窪田正孝「エール」第23週「恋のメロディ」日本中にブームを作った「君の名は」誕生!予告動画と第22週ネタバレも

2020年11月13日09時18分ドラマ
@NHK

第23週「恋のメロディ」は、ラジオドラマの傑作「君の名は」の作曲を裕一(窪田正孝)が担う!日本中にブームを巻き起こし、放送時間には銭湯から女性がいなくなったといわれるあのドラマだ!娘の華(古川琴音)の恋模様は?NHK連続テレビ小説「エール」第23週「恋のメロディ」(11月16日~11月20日)のあらすじと見どころをご紹介!予告動画は番組公式サイトにて。



11月9日からの「エール」第22週「ふるさとに響く歌」は、福島三羽烏のひとり、鉄男(中村蒼)の家族の話、そして若いころは裕一(窪田正孝)とはなにかとうまくいかなかった弟・浩二(佐久本宝)の話だった。鉄男の父親は魚屋をやっていたものの商売はうまくいかず酒を飲んで暴れる日々だった。父親が暴力をふるって、母や兄・鉄男を殴るのに耐えきれず、家を飛び出した典男(泉澤祐希)と鉄男は無事に再会することができた。その後、鉄男は家族をテーマにした作詞でヒット曲を量産することとなった。

また、若い頃は、裕一に対して鬱屈とした思いを持っていた浩二だが、今ではすっかり打ち解けている。ただ、独身なのが母・まさ(菊池桃子)の心配だった。そんな浩二が好きになったのは畠山リンゴ園の娘・まき子(志田未来)だ。音(二階堂ふみ)の後押しで、やっと自分の気持ちを打ち明けて、見事、結婚にこぎつくことができた。

3月30日から放送された連続テレビ小説第102シリーズ「エール」も11月16日からの第23週、23日からの第24週の計10回を残すところとなった。約13か月にわたる長期の撮影は10月29日にクランクアップを迎えている。新型コロナウイルスの影響で放送が中断されたり、放送回数が減ったりといろいろあったが、主演の窪田正孝は残りの放送に際して「まだまだ「エール」には、ご覧いただきたいすばらしいシーンがたくさん出てきますので、最後までエールをよろしくお願いします」と話している。

そして残す2週となる第23週「恋のメロディ」は、日本で大ブームとなったラジオドラマ「君の名は」の誕生が描かれる。裕一がもっとも作曲を担当した時期で、何曲もいっぺんに依頼されていたころだ。一つの机で歌謡曲、別の机で映画の主題歌といった具合だ。そして、気になるのは年頃になった娘の華(古川琴音)の恋愛だ。華の目の前に現れたロカビリー歌手のアキラ(宮沢氷魚)と恋に落ちるが、裕一は認めない。華の恋はどうなるのか?

【第22週(2020/11/9-11/13)】ネタバレあらすじ
昭和26年。日本は復興期を迎え、人々の生活も豊かさを取り戻しつつあった。華(古川琴音)は19歳となり、人の役に立つ仕事をしたいと看護婦になるという夢に向かって、看護学校で勉強の日々を送っていた。鉄男(中村蒼)は木枯とつくった「湯の町エレジー」のヒット後、少し行き詰まっていた。鉄男に書いてもらいという映画のテーマ曲の依頼があったが、家族がテーマということで鉄男は断ってしまった。貧しさゆえに子供時代に家族離散という目にあっている鉄男には家族の愛がかけなかった。そんな鉄男の様子を察した裕一(窪田正孝)は、鉄男に母校の小学校の校歌の作詞を書いて欲しいと依頼する。

裕一は、鉄男とつくった母校の福島信夫小学校の校歌のお披露目会に出席するため、鉄男と一緒に福島に向かう。福島の実家で、久しぶりにまさ(菊池桃子)とリンゴ栽培を福島に広める仕事に取り組む浩二(佐久本宝)と顔を合わせた裕一は、お互いの近況を報告し合う。楽しそうな一家のやりとりを笑顔で見ていた鉄男は、その夜小さい頃に夜逃げした後の話を裕一に語りはじめる。それは、夜逃げしてからさらに貧しい生活をしていたころ、父親は飲んでは暴れる生活だった。弟の典男が家を出てしまった。さらに母親からも「自分の人生は自分で生きろ」と言われ、鉄男も藤堂先生(森山直太朗)の名刺だけを頼りに家をでていった。

母校・福島信夫小学校の校歌のお披露目会の後、鉄男は校長先生から頼まれて後輩に向けて講演をする。その話を息子から聞いた三上典男が、鉄男を訪ねて喜多一にやって来る。会いに行こうか行くまいか迷う典男の背中を、「もう一生会えないかもしれないよ」と息子が押したのだ。裕一(窪田正孝)と一緒に、藤堂先生のお墓に校歌を作った報告をして戻ってきた鉄男。典男を見て「典男か?」と弟であることに気が付いた。そして、弟がどうやっていきてこられたのかを聞き、現在は、福島で理容師として生活し、妻と二人の息子がいることを聞いてほっとした。裕一は、鉄男と典男家族を招いて食事をする。甥とも楽しい時間を過ごした鉄男は、東京に帰ると早速作詞に取り掛かった。家族をテーマにした映画主題歌などを次々と作っていった。

