メロディ・ガルドー、本日10/23リリース『サンセット・イン・ザ・ブルー』より「セ・マニフィーク」MV公開!

2020年10月23日18時00分音楽

これまでの作品でも独自のクリエイティビティを発揮してきたメロディ・ガルドーの5年振りとなる待望のニュー・アルバム『サンセット・イン・ザ・ブルー』が本日23日リリースされた!収録楽曲「セ・マニフィーク」などのミュージックビデオがYoutubeにて公開している。

最近ではビリー・アイリッシュもファンを公言するなど多くのミュージシャンに影響を与え続ける、仏在住のアメリカ人ジャズ・シンガー、メロディ・ガルドー。今作ではその進化をとりわけ顕著に感じることが出来る。コロナ禍で困難を極めた制作作業の中、リモートでのレコーディングを通じて世界中のミュージシャンとのコラボレーションを数多く果たした意欲的な1枚だ。



アルバムについて、メロディ・ガルドー自身はこう語っている。

「この状況の中で、私たちは共に集いアートが沈黙するのを防ぐ必要があったの。私たちは大きなファミリーのようなものだし、このアルバムはそういったコラボレーションの結晶とも言える作品よ。様々な才能が一堂に会し、生きているということを証明する。そして素晴らしい音楽を作り前に進んでいくためには、レコーディングについての古い考え方を時に捨てて新たな道を探る必要があったわ。」

今年の5月には、コロナ禍でプレイする場を失ったオーケストラのミュージシャンにSNSでレコーディングへの参加を呼び掛けたメロディ・ガルドー。その呼び掛けに応じたミュージシャンとリモートで共演したシングル「フロム・パリ・ウィズ・ラヴ」は6月にリリースされ、日本からはジャズ・ヴァイオリニストの寺井尚子が参加したことも話題となった。『サンセット・イン・ザ・ブルー』にはロンドンのアビイ・ロード・スタジオで、コロナ対策後初のレコーディングとなったロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラのセッションもフィーチャーされている。

「フロム・パリ・ウィズ・ラヴ」ミュージック・ビデオ

また、現代最高峰のファド歌手アントニオ・ザンブージョとのデュエットによる「セ・マニフィーク」のミュージック・ビデオも公開された。ポルトガルのアラビダで撮影されたこのビデオではメロディとアントニオがフィーチャーされ、英語、フランス語、ポルトガル語を交えたトロピカルな楽曲が際立っている。カルティエのジュエリーを身にまといエルメスを着こなしたメロディがヴィンテージのメルセデスでドライヴする、しっとり且つゴージャスな内容だ。

「セ・マニフィーク」ミュージック・ビデオ

本作ではメロディ・ガルドーのルーツであるジャズやブラジル音楽が美しくオーケストレーションされており、大ヒット作である2ndアルバム『マイ・オンリー・スリル』で共演したプロデューサーのラリー・クライン(ジョニ・ミッチェル、ハービー・ハンコック)、編曲家/作曲家のヴィンス・メンドーザ(ビョーク、エルヴィス・コステロ)、エンジニア界のレジェンドであるアル・シュミット(フランク・シナトラ、ジョアン・ジルベルト、ボブ・ディラン、ポール・マッカートニー)と再びタッグを組んだ意欲作だ。ジャケットには現代の抽象表現画を代表するアメリカのアーティスト、パット・スティアによる絵画をフィーチャー。アルバム・タイトルを彷彿とさせる美しい色合いが印象的な仕上がりとなっている。また、9月4日に先行配信されたスティングとのデュエットによる「リトル・サムシング」も必聴だ。さらに日本盤にはボーナス・トラックとして、1967年にジャック・ブレルがリリースしたシャンソンの名曲「懐かしき恋人たちの歌」が収録されている。

「リトル・サムシング」リリック・ビデオ

2015年の『カレンシー・オブ・マン~出逢いの記憶~』では社会へ向け強いメッセージを発信したメロディ・ガルドー。それを経て今作では彼女の歌声に包み込まれるような優しいサウンドが展開されている。5年振りに届けられた彼女からの贈り物をぜひ堪能しよう。