NHKBSP「コウラン伝 始皇帝の母」結婚に揺れる雅王女!第6話予告と第5話ネタバレあらすじ、豆知識

2020年10月31日09時00分ドラマ
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中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母(原題:皓镧传)」(全34話)雅王女が王子たちから求婚される!一方、呂不韋による皓ランと異人の脱出計画が遂行される11月1日(日)夜9時からNHKBSプレミアムにて放送の第6話あらすじと第5話ネタバレあらすじ、豆知識(戦国時代からあった毒と薬)を紹介、番組公式サイトでは紹介ムービーが視聴できる。



「コウラン伝 始皇帝の母」は、中国、春秋戦国時代、趙の名家で育った聡明で美しい娘、李皓鑭(りこうらん)が、時代に翻弄されながら、秦の始皇帝の母となるまでの波乱に満ちた人生を描く愛と闘いの物語。
【「コウラン伝」を2倍楽しむ】では時代背景や人物紹介、各話の詳しいあらすじと見どころなどまとめて紹介している。

皓ランのピンチには呂不韋(りょふい)が必ず助けに来る!看守に襲われそうになる皓ランの元に呂不韋が間一髪で駆けつけたシーンにしびれた前回10月25日放送の第5話では、お局女官・蕭紅葉(しょうこうよう)をはじめ、雅王女や岫玉(しゅうぎょく)につらい目にあわされる皓ラン。いくつ命があっても足りないのではないかと思うほど何度も命の危険にさらされるも、彼女の機転と呂不韋のバックアップで見事に乗り切るハラハラ感が物語を盛り上げた。また皓ランに寄り添う嬴異人(えいいじん)の聖人君主のような優しさにも目が離せない。皓ランを巡る癒し系・異人と、オレ様系・呂不韋の恋愛模様が動き出す!?

牢屋に閉じ込められた皓ランが脱出できるか気になる次回11月1日放送の第6話では、異人にぞっこんの雅王女に魏と晋の国から婚約の話が舞い込んでくる。婚約話が破断になれば国同士の戦争になりかねない。苦渋の選択を迫られる雅王女に訪れる結末とは一体・・・?そして自分の幸せを犠牲にせざる追えない雅王妃の気持ちを理解している皓ラン。王女の自由と尊厳を守るために最善を尽くそうとする皓ランに、ついに王女が心を開く。戦乱の時代に翻弄される女たちの戦いにも注目だ。

■前回:第5話ネタバレあらすじ
後宮の女官の間で謎の病気が広がり、高熱と嘔吐で体調を崩す者が続出した。医者の殷小春も伝染病であれば感染拡大がもっと早いはずと、皓ランも同じく伝染病ではないと断言し、王妃に宮殿内での治療の許可をとった。病にかかった女官を調べると、全員下級の女官で同じ井戸を使っていたことがわかった。原因は水か食べ物だと考えた使徒月は夜中に井戸に毒を入れてる宮廷女官、百合を捕まえて皓ランの元に連れて行った。百合は蕭紅葉の指示に従ったと言って命乞いをしてきた上、証拠をつかむために協力すると言い出した。

皓ランは使徒月を使い手に入れた毒を殷小春に渡した。ある夜、薬の受け渡し場所に皓ランが行ってみると、蕭紅葉が複数の女官を連れて姿をあらわした。罠にひっかかったとばかりに蕭紅葉は皓ランと使徒月を王妃の前に突き出した。すると百合は証言を一変した。毒は皓ランの指示で井戸に入れ、まずは女官で毒の威力を試した後、最終的に王妃の命を狙っていると皓ランを告発した。

しかし、百合が手にしていた毒はリュー一族に伝わる薬であると小春が突き止め、邯鄲生まれの皓ランは作り方は知らないと主張した。そして蕭紅葉の祖先がリュー一族であることを明かし、問題の矛先を蕭紅葉に一気に向けた。そこへ雅王女がやってきて、百合を殺すことができれば疑いが晴れると剣を皓ランに、そして蕭紅葉に渡した。すると蕭紅葉が百合を殺そうとしたので、百合が咄嗟に蕭紅葉の指示で毒を井戸に入れたと証言し、蕭紅葉は処刑されることになった。

蜀候(しょくこう)夫人が息子を連れて秦から20年ぶりに帰国した。蜀候夫人は厲王妃の実の妹でかつて趙王の恋人であったが厲王妃が趙王と結婚したため、秦に嫁いでいったのだ。厲王妃に挨拶に来た蜀候夫人は自分の苦境を語り、そのうち立場を逆転させてやると告げるのだった。

一方、呂不韋が皓ランの匂い袋を奪ってから皓ランはずっと腹を立てていた。呂不韋は特別な食材を用意して皓ランの機嫌をとろうとするが、嬴異人から貰った匂い袋が気に入っているのだとへそを曲げる皓ランだった。呂不韋は皓ランが好きだと告白し、皓ランは心を動かされるがお互いパートナーだと呂不韋に念を押した。

