Netflix「スタートアップ:夢の扉(原題:Start Up)」第11話~第12話見どころとあらすじ:エグジット~アクハイア

2020年11月23日20時00分ドラマ
Netflixオリジナルシリーズ
『スタートアップ: 夢の扉』独占配信中

韓国tvNにて10月17日(土)から放送開始したナム・ジュヒョク×ペ・スジ主演の「Start Up」は、Netflixでも同日より「スタートアップ:夢の扉」という邦題で独占配信中。韓国とほぼ同時に視聴できる本作、今回は第11話~第12話見どころとあらすじをご紹介!

「スタートアップ:夢の扉」は、韓国のシリコンバレー、サンドボックスで成功を夢見る若者たちの青春のスタート(START)と成長(UP)を描くドラマ。【「スタートアップ」を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころや韓国での評判、各話のあらすじと見どころをまとめて紹介している。



■第11話「エグジット」
アレックスからスカウトを受けたドサンは、サムサンテック全員を連れて、自身の視覚障害者向けアプリも継続したいと条件を提示する。アレックスは買収となれば話が変わるが、デモデーの結果を見てからと伝える。またドサンがダルミに伝えた「これまでの自分を消してくれ」という言葉。相談されたチョルサンやサハには「自分は気にせずジピョンに行け」という男らしい諦めの意味に聞こえると主張するも、ダルミには「これまでの複雑なことは全てリセットして、今からしっかりと自分を見てくれ」というドサンの意図が伝わっていた。そうして前向きな気持ちでデモデーに挑むダルミであった。

そしてついに幕が上がったデモデー。トップバッターのインジェがプレゼン中、突如ドサンの父が乱入するハプニングが発生し、インジェ達の革新技術により多くの人々の仕事が失われると抗議する。インジェはより良い世界を作るのが自分の使命であり、ドサンらの使命でもあると答える。父はそれを認めながらも「息子は未来に向かい、自分は現在を守るため闘う。」と言い去っていく。そして遂にサムサンテックの順番となりダルミはステージへ。アレックスに顔認識の精度を問われ、正直にインジェ達よりも低い数値を答えるダルミ。そこでアレックスはインジェ達を舞台に呼び、両チーム同時に精度を競わせることに。その結果、前回は負けてしまったが今回の勝敗はサムサンテックに軍配があがり、無事にデモデーで優勝。アレックスはインジェではなくダルミらサムサンテックを選択し、3年間シリコンバレー勤務を条件にサムサンテックを30億ウォンで買収したいと提案する。

一方休み明けのジピョンはサムサンテックが投資でなく買収という話をようやく知り、慌ててサムサンテックのオフィスを訪れる。しかしダルミとドサンは既に契約のため出発した後。契約書を慌てて確認するジピョンは、阻止しようとダルミらに電話しようとするが、ヨンサンは自分の兄のことも重なり何故自分達を邪魔するのかとスマホを奪う。ジピョンは人材獲得を目的とした買収(アクハイア/acqhire)だと主張するが…。

「復讐」のためサンドボックスに来た謎の男の正体は、何とヨンサンであった。ヨンサンの兄は5年前にデモデーに参加していたが、その直後に自殺していたのだ。しかしジピョンははっきりと記憶になく、ヨンサンは更に怒りに満ちた顔でジピョンの胸ぐらを掴む。現時点では謎の男の正体が分かったのみで大きな行動には移していないが「ジピョンの行動はダルミのためで、サムサンテックのためではない。これ以上ジピョンの助けを受けたくない」とジピョンを敵対視し、憎んでいる気持ちが伝わって来る。今後ヨンサンがストーリーにどんな影響を及ぼしていくのか?じっくり見ていきたい。

また、デモデーに乱入したドサンの父。ドサンの進む道を邪魔するような行動に見えるが、「革新によって世の中が急速に進歩するにつれ、取り残されて傷つく人もいる。自分のような人がいることでその速度が調節でき人々も適応できるのでは?だから自分は闘い続ける」と訴える。その言葉には重みがあり、ドサンも父もそれぞれ互いを認め合い、自分がやるべきことをやるという意思が伝わって来る。ダルミが思わずかっこいいと言ってしまうのも納得だ。

