『ヒトラーに盗られたうさぎ』主人公ジュディス・カーの人生を予兆させる本編冒頭映像解禁!

2020年11月27日17時00分映画

世界的絵本作家のジュディス・カーが、自身の少女時代の体験をもとに書いた自伝的小説「ヒトラーにぬすまれたももいろうさぎ」を原作に映画化した、『ヒトラーに盗られたうさぎ』が11月27日(金)より全国で公開!本編冒頭映像が解禁された。



本作の監督は『名もなきアフリカの地で』(01)で第75回アカデミー賞®外国語映画賞を受賞したカロリーヌ・リンク。1933年、ヒトラーの台頭によってナチスが政権を握る直前にその迫害から逃れるために家族とともに故郷ドイツを出国、スイス、フランスを経て1936年にイギリスへと渡ったジュディス・カー自身の少女時代の過酷な逃亡生活の体験をもとに9歳の少女アンナが貧困や差別などの困難を乗り越えながら家族との絆を深めていく。2019年クリスマスシーズンにドイツで公開された際には『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』『アナと雪の女王2』『ジュマンジ/ネクストレベル』などハリウッド超大作がひしめく中、大ヒットを記録した。

冒頭映像は、謝肉祭(カーニバル)を祝って各国の民族衣装や好きなキャラクターなど子供達が思い思いの衣装で楽しむ仮装パーティを捉えたシーンから始まる。そんな中、うさぎのぬいぐるみを抱えて1人で机の下に潜り込むアンナ(リーヴァ・クリマロフスキ)。彼女を見つけたアンナの兄マックス(マリヌス・ホーマン)は不思議に思い「なんで隠れてるんだ?」と問うと「ナチスが来た」といい、その直後、ナチスに憧れる子供たちがその扮装を纏って本当に会場に乗り込んでくる。まだ戦争は始まってはいなくとも、子供心にナチスは追う『ヒトラーに盗られたうさぎ』「ナチスが来た」ここから少女の新しい人生が始まる!漂っている社会の空気を敏感に感じ取っていたアンナ。
将来は世界的な絵本作家になるほどの豊かな感性を持っていた彼女の才能の片鱗を垣間見見ることのでき、そして同時にこれからナチスによって翻弄されていくであろう彼女の人生を予兆させるようなシーンとなっている。

主役である9歳のアンナ役は1000人ものスカウトから見出された新人のリーヴァ・クリマロフスキが、どんなに過酷な状況に出会ってもまっすぐに前を向く少女を瑞々しい感性で演じきった。アンナの父はオリヴァー・マスッチ(『帰ってきたヒトラー』(15)でヒトラー役)が、母はカーラ・ジュリ(『ブレードランナー2049』(17))が。アンナとその家族を常に気に掛ける心優しいユリウスおじさんはユストゥス・フォン・ドホナーニ(『お名前はアドルフ?』(18))、そして、アンナの兄マックスはマリヌス・ホーマン(『はじめてのおもてなし』(16)が演じている。

主人公ジュディス・カーの人生を予兆させる本編冒頭映像

『ヒトラーに盗られたうさぎ』11/27(金)シネスイッチ銀座ほか全国順次公開

監督:カロリーヌ・リンク(『名もなきアフリカの地で』)
脚本:カロリーヌ・リンク/アナ・ブリュッゲマン
出演:リーヴァ・クリマロフスキ・オリヴァー・マスッチ・カーラ・ジュリ
2019年/ドイツ/ドイツ語/カラー/スコープサイズ/5.1chステレオ/119分
原題:WhenHitlerStolePinkRabbit/映倫G
後援:ゲーテ・インスティトゥート東京
協力:朝日新聞社配給:彩プロ
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