NHKBSP「コウラン伝 始皇帝の母」命狙われ異人ピンチ!第5話予告と第4話ネタバレあらすじ、豆知識

2020年10月24日09時00分ドラマ
©DONGYANGHUANYU FILMS 
& TELEVISION CULTURE CO.,LTD

中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母(原題:皓镧传)」謎の流行り病が女官たちを襲う!原因を探る皓ランに王妃毒殺の疑いがかけられる!一方で異人にもピンチが訪れる10月25日(日)夜9時からNHKBSプレミアムにて放送の第5話あらすじと第4話ネタバレあらすじ、豆知識(皓ランの命を救った火浣布とは)を紹介、番組公式サイトでは紹介ムービーが視聴できる。



「コウラン伝 始皇帝の母」は、「皓镧传」というタイトルで中国で全62話で放送され、NHKでは全34回で放送予定。中国、春秋戦国時代、趙の名家で育った聡明で美しい娘、李皓鑭(りこうらん)が、時代に翻弄されながら、秦の始皇帝の母となるまでの波乱に満ちた人生を描く愛と闘いの物語。⇒【作品詳細】【各話あらすじ】

前回10月18日放送の第4話では、命の危険を目の当たりにした皓ランがつい呂不韋(りょふい)の胸に飛び込んでしまうドキドキの一幕があり、さらに嬴異人(えいいじん)から贈られた匂袋を皓ランから取り上げる呂不韋の嫉妬心が垣間見れたりと2人の恋模様に展開が見られた。そして新たに秦の太子である安国君(あんこくくん)と宮廷の医師、殷小春(いんしょうしゅん)が登場!今後、異人の王座を巡り物語の中で重要人物になるであろう安国君は、側室の顔を忘れても優しくふるまうというどこか憎めないキャラクター。殷小春は皓ランの良き相談相手になるので物語を盛り上げてくれそうな2人にも注目だ。

次回10月25日放送の第5話では、蕭紅葉(しょうこうよう)の策略にまたしても皓ランがはめられる。女官の間で謎の病が流行し、その原因を皓ランが探るとそこに紅葉の影が・・・。一方で異人の命を狙う者もあらわれて異人ピンチ!そして皓ランへの恋心に気づく呂不韋はストレートに告白するが、果たして皓ランの返事は?一波乱も二波乱もありそうな第5話も見逃せない!

■前回:第4話ネタバレあらすじ
皓ランは爆発した高炉の中から奇跡的に生還した。周りが称賛する中、太朴だけは皓ランを悪魔だと主張する。しかし皓ランは神が太朴を生贄にせよ、さもなければ趙国に災いが降りかかるだろうと告げた。それを聞いた趙王はすぐに太朴を生贄に捧げた。趙王は皓ランを気に入り側に置きたいと考えるが、皓ランの賢さに気づいた厲王妃が皓ランを自分付きの女官にすることを決める。

皓ランは呂不韋が置いていった服が火ネズミの毛で作ったものだったので炎に包まれても平気だった。そこへ皓ランに会いに嬴異人がやってくる。呂不韋は皓ランの腕に傷があるのを発見し、急いで医者のもとに連れて行った。そこには王宮の医師、殷小春(いんしょうしゅん)が爆発によるけが人の手当てに追われていた。小春から塗り薬をもらい、皓ランと呂不韋はその場を後にした。異人は呂不韋に、今後皓ランは王妃付きの女官になるので気を付けた方がいいと忠告する。

厲王妃は皓ランが火ネズミの衣を使ったことを見破っていた。通常ならば、王を欺いた罪に問われるが、厲王妃は利口な皓ランを気に入る。そして厲王妃は皓ランにかんざしを取ってくるよう頼むのだが、その途中皓ランは義妹の岫玉(しゅうぎょく)に会う。皓ランは岫玉が蛟王子の寵愛を得ようとしていることを皮肉ったので、怒った岫玉が皓ランに手を上げようとする。そこで皓ランは先にかんざしが入った宝箱を投げ、王妃の大事なかんざしを壊してしまった。

王妃は皓ランが機転を利かし先に王妃に会うため戻れるように宝箱を投げたと見抜く。さらに皓ランは煙をいぶして宮中の嫌な臭いを取り除き、王妃に気に入られた。古株の女官、蕭紅葉はそんな皓ランに嫉妬心を抱き、厲王妃の装飾品の確認と称し皓ランのもとを訪れる。一瞬の隙を見て王妃のかんざしの明珠を抜き取り、皓ランに濡れ衣を着せようとするのだが、皓ランは蕭紅葉が自分を陥れようとしていることに気づき、呂不韋に頼み同じような明珠を準備してもらう。