裕一は浩二に頼まれて、「高原列車は行く」の作曲のために、しばらく福島に滞在することにする。ある日、浩二は畠山リンゴ園の会合で、娘のまき子が親戚の会社で経理の仕事をするために、東京に出ることを知り、複雑な心境になる。これまでいつも断っていたまさ(菊池桃子)が持ってくる見合いの話を、浩二は「行ってもいいよ」と言い出した。本心はまき子にむいているが、まき子は戦死した男性のことを忘れられず、東京へゆくと聞いたために見合いにいったまでだった。音はそんな浩二の気持ちを察して、「ここままでいいのか?」と尋ねた。

東京への出発が早まったことにとまどっているまき子。浩二は「自分の幸せだけ考えて」とアドバイスする。しかし、その後まき子は浩二に対し、そっけない態度をとるようになる。裕一と音は浩二の本心を聞き出そうと、一緒にお酒を飲むが、浩二は気持ちをなかなか吐き出すことができない。音は、自分の気持ちとしっかり向き合ってほしいと浩二に言うが、まき子はその言葉に冷たい態度をとる。実はまき子も浩二のことを思っていたのだ。しかし、自信がない浩二は打ち明けることができない。そんな浩二の背中を押したのは音だった。父親からの「やらない後悔よりやって後悔しろ」という言葉を浩二に伝えた。そして、まき子に自分の気持ちを打ち明け、まき子と結婚することになった。

りんご農家に婿養子にゆくことになった浩二の結婚式で、裕一はいままで自分を犠牲にしても家族のために尽くしてくれた弟を思い、涙するのだった。

【第23週(2020/11/16-11/20)】あらすじ
■第111話(月)
昭和27年4月。伝説的ラジオドラマとして語り継がれることになる池田(北村有起哉)の作品「君の名は」の放送がはじまる。何度もすれ違う真知子と春樹に、日本中が熱狂することになるこの作品。当初、池田の想定は全くそうではなく、三家族を並行して描く画期的な社会派ドラマをめざしていたのだった。状況に対応してギリギリに仕上がる池田の台本に裕一(窪田正孝)が曲をつけたこのドラマは大人気となる。

■第112話(火)
華(古川琴音)が東京の病院で働き始めて3年。看護の仕事にやりがいを感じて、仕事に頑張る華だったが、音(二階堂ふみ)はそろそろ結婚のことも考えた方がいいのではと、24歳になった娘の事を心配する。一方、40代の裕一(窪田正孝)は、元の机でラジオドラマの音楽をつくり、別の机では歌謡曲を書き、もう1つの机で映画の主題歌や劇伴を書き…といった具合の人生で最も多忙な時期を送っていた。

■第113話(水)
数々のラジオドラマをヒットさせた池田(北村有起哉)はその腕を見込まれて、大きなエンターテイメント会社にヘッドハンティングされる。池田から一緒にやろうと誘われて、裕一(窪田正孝)は池田の次の作品、喜劇の大物総出演のミュージカルの曲を手掛けることになる。一方、華(古川琴音)は、将来を心配して音(二階堂ふみ)が持ってくるお見合いの話を断っていたが、ある日職場の先輩が結婚すると知って…

■第114話(木)
職場の先輩が結婚するという話を聞いてから、自分を変えたいと思い、恋人探しをはじめた華(古川琴音)だったが、出会う男性はピンとこない人ばかり。アメリカの大学で医療の勉強をしてきた外科医に、リハビリテーションの話を聞いた華は、自分の仕事にしたいと思い、院長にリハビリに挑戦させてほしいと願い出る。そして、ロカビリー歌手のアキラ(宮沢氷魚)のリハビリを引き受けることになるのだが…。

■第115話(金)
御手洗ティーチャー(古川雄大)がタロット占いで、運命の人にもう出会っていると予言をしていた通り、アキラ(宮沢氷魚)のリハビリを手伝ったことをきっかけに、華(古川琴音)とアキラは急接近。普通の人でも厳しい目で見そうなのに、同業者の上にロカビリー歌手のアキラを裕一(窪田正孝)が認めるかどうか、音(二階堂ふみ)は気をもむ。そんな折、裕一が病気で倒れて華の病院に入院することになる。

【作】清水友佳子、嶋田うれ葉、吉田照幸
【出演】窪田正孝、二階堂ふみ、中村蒼、山崎育三郎、松井玲奈、古川琴音、北村有起哉、仲里依紗、野間口徹、加弥乃、古川雄大、宮沢氷魚他
【語り】津田健次郎
Twitter公式アカウント「@asadora_nhk」

「エール」番組公式サイト
 <総合>(月~金)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 土曜は同じ時間帯で1週間の振り返りを放送
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時30分~11時45分[再]
   (土)午前9時30分~11時[1週間分]
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