「麒麟がくる」第33話光秀が敵陣に潜入!ついに比叡山焼き討ちへ!第32話ネタバレあらすじと予告動画

2020年11月17日08時00分ドラマ
©NHK

長谷川博己主演、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(総合夜8時~ほか)覚恕(春風亭小朝)と対峙する光秀(長谷川博己)、延暦寺をどう攻める?いよいよ比叡山焼き討ちが決行される11月22日(日)放送の第33話「比叡山に棲(す)む魔物」あらすじと第32話「反撃の二百挺(ちょう)」ネタバレあらすじ、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。

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冒頭8分、光秀と将軍・足利義昭(滝藤賢一)と摂津晴門(片岡鶴太郎)の緊張感ある謁見シーンにしびれた11月15日放送の第32話「反撃の二百挺(ちょう)」。浅井長政が寝返ったことを摂津が事前に知っていたことが発覚し、「敵の味方は敵と申しますぞ!摂津殿はわれらの敵になるおつもりか!」と詰め寄る光秀が迫力抜群だった。

また、光秀は金ヶ崎で失った鉄砲を調達するため木下藤吉郎(佐々木蔵之介)とともに堺へ。すっかりいいコンビとなった藤吉郎と光秀だが、そこで出会ったのは大和の大名で松永久秀(吉田鋼太郎)のライバル、筒井順慶(駿河太郎)だった。光秀との交渉に怯むことなく落ちついた態度の筒井順慶に視聴者からも「佇まいが絶妙」と称賛の声が上がった。

そして11月22日放送の第33話では、苦戦を強いられていた信長がいよいよ、比叡山焼き討ちを決行。朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)を追い詰めた信長だったが、義景は叡山に逃げ込んでしまう。義景をかくまっていることから比叡山を潰しにかかる信長。屈強な僧兵を抱える延暦寺を信長・光秀はどう攻略するのか?正親町天皇(坂東玉三郎)の弟で天台座主の覚恕も登場し、ますます目が離せない!

■大和土着の豪族・筒井順慶
第32話で登場した駿河太郎演じる筒井順慶は、戦国時代から安土桃山時代にかけての戦国武将。大和国の戦国武将だった筒井家は、興福寺一乗院に属する有力宗徒が武士化し、順慶の父・順昭の代には大和最大の武士団となっていた。そして筒井城を拠点に力をつけて戦国大名となっていった。天文19年(1550年)順昭が病死した為、2歳で家督を継ぐことになった順慶。それを好機と攻めてきたのが松永久秀だった。久秀が幕府の直臣(信長ではなく義昭の家臣)となり大和一国を任されると、一気に筒井城に攻めてきた。一時は落ち延びた順慶だったが、打倒久秀を掲げて念入りに準備を行った結果、永禄9年(1566年)筒井城の奪還に成功した。

元亀2年(1571年)、順慶は光秀の斡旋で信長に臣従し、久秀も佐久間信盛を通じて信長に臣従したので、光秀と信盛を介して和睦した。光秀と順慶は文化人同志通じるものがあり、年の差はあったが親友のように仲の良かった2人だったと言われている。後に順慶は光秀の与党となり、光秀が本能寺の変を起こすと、順慶の応援を期待するほど親密な関係になっていた。さて、その時に順慶のとった行動とは?ドラマで光秀との交渉中も、落ちついた態度の裏で、どうしたら自分に利益があるかを考えるほど頭のキレる順慶。今後、彼らの関係がどのように描かれるのか興味深い。

■前回(第32話)ネタバレあらすじ
元亀元年(1570年)4月、朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)討伐に越前へ出兵していた織田信長率いる軍勢は、金ヶ崎の敗戦を受け京へ逃げ帰った。光秀は将軍・足利義昭に呼ばれ、二条城にて摂津晴門同席のもと戦況の報告をした。浅井長政の裏切りを知って3日眠れなかったと、心配した様子を見せる義昭と摂津だったが、戦場での機密情報を既に幕府が把握していることを指摘した光秀は、幕府内に内通者がいるのではないかと摂津に詰め寄った。

緊迫する摂津と光秀だったが、そこを義昭に止められその場は収まった。摂津が去った後、義昭に金ヶ崎での体験を語る光秀は、義昭が参戦していれば浅井も朝倉も兵を引いたはずだと告げ、次の戦には義昭にも来て欲しいと懇願するのだった。

金ヶ崎で失った鉄砲の補充を信長から命じられた木下藤吉郎(佐々木蔵之介)は光秀を伴い、堺の今井宗久(陣内孝則)のもとを訪れた。光秀は鉄砲300挺を注文したが、宗久はすでに別の者に250挺の鉄砲を売ってしまい、在庫がないとその申し出を断った。誰に売ったかは教えて欲しいと願い出る藤吉郎に、宗久は客の名前を明かすことは出来ないと言った。藤吉郎が三好の一党に鉄砲を売っているのではないかと探りを入れると、光秀がそれを制し、信長上洛に一役かった宗久がそのようなことをするはずないと軽くあしらった。すると宗久は、光秀と藤吉郎を夕方行われる茶会に招待した。

