中井貴一主演「連続ドラマW 華麗なる一族」 向井理&藤ヶ谷太輔が初の兄弟役で出演決定!コメント到着

2020年10月27日06時00分ドラマ

2016年、WOWOW開局25周年記念として放送され話題となった、山崎豊子原作の「連続ドラマW 沈まぬ太陽」の主人公である万俵大介を演じる中井貴一の長男・鉄平役に向井理、次男の銀平役はKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔がキャスティングされることが分かった!コメントも到着したので全文ご紹介、告知動画は番組公式サイトで公開中だ。



徹底した取材に基づき、リアルな物語を構築することで知られる山崎豊子著の力作『華麗なる一族』は、1970年3月〜1972年10月にかけて週刊新潮で連載された、今なお読み継がれる不朽の名作である。⇒Amazonでチェック

華麗なる「 山崎豊子『華麗なる 一族』(新潮文庫刊 」

本作の脚本は、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」「連続ドラマW 沈まぬ太陽」など人物描写を丁寧に重ねていく幹の太いシナリオに定評のある前川洋一が担当する。更に、2018年の邦画興行収入ランキングトップの映画『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』を始め数々の名作ドラマを手がけた西浦正記がメガホンをとる。そして、本作で壮大な野望の実現に突き進む、主人公・万俵大介を中井貴一が演じる。⇒(navicon3/10既報)

本作のドラマ化決定及び、主演・中井貴一の出演情報が今年3月に解禁されてから半年が経ち、遂にその沈黙を破る。この度、中井演じる万俵大介の息子役に向井理と藤ヶ谷太輔が抜擢された。

大介の長男であり、万俵コンツェルンの一翼を担う阪神特殊製鋼で高炉建設に尽力する専務・万俵鉄平役を向井理が演じる。そして、次男でいずれは頭取の座を継ぐであろう阪神銀行貸付課長・万俵銀平い役をKisMy-Ft2の藤ヶ谷太輔が挑戦する。向井と藤ヶ谷が兄弟を演じるのは今回が初となる。

夢を実現するために情熱を燃やす鉄鋼マンの鉄平、それに対して冷めた表情のエリート銀行員の銀平。阪神銀行を守るため、阪神銀行の更なる発展を遂げるために、大介が企てた大胆な計画により、2人は大介の野望の歯車となり、大きく運命を狂わせていく。人生に対する姿勢も、人間に対する愛情の持ち方も、すべての点で違う2人が、不気味で巨大な権力機構〈銀行〉の波に飲まれていく。

万俵コンツェルンの御曹司という、富と権威を兼ね揃えた人間が抱える闇を、2人がどう表現するか注目だ。

■万俵鉄平(向井理)
万俵家の長男で、神戸港の工業地帯に位置する業界トップクラスの特殊鋼メーカー・阪神特殊製鋼の専務であり実質的経営者。東京大学を卒業し、アメリカのマサチューセッツ工科大学に留学後、すぐ阪神特殊製鋼に入り、現在、専務の地位についている。経営者であるより技術者である要素の方が強く、現場に常に熱意を持って接している彼を、社員たちは慕っている。鉄平は長年の夢である高炉(鉄鉱石を熱処理して銑鉄を取り出す溶鉱炉)を建設することを決心し、資金繰りに奔走する。その心の広さや情熱あふれる性格から、母・寧子や弟・銀平、妹たちから愛されており、万俵家の良心である。だが、父・大介の自分に対しての歪んだ愛情に疑問を感じており、その理由を今まで聞けずにいた。鉄平が、死んだ万俵財閥の創設者である祖父・敬介に似た容貌をしていることに、その意味が隠されている。

■向井理(万俵鉄平 役)コメント
①万俵鉄平役が決まった時の印象や意気込み
あまりにも有名な原作ですし、過去に何度も映像化されている作品なので、身が引き締まる思いでした。また、万俵鉄平という役は凄まじい運命を背負った人物です。万俵鉄平をどう演じるかというより、どう生きるかということを強く意識して臨もうと思っています。
②最初に脚本を読まれた時の感想
初めて台本を読んだ時、喜怒哀楽様々な感情が揺さぶられ、重厚かつ複雑な人間関係のなかにも横たわるリアリティに圧倒されました。当時の時代背景などを勉強する中でも、いかにこの作品が異質な光を放っていたのかと驚嘆します。二度目に読んだ時、悔しさと苦しさに涙しました。そして泣くことすら許されなかった万俵鉄平という男を演じると考えると、改めて身震いする思いです。
③視聴者の皆さまへメッセージ
「華麗なる一族」という怪物に立ち向かうには、今までの俳優人生の全てを賭して挑まなければなりません。既に撮影は始まっていますが、全ての撮影が終わった時、果たして自分はどうなっているのか。食うか食われるかわかりませんが、見応えのある作品になるよう一所懸命努めて参ります。

