引退を楽しみにしたことは一度も無い『キング・オブ・シーヴズ』マイケル・ケイン インタビュー特別映像解禁

2021年01月14日17時00分映画

2015年、英国史上「最高額」「最高齢」の金庫破り集団として世界中を驚きの渦に巻き込んだ衝撃の窃盗劇の実話を描いた『キング・オブ・シーヴズ』より、マイケル・ケインがプライベートでの家族との過ごす時間についても語ったインタビュー映像予告映像が解禁された。

かつて「泥棒の王(キング・オブ・シーヴズ)」と呼ばれたブライアン(マイケル・ケイン)。一度は裏社会から引退し、愛する妻と平穏な日々を過ごしていたが、妻の急逝後、知⼈のバジル(チャーリー・コックス)からロンドン随一の宝飾店街〝ハットンガーデン″で約25億円を盗み出す大掛かりな窃盗計画を持ちかけられる。ブライアンは一度引退した身ではあったが、久々の⼤仕事の魅力に逆うことが出来ず、ケニー(トム・コートネイ)、テリー(ジム・ブロードベント)、ダニー(レイ・ウィンストン)、カール(ポール・ホワイトハウス)ら、かつて伝説と謳われた窃盗団を再結集、再び犯罪の世界に手を染めることになる。



平均年齢60歳以上の“おじいちゃん窃盗団”の奮闘を描いた本作。“老いることをどう表現した作品だと思うか?”と質問されたマイケル・ケインは「生きる希望を持つことだ」「タダ働きでもいいと思ってた」「今はタダじゃ働かないけどね」とジョークを交えつつ返答。そして、“仕事を愛することが、働き続けるコツ”であり、自身も「それほど好きな仕事だからこの年齢でも続けられるし、引退を楽しみにしたことは一度もない」と役者という仕事への、80代を超えてもまったく衰えぬ熱い意欲を語る。ほか、主人公がロンドン下町出身であり独特の“押韻俗語”を使用することも魅力の⼀つの本作だが、実は⾃⾝とその家族も普段から俗語を使うと言う。「押韻俗語は、服役囚が看守にバレずに会話するために、刑務所の中で作ったもの」と解説した後、例えば「“アイスクリームにポピーを渡すか?”と言えば“運転手にチップを払うか?”という意味だ」と説明「俗語で⾔えば、運転手に通じないだろ?」「支払いの場⾯で使える」と明かし、「周りの人にはほとんど通じないし、外出中は本当に役に立つ」「私は人前で妻や娘に話すと時には俗語を使うことが多い」とプライベートで家族と過ごす時間についても打ち明けた。

2015年、ロンドンの宝飾店街ハットンガーデンの貸金庫から1,400万£(約25億円)相当の大量の宝石や現金が盗まれる事件が起きた。犯人はなんと平均年齢60歳以上の高齢窃盗集団。本作は、英国史上【最高額、最高齢の金庫破り】と呼ばれた実話の映画化である。監督は第87回アカデミー賞では5部門にノミネート、エディ・レッドメインが主演男優賞を受賞した『博士と彼女のセオリー』(14)のジェームズ・マーシュ。窃盗団を演じたのはブライアンを演じたのはクリストファー・ノーラン監督による新バットマンシリーズや『グランド・フィナーレ』(15)などの名優マイケル・ケインら豪華キャスト陣。人生も悪さも大ベテランの彼らが巻き起こした史上空前の窃盗劇だ――その驚きの顛末を⽬撃せよ!

『キング・オブ・シーヴズ』インタビュー特別映像

『キング・オブ・シーヴズ』2021年1月15日 TOHOシネマズシャンテほか全国順次公開

監督:ジェームズ・マーシュ(『博士と彼女のセオリー』)
出演:マイケル・ケイン、ジム・ブロードベント、トム・コートネイ、チャーリー・コックス、ポール・ホワイトハウス、レイ・ウィンストン、マイケル・ガンボン  
2018/イギリス/スコープサイズ/108分/カラー/英語/DCP/5.1ch
原題『Kingofthieves』
翻訳:鈴木恵美
配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ 
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映倫マークG  
『キング・オブ・シーヴズ』公式HP