司徒缺(しとけつ)は呂不韋の使いで秦の咸陽に来ていた。そこで異人の母親で、宮中に入ってから太子の寵愛を受けていない側室、夏姫に会う。異人を助けるよう太子に申し出て欲しいと頼む司徒缺。夏姫は異人の筆跡を真似して血書を書き、太子に手渡した。そこには趙の内情も書かれており、太子はすぐその血書を秦王に送った。その頃呂不韋は、王宮を一人で歩いている皓ランを呼び止め、近々秦と趙が戦をするので3日後に秦に一緒に行こうと告げるのだった。

ある夜、蕭紅葉は皓ランに厲王妃の部屋を見張るようわざとその場を離れた。そこへ趙王から王妃に月見の誘いがくる。皓ランはそれを伝える為、部屋へ入ると厲王妃はなんと男と一緒にいたのだ。浮気現場を目撃した皓ランは驚き声を出してしまい存在がバレてしまう。王妃は皓ランを呼び、そこへ蕭紅葉も戻ってくる。王妃は皓ランが仕事をしていないと責め、死罪を言い渡す。長い布に首をしめられて殺されそうになるが、そこへ趙王がやって来て皓ランは命拾いをする。

恐怖に震える皓ランは呂不韋を見つけると思わず抱きついた。皓ランは、蕭紅葉がわざと王妃の浮気現場を自分に見せてきたと話す。怖がる皓ランに呂不韋は一生守ってやると告げるのだった。

雅王女は異人を厲王妃の琴の会に招待した。その時、趙王は金と翡翠でいっぱいの夢を見ていたのに琴の音色に邪魔されたと言って部屋に入って来る。皓ランは趙王の夢を「百年の吉夢」と解釈し、厲王妃もこれに賛同した。この時、秦の国が撤退し、異人と引き換えに全都市を返還したという戦況報告が飛び込んでくる。趙王は喜び、人質の異人は吉報をもたらしたとしてしっかり守ることにした。異人は皓ランに感謝し、お礼に匂い袋を渡した。皓ランはその匂い袋を気に入ったが呂不韋に奪われてしまうのだった。

■豆知識:皓ランの命を救った火浣布とは
皓ランが燃え盛る高炉の中から帰還できたのは、呂不韋が持ってきた火ネズミの毛で織られた火浣布のおかげだったことがわかった第4話。火ネズミとは中国に伝わる怪物の一種で、南方にある火山の中にある不尽木(ふじんぼく)という燃え尽きない木の中に住んでいるとされている。そんな火ネズミの毛でつくった火浣布は火に燃えず、汚れても火の中にいれると真っ白になるという特別な織物だったという。

聞きなれない火ネズミの皮衣だが、実は日本の『竹取物語』に登場している。5人の公達に求婚されたかぐや姫が、そのうちの一人、阿部御主人に出した難題が「火ネズミの皮衣」だった。阿部は唐の商人から火ネズミの皮衣を購入したが、本来燃えないはずの衣をかぐや姫が焼いてみると燃えたので贋作とわかってしまう。また、マルコ・ポーロの東方見聞録に登場する「サラマンダーの皮」なども火浣布であったと推察され、その正体は防火性に優れた石綿だったのではないかとも言われている。どちらにせよ、短時間で友人に会い、火ネズミの皮衣で皓ラン用のマントを作るなんて、呂不韋の早業に驚かされたエピソードとなった。

■第5話あらすじ
厲王妃の侍女たちに謎の病が広がる。次々に高熱を出しおう吐する女官たち。しかし病にかかった女官たちを調べると全員下級の宮廷女官たちだった。原因を調べていて怪しい侍女を捕まえた皓ランだったが、王妃を毒殺しようとした疑いをかけられてしまう。

一方、王妃の妹である蜀候(しょくこう)夫人が息子を連れて20年ぶりに戻ってくる。夫人はかつて王と恋仲だったが厲王妃に奪われ、その後秦に嫁いだ。呂不韋は、秦と趙が戦争をしようとしている時に、夫人が秦から戻ったことを不信に思う。夫人は秦にいた時、秦の側室である夏姫に世話になっており、異人に夏姫の手縫いの服を持っていくのだが、そこには夫人のある思惑が・・・。

原題:皓镧传
制作:2019年 中国

■キャスト相関図(NHK)
李皓鑭(リ・こうらん)役:ウー・ジンイエン [声:中村千絵]
呂不韋(りょふい)役:ニエ・ユエン[声:東地宏樹]
嬴異人(えいいじん)役:マオ・ズージュン [声:平川大輔]
雅(が)役:ハイ・リン [声:松井茜]
厲(れい)役:ニン・ジン [声:深見梨加]
趙 丹(ちょうたん)役:ワン・ジーフェイ [声:内田直哉]
韓 瓊華(かんけいか)役:ジャン・ナン [声:甲斐田裕子]

紹介ムービーとインタビュー映像
NHK「コウラン伝 始皇帝の母」番組公式サイト
 2020.09.27スタート 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
  ※再放送 翌週13:00~ 
Youtube予告動画

【華流ドラマ】【作品詳細】【「コウラン伝」を2倍楽しむ】