■万俵銀平(藤ヶ谷太輔)
万俵家の次男で、大介と同じ慶応大学の経済学部を出て、阪神銀行に就職。現在、本店営業部の貸付二課(商業部門が貸付対象)課長である。父・大介に似た端麗な顔、一分の隙も無い瀟洒な身なりで、周囲の雰囲気や慌ただしい人の出入りとかかわりないような姿勢で仕事を運び、常に冷静な判断ができる切れ者。昼は銀行員だが、夜はプレイボーイのようにバーやナイト・クラブを飲み歩く。兄の鉄平と異なり、いつも冷めたような表情でいる。何事につけても傍観者的な感情しか持たない冷ややかな男だが、母・寧子には確かな愛情を示し、信念を持って生きる兄・鉄平のことを本当は心から尊敬している。万俵家の繁栄のため、閨閥づくりを進める父・大介と家庭教師の高須相子から、ある縁談を持ち掛けられ、強引に進められそうになるがーー。

藤ヶ谷太輔(万俵銀平 役)コメント
①万俵銀平役が決まった時の印象や意気込み

今回「華麗なる一族」への出演が決まりとても驚いたと同時に、とにかく嬉しかったです。経験豊富な皆様と「お芝居」が出来る環境にすでに高揚しております。今回演じる「万俵銀平」は万俵家の次男です。彼は無感動な表情で、はっとなるような冷たい事を平気で言うニヒルな面が常にあります。しっかりとニヒルな面を使い分けられるよう、監督を始めチームと創っていけたらなと思っております。嫌な奴に見えると思いますが、甘えや我慢なども丁寧に、そして彼がしゃべると空気やリズムが変わるよう演じられたらなと思っております。
②最初に脚本を読まれた時の感想
血の繋がりとはなんだろうか。家族とは、親族とは… そして誰をどこまで信じるのか。夢のために欲のために濁りに濁った重厚な人間ドラマ。しかしながらリアリティーも感じました。1960 年代、日本の高度経済成長の時代を描いた名作だなと改めて思いましたし膨大なお金と、膨大な人間の気持ちが動く目の離せないドラマだなと感じました。
③視聴者の皆さまへメッセージ
ドロドロとした愛と憎しみに満ちた、汗と脂の結晶のような重厚な人間ドラマ。それぞれにある秘密や過去にも注目し新たな「華麗なる一族」をお楽しみください。常に「銀平」の味方でいられるよう、しっかりと集中して演じて楽しみたいと思います。是非リアルタイムでご視聴いただければと思っております。よろしくお願い致します。

WOWOWでは、「連続ドラマW 華麗なる一族」を始め、2020年12月以降、開局30周年記念番組を続々と放送していく。

■あらすじ
高度経済成長期の日本。預金高10位にランクする阪神銀行のオーナー頭取、万俵大介は、銀行の他に、阪神特殊鋼、万俵不動産、万俵倉庫、万俵商事を擁する万俵コンツェルンの総帥だった。大介は長女の夫である大蔵省のエリート官僚から都市銀行再編の動きを聞きつけ、生き残りを目指して上位銀行への吸収合併を阻止する画策に動き出した。その裏で、万俵家では、父と子の確執、閨閥づくり、妻妾同衾と壮絶な愛憎劇が繰り広げられていた。

■WOWOWプライムにて2021年春放送予定 (全12話)

原作:山崎豊子『華麗なる一族』(新潮文庫刊)
脚本:前川洋一(「連続ドラマW 沈まぬ太陽」ほか)
監督:西浦正記(「コードブルー」シリーズほか)
出演:中井貴一 ほか
チーフプロデューサー:青木泰憲 
制作協力:角川大映スタジオ
製作著作:WOWOW
出演:中井貴一 向井理 藤ヶ 谷太 輔 ほか

「連続ドラマW 華麗なる一族」番組公式サイト