NHK総合「グッド・ファイト2」第5話<436日目>あらすじと見どころ:セクハラ案件とシカゴ市警と同行

2020年11月29日23時45分映画
Photo: Patrick Harbron/CBS
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NHK総合で毎週日曜夜11時から放送の「グッド・ファイト2」はアメリカの「今」を映し出す本格的法律ドラマとして話題の「グッド・ファイト」のシーズン2!次週12月6日放送の第5話「436日目」あらすじと見どころを紹介、予告動画は番組公式サイトで視聴できる。



「グッド・ファイト」は、日・韓でもリメイクされた「グッド・ワイフ 彼女の評決」(2009~2016年、全7シーズン)のスピンオフ(【日本版】【韓国版】)。アメリカで2017年より放送され、2020年現在シーズン4まで制作されており、日本ではAmazonプライムでシーズン1~3を配信中だ(Amazonでチェック
【「シーズン2」各話のあらすじ】

29日放送した第4話は、ジェイの特別講義を軸に、リズとルッカそれぞれ家族に関わる案件を二通りに描くという面白い演出で展開されたが、その中でリズとルッカの家族事情も明らかになった。次回、12月6日放送予定の第5話では、そんな2人についてもっと詳しい事情が明らかにあるのでお楽しみに。

以下、詳しいあらすじを知りたくない方は「■見どころ」をチェックして、「■あらすじ」は見逃した時や視聴後の確認用にどうぞ。

■キャスト(声の出演)
ヒロイン3人紹介
ダイアン・ロックハート役:クリスティーン・バランスキー(小宮和枝)
マイア・リンデル役:ローズ・レスリー(鷄冠井美智子)
ルッカ・クイン役:クシュ・ジャンボ(鈴木美園)
エイドリアン・ボーズマン役:デルロイ・リンドー(辻 親八)
コリン・モレロ役:ジャスティン・バーサ(足立りょう太)
リズ・レディック=ローレンス役:オードラ・マクドナルド(近内仁子)

■第5話「436日目」あらすじ
シカゴでは相変わらず弁護士を狙う殺人事件が続いている。そんな中、シカゴ市警第11分署で、深夜の巡回前会議が開かれる。ヴォルチェック警部が近況報告と警戒強化について話し、警官の行為を不当として訴えた原告と市との同意判決に従い、マイアとルッカはそれぞれ別のシカゴ市警に同行して警察官たちの動向を監視することに。

その頃、自宅のベッドでくつろぐダイアンは、タリーからの電話を適当に切り上げ、エイドリアンからの仕事の呼び出しを受けてレディック&ボーズマン事務所(L&B)へ。人気俳優キップ・ダニングのキャリアを台無しにしてしまいかねない映像の放送をもくろむテレビ局が、エイドリアンとダイアンを外部顧問に雇い、テレビ局の内部弁護士カーターと協力して後8時間で決着をつけて欲しいと依頼してきたのだ。俳優側の代理人はダイアンと面識のあるプレストン弁護士。さっそく放送予定の映像を両者で見る。映像では告発者のひとりが匿名で、キップに性的暴行を受けレイプされたと言い、仕事につながることで、皆やってると言われたと告白する。

プレストンは、でっち上げで名誉棄損、放送中止を求めると言い、セクハラは#MeToo運動を超えて政治利用されていると主張。するとカーターは、キップの発言も入れて全体を再編集しようと譲歩する発言をし、エイドリアンたちを驚かせる。休憩に入り、エイドリアンは別室でジェイとマリッサに告発者2人に政治的偏向がないか調べるよう言う。

告発者2人の取材をしたナオミ・ニヴォラは、キップは善人だと思っていたから私も信じたくなかったが、彼女たちのSNSへの「#MeToo」の書き込みをみて2か月かけて取材してリポートしたと証言。プレストンはSNSでわざわざ探し当てたのか聞くと、職場で8割の女性が受けるセクハラを私も受けてツイートし、そこで知ったと答える。告発者の2人の政治的な偏向を尋ねるダイアンに、ナオミはそれも確認済みで、それは問題ないと答える。

告発者の1人に聞き取りをしたジェイは、別室でエイドリアンとダイアンに告発者が反ユダヤなのか判断できないが、ユダヤ人のブラック・キューブに脅されてる、と話していたと報告する。一方、もう一人の告発者に会ったマリッサは、協力を拒む彼女を説得し、匿名にすることを条件に音声テープを預かることに成功。

休憩が終わり、マリッサが手に入れた音声テープから、キップによるセクハラの音声がれる。プレストンは口説いていただけだと弁明し、カーターも「状況が疑わしく録音は曖昧だから、放送は見送るべきだ」と白旗を上げようとする。カーターへの不信感が高まったダイアンは、ジェイとマリッサに彼を調べさせる。すると、カーターがキップに「ナッシュビルの一夜」という脚本を送って主役交渉をしていたことが判明。テレビ局側はカーターを追い出す。リポートが名誉棄損なのは変わらないというプレストンは、訴訟すると言い捨てて出ていく。

その頃、ルッカとマイアはそれぞれ違う班のパトカーに同乗していた。ルッカの担当地区は鴨が車に轢かれそうなことを心配するくらいのどかで、事件は酔っ払い運転1件。ところが逮捕されたのがコリンの母親。ルッカがコリンに連絡し、別れ際に彼の子を宿したことを打ち明ける。ルッカの仕事が終わるのを待ったコリンは、跪いてルッカにプロポーズするが…。

一方、マイアの方は刃物や酸から身を守る防刃チョッキの着用が必要なほど危険地区。爆走する車を追いかけ、デモ隊やビン投げ、異臭騒ぎの部屋ではマイアが死体の発見までする。そしてマイアは警官たちの不審な行動を目撃するが、それが亡くなった人物と残された妻への配慮の行動だったことを知る。

■見どころ
妊娠中のルッカが平穏な地区の担当になったのにホッとする。何しろ、マイアの方はルッカに送られてきたメールでどれほど激しいカーチェイスをしたかわかるほど。平穏といえどもルッカもなかなか大変な一晩になるようだ。お腹の父親であるコリンの母親フランチェスカはなかなかの人物。それでもルッカのことは相当気に入っている様子。ルッカがコリンの子を宿したと知ったらどうなるのか?生まれてくる子のために、さりげなくコリンの家系の酒癖など探りを入れるルッカ。そんなルッカはコリンのお楽しみに腹を立てていたようだが、果たしてコリンからのプロポーズを受けるのか?

また、ダイアンが一夜の関係を持ってしまった左翼の抗議者タリーがシカゴ警察署に連行されてルッカたちとすれ違ったりする一幕も。ダイアンに保釈金を頼むタリーだが、ダイアンはどうするのか?

ところで、ナオミは、エイドリアンと目が会うたびに意味ありげに笑顔を見せるが、実は、ナオミはかつてエイドリアンがシカゴ大で刑事弁護論の特別講師をしていた頃の生徒だった。そして同級生にリズもいたのだ。ナオミが当時のエイドリアンとリズについても詳しく語る。元夫婦だった二人はどんな間柄だったのか?リズに劣らず優秀なナオミが、弁護士になるのを断念してニュースアンカーになったのは、どうやらエイドリアンのせいでもあるようだ。

■スタッフ
製作総指揮:リドリー・スコット
企画・製作総指揮:ロバート・キング、ミシェル・キング、フィル・アルデン・ロビンソン
監督:ブルック・ケネディ

NHK総合「グッド・ファイト2」番組公式サイト
 2020.11.8スタート 日・23:00-23:45

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