第3話ネタバレあらすじ
呂不韋の父、呂鑫(りょきん)から宝物を盗んだ濡れ衣を着せられた皓ラン。しかし呂不韋の機転によりピンチを脱する。宝が入った箱は山椒でできており、呂不韋は犬にその匂いを嗅がせ真犯人を見つけ出した。宝物を盗んだ犯人は揺姫だった。呂鑫は間違いだったとはぐらかすが、皓ランは盗人として厳しく処罰するよう申し出て、呂鑫はやむなく揺姫を屋敷から追い出してしまう。呂不韋は父に頭を下げて欲しいと頼むが、皓ランは自分に非はないと断る。

呂不韋は頭は下げない皓ランを町へ連れて行き「それでは養っている分の金を返してもらおう」と踊り子として道で踊るよう強要する。それを皓ランの父親、李赫(りかく)が目撃し、家に連れて帰えろうとする。しかし皓ランは自分の力で生きて行くと言って親子の縁を切ってしまう。皓ランを追い出したい呂鑫は、皓ランが屋敷に居座っていることに不満を漏らす。そこで呂不韋は牢屋で出会った嬴異人(えいいじん)を王に据え、自分たちも権力を手に入れようと持ち掛ける。そして皓ランは、この計画に必要な駒だと説明した。

その後、呂不韋は司徒缺(しとけつ)を連れて異人の元を訪れる。呂不韋は王孫である異人がこんな粗末な家に住んではいけないと言い、異人の為に力を貸す代わり見返りを求めた。異人は、自分は価値のない人質だから呂不韋の期待に応えられないと返答した。

ある日、皓ランと市に来ていた呂不韋は高価な琴を購入する。実はその琴は楚の王が愛したという貴重な琴で異人の持ち物だった。金に困った異人の使用人が内緒で琴を売っていたのだ。その琴が異人の持ち物だったと気づいた呂不韋はさっそく異人の元へ皓ランを使いに出す。病弱な上に琴を失ったショックで倒れてしまった異人を看病する皓ランは、その琴で美しい音色を奏でていると異人が目を覚ます。異人は目の前に琴があることに驚くが、これは一度売りに出したもので自分のものではないと言って、琴は皓ランの元に留まることになった。

雅王女が病に伏せっている異人を訪ねてきた。皓ランが奏でる琴を聞いて、異人に好きな人ができたのでは?と疑う雅王女。そして舞姫を探している趙王のところへ行き、丞相の宴席で美しい舞を披露したという呂不韋の舞姫、皓ランを献上させてはどうかと提案する。

趙王は文武百官を招いて皓ランの舞を披露させた。皓ランの踊りは素晴らしく趙王は丞相をほめる。そこへ陰陽師の太トがやって来て、邯鄲の町で子供たちが昔の歌を歌っているのを聞いたが、それは良くない兆候であると言い、国に災いをもたらすものとして皓ランを悪女だと告げる。異人や蛟王子の願いも聞き入れてもらえず皓ランを生贄として神に捧げることが決定する。

祭祀が行われる当日、皓ランに別れを告げにきた呂不韋は「上着が私の身代わりになる。天国で自分を見守って欲しい。」と言って着物を渡す。呂不韋は趙王に会い、ある女が吉兆の象徴である白鹿を見たと聞いたので連れてきたと言う。そして呂不韋は本当に白鹿を運んできたので趙王は喜び、呂不韋に王宮の衣食や食料を管理する役職を与え剣を授けた。その夜、皆が見守る中で皓ランは高炉の中に入っていき、火が付けられた。すると燃え盛る高炉が突然爆発し、なんと中から無傷の皓ランが姿を現した。皓ランは趙王に神からのお告げとして太トを生贄にするように告げる。趙王はそれを聞いて、皓ランを生贄にすることは出来ないと判断し、皓ランは命拾いをする。

■豆知識:中国の縁起物
第3話で呂不韋が吉兆の証として白鹿を趙王に献上したが、こうしたアルビノ(メラニンの欠乏により白くなること)の動物を古代中国では縁起の良い瑞獣・瑞鳥と見なし、白い雀や白い鹿などが君主に献上されたという例がある。中国で「瑞」は「吉祥」「めでたい」ことを意味し、瑞獣は吉祥獣として中国の神話にもよく登場する。

また、中国で瑞獣と言えば四神のこと意味し、応竜、鳳凰、麒麟、霊亀を四大瑞獣が一般的。この中でも愛と幸せを運ぶとされる鳳凰や、麒麟は日本でもよく知られる架空の聖獣なので聞いたことがある人もいるかもしれない。ちなみに龍は皇帝を、鳳凰は皇后を象徴する瑞獣とされ、多くの芸術品や宗教施設の装飾で龍が描かれる場面には鳳凰も並んで登場することもある。このように中国の歴史においても重宝された瑞獣は、書道や絵、彫刻の中でよく見られるので今後ドラマの中にある装飾品に隠れていないか探すのも楽しみのひとつになるかもしれない。

■第4話あらすじ
燃え盛る祭壇から生きて還ってきた皓ランに人々は奇跡だと驚く。趙王は皓ランをそばに置きたいと考えるが、皓ランに興味を持った厲王が自分付きの女官にしたいと申し出る。聡明な皓ランは王妃に気に入られたことで古株の女官は皓ランを敵視し、彼女を追い出そうと企む。そのことに気づいた皓ランは呂不韋に助けを求めるのだが。

一方、呂不韋の側近の司徒缺は秦に行き、異人の実母である夏姫に会いに行く。人質として趙にいる異人の救出を求めに来たが、王の世継ぎである太子に面会できないかと相談する。それを受け、夏妃は異人の救出を秦の太子に願い出る。そして秦が趙との開戦が近づく中、呂不韋は皓ランに共に秦へ行こうと誘う。しかし宮中で皓ランはある事件に巻き込まれまたしても命の危険に晒される。

原題:皓镧传
制作:2019年 中国

■キャスト相関図(NHK)
李皓鑭(リ・こうらん)役:ウー・ジンイエン [声:中村千絵]
呂不韋(りょふい)役:ニエ・ユエン[声:東地宏樹]
嬴異人(えいいじん)役:マオ・ズージュン [声:平川大輔]
雅(が)役:ハイ・リン [声:松井茜]
厲(れい)役:ニン・ジン [声:深見梨加]
趙 丹(ちょうたん)役:ワン・ジーフェイ [声:内田直哉]
韓 瓊華(かんけいか)役:ジャン・ナン [声:甲斐田裕子]

紹介ムービーとインタビュー映像
NHK「コウラン伝 始皇帝の母」番組公式サイト
 2020.09.27スタート 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
  ※再放送 翌週13:00~ 
Youtube予告動画

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