宿で休息を取っていた光秀たちのもとに、宗久が茶会に集まる顔ぶれを教えてきた。宗久は誰に鉄砲を売ったかは教えられないが、茶会の参加者を教えることで誰が買ったかを伝えてきたのだった。光秀はその中に筒井順慶の名前を見つけると鉄砲を諦めるしかないと言い出した。順慶は松永久秀(吉田鋼太郎)と大和の国で争う三好方の大名で、鉄砲を譲ってくれるとは思えなかった。

顕本寺にやってきた光秀と藤吉郎は、筒井順慶と会った。順慶に促され駒が部屋に入ってきた。順慶は駒が作る芳仁丸を数多く購入していた。義昭の上洛に助力し、信長の信頼も厚い光秀に会えて嬉しいと言う順慶。藤吉郎が鉄砲の買い付けに来たのかと切り込むと順慶はあっさりそれを認めた。中座して作戦会議をする光秀と藤吉郎はなんとかして順慶から鉄砲を譲ってもらいたいと考えていた。部屋に戻ろうとする光秀を引き止めた藤吉郎は、駒は義昭の寵愛を受けているから発言には気を付けるよう釘を刺した。

1人部屋に戻った光秀は、さっそく鉄砲を譲って欲しいと順慶に切り出した。160挺でもいいから譲って欲しいと頭を下げる光秀に、駒が横から援護に入った。信長の戦は将軍・義昭の戦でもあると一緒に頭を下げる駒。順慶は160挺譲る代わりに、駒と光秀に、義昭と信長に会わせて欲しいと交換条件を出してきた。順慶は宿敵である松永久秀が信長と手を組んでいるのは知っているが、自分も久秀と同等の扱いを望んでいた。すると光秀はさらに踏み込み、信長に合わせる代わりに鉄砲200挺を要求した。ついに順慶は折れ、200挺を譲ることを約束した。

金ヶ崎の敗北から僅か2か月後、姉川の戦いで信長は徳川家康と共に朝倉・浅井両軍に勝利した。信長は功績を残した家康を労い、鉄砲を揃えた光秀に感謝をした。家康は今後の敵となる甲斐の武田信玄との戦に備えると三河へ戻って行った。光秀は家康から義昭が信玄に上洛を促す文を送っていることを聞かされ、幕府の動きに気を付けるよう忠告を受けた。

信長の戦は続いた。信長が朝倉・浅井に勝ちきれなかったとみた三好勢が1万3千の兵を率いて四国から畿内へ押し寄せてきた。この戦には将軍・義昭も参陣した。しかしこの時、石川本願寺の一向宗の門徒が鉄砲を手にして三好方についた為、信長軍は苦戦を強いられた。さらに背後から再び立ち上がった朝倉・浅井軍の攻勢により信長は窮地に陥った。すると信長は朝倉義景に狙いを定め、摂津から兵を引き近江へ向かった。それに驚いた朝倉・浅井軍は比叡山に陣を置いた。

一方、義昭は京へ戻った。参陣したにも関わらず劣勢を続ける信長に対し期待を裏切られた義昭だった。摂津は甲斐の武田、越後の上杉に上洛してもらい、信長を排除しようとしていた。

近江、坂本に軍を進めた信長だったが、朝倉・浅井をかくまう延暦寺の僧兵から比叡山を攻めることがあれば5万の兵を率いて対抗すると脅された。その為、信長は敵を目の前にして攻撃を諦めなければならなかった。延暦寺が朝倉を匿う理由がわからないと言う信長に、光秀は「信長は叡山から多くを奪い、朝倉は多くを与える」と伝え、朝倉から延暦寺に多額の金が流れていることを告げた。その頃、比叡山延暦寺では朝倉義景が信長を討つ為に力を貸して欲しいと高僧に願い出ていた。そして高僧は座主にそのことを伝えると差し出された金の小判を受け取るのだった。

■第33話「比叡山に棲(す)む魔物」あらすじ
四方を敵に囲まれ窮地に陥った信長。光秀は朝倉に和議を申し込むべく、比叡山に陣を構える義景のもとへ潜入する。義景が頼る延暦寺の天台座主・覚恕(春風亭小朝)と面会するが、覚恕は自分の領地を奪った信長を許さないという。

その頃、尾張で信長の弟・信興が一向宗に討たれ、事態は切迫する。信長は京を捨て尾張に戻ろうとするが、光秀は今までの苦労が水の泡になると引き留める。すると信長は、将軍・義昭ではなく、覚恕の兄である正親町天皇(坂東玉三郎)を通じて周囲と和議を結ぶことを思いつくのだが。ついに物語は信長の比叡山延暦寺焼き討ちへ・・・!

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第33話は11月22日(日)総合夜8時より、BSプレミアム午後6時、BSK午後9時より放送。語り:市川海老蔵。出演:長谷川博己/染谷将太/門脇麦/眞島秀和/谷原章介/滝藤賢一/吉田鋼太郎/佐々木蔵之介ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kirin」。第33話予告動画は番組公式サイトで公開されている。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

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