一方ダルミはデモデー優勝を大喜びで祖母ウォンドクに報告し、ウォンドクも自分のことのように喜ぶが、過度な反応が逆に怪しいと勘が鋭いダルミ。実はダルミの母アヒョンが家に来ていたのだ。なぜ連れてきたのかとウォンドクに怒り追い返そうとするダルミだが、ウォンドクは、アヒョンがダルミが思うほど幸せではなさそうだと言うのだ。父と自分を捨てた憎い母のはずだが、皿洗いするアヒョンの後ろ姿は心なしか哀愁感が漂い、ダルミの心は揺れる。家族愛も描かれる本ドラマ、今後少しずつ母娘の絆が修復する日が来ればよいのだが…。


スタートアップ12■第12話「アクハイア」
アレックスの買収が優秀な技術者の雇用を目的としたアクハイヤだと気づき阻止しようとするジピョンだったが、ダルミとドサンは既に契約書にサインをした後だった。翌日、出社したダルミはインジェから「今回の買収はお祝いできるようなことに見えない」という忠告を受けるも「嫉妬にしか聞こえない」と張り合うが、インジェの言葉は今回も正しかった。サムサンテックに現れたアレックスから、ダルミとサハを解雇すると衝撃の通告が。ドサンはこれは詐欺だと主張し、全員を連れていくはずだと抗議するも、本社を説得できなかったと残念がるアレックス。更に視覚障害者向けアプリは今後アップデートしないと切り捨てられてしまう。契約を白紙にしようと言うドサンだが、既に契約後のため違約金が発生しどうしようもならなかった。この事実に、チョルサンはヨンサンがジピョンのスマホを奪って邪魔したせいだと責めるが、ヨンサンはジピョンが自分の兄を殺した人間だと泣きながら告白する。

ドサンはジピョンに助けを求めるが、契約書を確認しなかった側に責任があるというジピョン。そこでドサンはウォンドクの視力が失われつつあることを伝え、ジピョンは衝撃を受ける。その後ジピョンは実際にウォンドクがレシートを読めずアプリを使っている姿を目撃し涙を流す。その帰り道ダルミに会い今後について助言を請われたジピョンは、契約書の問題がないことを伝えた上で「勝てないなら、味方になれ」という言葉を伝える。

ドサンの本当の誕生日当日、ダルミはドサンをデートに誘う。そこでダルミは「自分だったらメンバーを捨てていく」とこのまま進むよう説得するも、ドサンは「自分はここがいい。今のメンバーで、今の事務所がいい」と聞かない。ダルミは現実を受け入れろ、もう夢見てる歳じゃないと涙ながらに伝え、去っていくのであった。しかしどこまでも打たれ強いダルミ。ジピョンの助言を思い出し、何とインジェの会社の面接を受けに…!

予想外の展開続きに驚くことばかりの第12話。ダルミはドサンの未来のためにと涙ながらに背中を押してあげるが、ここまで一生懸命やってきたのに突如解雇とは、どれだけ悔しいだろうか。またサハもクールな素振りをみせているが、チョルサンの前では暫く寝れなさそうだと正直に話している。しかし自身が弁護士であったこともあり、訴訟となると何年もかかること、それが誰よりも分かっているため受け入れるしかなかった。ようやくまとまりかけたサムサンテックはこうしてジピョンの予言通り、バラバラになってしまい…。そしてそれぞれ新たな道を歩み始めたメンバー達。飛行機に搭乗するドサン、ヨンサン、チョルサンの3人。不眠を心配したチョルサンが送った動画で眠りにつくサハ。そして、インジェカンパニーの面接に挑戦するダルミ。ラストは明るいBGMがながれていることからも、今後の未来が明るいことを予感させる?と期待してしまう。そして、どんな状況でも彼らが再び成功することを願ってやまない。

余談だが、サハがカフェでいつも飲んでおり、第12話でちょっとしたキーワードとなるアイスバニララテ。略すのが好きな韓国人は、アイスアメリカーノは「アア」、アイスバニララテは「アバラ」と言う。韓国ドラマでも会社員がコーヒーを買うシーンなどでよく聞く略語であり、改めて聞いてみてほしい。因みに実際にも多くの韓国人が使っており、特に「アア」などは単に若者言葉ではなく、比較的年配の人でも使う人がいるほど浸透している!


「スタートアップ:夢の扉」は、Netflixで毎週独占配信中!

■キャスト
ソ・ダルミ役:ペ・スジ
ナム・ドサン役:ナム・ジュヒョク
ハン・ジピョン役:キム・ソノ(キム・ソンホ)
ウォン・インジェ役:カン・ハンナ
チェ・ウォンドク役:キム・ヘスク


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