呂不韋は秦と趙が戦争しようとしている時に蜀候夫人が来たことを不信に思っていた。蜀候夫人は異人の母、夏姫から預かったと手縫いの服を渡しに異人の元を訪れ、机の上にあった書類を盗んだ。蜀候夫人は異人の筆跡を似せた手紙を秦に送り、趙国を攻撃するよう仕向けようとした。異人が捕らえられ、雅王女が取り乱す中、皓ランは蜀候夫人を追い出して異人を助けて欲しいと頼んだ。身の程をわきまえない皓ランに憤慨した雅王妃は皓ランを罰した。呂不韋は皓ランが棒で叩かれるところを見て、怒りがこみ上げるも助けることはできなかった。

罰を受けた皓ランのもとに蜀候夫人から手を組もうと誘いがくる。皓ランは変装して蜀候夫人に会いに行くと、蜀候夫人は自分のすることに目をつぶってくれれば皓ランの手助けをすると告げる。皓ランはその証拠に一筆書いてもらい、翡翠のペンダントを預かり2人は契約を結んだ。

蜀候夫人の息子・嬴克は、呂不韋が書いた偽の手紙を受け取った。そこにはすぐに秦へ逃げるよう書かれてあった。疑う嬴克だったが、蜀候夫人のペンダントを見てすっかり手紙の内容を信じ、軍を率いて夜逃げした。それを趙王が知ると、すぐに蜀候夫人を捕らえるよう命じたが、夫人はすでに逃亡していた。皓ランと呂不韋はは蜀候夫人と同じ手口で彼女を陥れたのだった。これには雅王女も皓ランの頭の良さを認めざるを得なかった。しかし、雅王女は女官を使い、皓ランが蜀候夫人に桃を送ったことを証言させる。それを聞いた趙王は、皓ランが逃亡(桃ぼう)の手引きをしたと思い皓ランを捕らえてしまうのだった。

冷たい牢屋に閉じ込められた皓ランは体調を崩していた。そこへ岫玉(しゅうぎょく)がやって来て罰が当たったのだとほくそ笑み、帰るときに看守に金を渡していった。看守は皓ランに乱暴をしようとしたが呂不韋が来て助かった。皓ランは自分は命の危険にさらされているから別の相手を探して欲しいと言ったが、呂不韋は皓ラン以外は考えられないと答えるのだった。

■豆知識:戦国時代からあった毒と薬
第5話で蕭紅葉が用いた毒により皓ランがピンチに陥るが、それを救ったのが毒の正体を突き止めた宮中の医師・殷小春だった。史実によると周の時代(紀元前5世紀)には医者が薬や毒を用いて病気を治したという文献が残っているというので、ドラマで小春が毒に詳しいのもうなずける。周国(紀元前5世紀)の成り立ちや官僚機構などが記された『周礼』によると、紀元前1000年ぐらいから中国では毒や薬の知識があったとされる。そこに書かれている医者の役目の1つで興味深いのが”毒を集めてそれで人の体を癒す”というものだ。

『周礼』に記される「五毒」は、雄黄(ゆうおう:ヒ素硫化物)、礜石(よせき:硫砒鉄鉱)、石たん(硫酸銅)、丹砂(たんしゃ;硫化水銀)、磁石(鉄)を素焼きの壺に入れ、その後三日三晩かけて焼く。すると白い煙が立ち上がるので、この煙でニワトリの羽毛を燻すと鴆毒(鴆という空想上の鳥の羽の毒)が出来上がるという。内容を見ただけでも猛毒の集まりだが、これは文献に出てくる人間が最初に作った薬と言われているから面白い。薬と毒は紙一重だが、『史記』によると、呂不韋は鴆の羽を浸した酒を飲み自殺したとも言われている。今も昔も、薬に関しては使用上の注意を良く読んで用法、用量を守るのが肝心みたいだ。

■第6話あらすじ
国賊の疑いで処刑されそうな皓ランは呂不韋と共に釈放されるために計画を練る。趙は秦との戦が長期化する中、他国との同盟を模索していた。そこで、蛟(こう)王子は糞資金と兵糧を補うため国民から徴収するよう王に進言する。しかもその困難な役目をわざと呂不韋に負わせるのだが・・・。

王は戦の前に山で祭祀を執り行うことを決める。呂不韋はそれに乗じて皓ランを助け、異人を秦に返す計画を進める。一方、雅王女に楚の国の王子と魏の国の使者から縁談の申し込みが舞い込んでくる。

原題:皓镧传
制作:2019年 中国

■キャスト相関図(NHK)
李皓鑭(リ・こうらん)役:ウー・ジンイエン [声:中村千絵]
呂不韋(りょふい)役:ニエ・ユエン[声:東地宏樹]
嬴異人(えいいじん)役:マオ・ズージュン [声:平川大輔]
雅(が)役:ハイ・リン [声:松井茜]
厲(れい)役:ニン・ジン [声:深見梨加]
趙 丹(ちょうたん)役:ワン・ジーフェイ [声:内田直哉]
韓 瓊華(かんけいか)役:ジャン・ナン [声:甲斐田裕子]

紹介ムービーとインタビュー映像
NHK「コウラン伝 始皇帝の母」番組公式サイト
 2020.09.27スタート 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
  ※再放送 翌週13:00~ 
Youtube予告動画

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