NHKBSP「コウラン伝 始皇帝の母」皓ランと異人が結婚!?第14話予告と第13話ネタバレ:粋な贈り物

2021年01月16日09時30分ドラマ
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中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母(原題:皓镧传)」(全34話)呂不韋(りょふい)が秦で暗躍する中、趙では皓ランと嬴異人(えいいじん)が結婚か!?1月17日(日)夜9時からNHKBSプレミアムにて放送の第14話あらすじと第13話ネタバレあらすじ、豆知識(粋な贈り物)を紹介、番組公式サイトでは紹介ムービーが視聴できる。



「コウラン伝 始皇帝の母」は、中国、春秋戦国時代、趙の名家で育った聡明で美しい娘、李皓鑭(りこうらん)が、時代に翻弄されながら、秦の始皇帝の母となるまでの波乱に満ちた人生を描く愛と闘いの物語。
【「コウラン伝」を2倍楽しむ】では時代背景や人物紹介、各話の詳しいあらすじと見どころなどまとめて紹介している。

1月10日放送の第13話では、すれ違いを繰り返す呂不韋と皓ランが真実を打ち明け思いを通じ合わせた。深い信頼関係で結ばれた2人の熱い思いが心を打ったが、それもつかの間、呂不韋が刺客に殺されたと知らせを受けて落ち込む皓ランが痛々しかった。そして半狂乱の皓ランを、献身的に支える異人。異人の優しさが包み込み切なくも感動的な回となった。

1月17日放送の第14話では命をつないだ呂不韋が異人の王位継承へ向け計画を開始する。愛する皓ランへの思いを胸に、立身出世の為に呂不韋が人生を賭けた大博打に挑む。第13話のラストで厲(れい)王妃に追い詰められた皓ランのもとに駆け付けた異人。皓ランの窮地を回避するために異人がなんと、皆の前で恋人宣言!2人の結婚話が進んでいく。秦の呂不韋と趙の皓ランと異人、2国にわかれストーリーが展開する第14話もお楽しみに!

■前回:第13話ネタバレあらすじ
趙王は蛟王子と共に、高熱で苦しんでいる羽王子を見舞った。羽王子の王と民を想う思いに趙王は心を打たれた。しかし、蛟王子は羽王子の病は仮病だと知っていた。羽王子を訪ねた瓊華(けいか)は羽王子が芝居をしていることを見抜いた。そして蛟王子を亡き者にし、羽王子の王位継承を手助けする代わりに韓に兵を向けないと約束して欲しいと提案した。

異人は殷小春(いんしょうしゅん)の治療と皓ランの看病を受けて回復した。呂不韋はもうすぐ趙国と秦国の親善大使として秦に旅立とうとしていた。皓ランと呂不韋は2人だけで別れの宴を開いた。皓ランは呂不韋の無事を祈り、異人を秦に還すと告げた。そして呂不韋の前で皓ランは異人の素晴らしさを褒めたので呂不韋は落ち込みすねてしまった。呂不韋は自身が皓ランに平穏で豊かな生活を与えることができないと感じていたので、ずっと皓ランに対する愛を心の中にしまっていた。

しかし、皓ランへの思いを隠したままの呂不韋を見ていられない司徒月は、皓ランの翡翠のペンダントを池に投げ込んでしまう。一心不乱に翡翠のペンダントを探す呂不韋を見た皓ランは胸を打たれたが、自分が死んだ後のことや、危なくなったら自分の財産をもって逃げろと言う一方的な呂不韋に腹を立てた。しかし呂不韋は隠していた熱い思いを打ち明け、皓ランと呂不韋はついに思いを通じ合わせたのだった。

呂不韋は趙国使節団を率いて秦国に向かう中、蛟王子は呂不韋を暗殺するべく刺客を待機させていた。秦国との国境に来た夜、呂不韋は刺客の襲撃を受け、抵抗しているうちに翡翠のペンダントを落としてしまい、さらに刺されて崖から転落した。

趙国使節団は山の中で野獣にかまれた死体を見つけた。羽王子は宮殿に帰った使節団から呂不韋が殺害されたことを知らされた。国境に近かったことから呂不韋を殺したのは秦の刺客ではないかと兵士は趙王に報告した。皓ランは呂不韋が身に着けていた翡翠を受け取ったが、生きて戻ると約束した呂不韋が殺されたことを受け入れられずにいた。衰弱する皓ランを異人は「気が済むまで泣いて欲しいと」優しく励ました。

殷小春は、愛する逸王子もいつかは呂不韋のようになるかもしれないと思うとふさぎ込んでしまった。そして、逸王子に権力闘争を止めて宮殿を出ようと言う小春だったが、逸王子に聞き入れてもらえなかった。次の日、2人が口論している所に高将軍が通りかかると、小春は高将軍と大事な話し合いがあると言ってその場を離れた。高将軍は小春に利用されたことに腹を立てて、逸王子に仕返しすると言い張ったが、小春は命に代えても逸王子を守ると言った。そのことを聞いていた逸王子は、嬉しくなり小春のそばに来て手を握った。

一方、崖から落ちた呂不韋は一命をとりとめていた。呂不韋は秦の咸陽に到着し、一足先に秦に入っていた部下の司徒缺(しとけつ)と合流した。呂不韋は使者として接待を受けたが安国君との面会は果たせなかった。安国君は秦と趙国の議論に興味がない様子だったので、呂不韋は戦略を変えて、安国君の正室、華陽夫人の姉である宣候夫人に貴重なテン皮のコートを贈った。

秦では皓ランが呂不韋を失った悲しみに耐えられずにいた。雨の中苦しみを吐露する皓ランを、異人は励まし再び立ち上がれるよう背中を押すのだった。異人に思いを寄せる雅王女は異人と駆け落ちすることを決意し、異人となら世界の果てまで逃げてもいいと思っていたが、異人は雅王女の駆け落ちの提案を断った。異人は雅王女は本当の自分を好きなのではなく、一度手に入れたら嫌いになるだろうと告げた。

深夜、呂不韋を追って秦の国に行った衛兵は、密かに皓ランと会っていた。その衛兵は皓ランに呂不韋が陳副官によって殺され、さらに陳副官が何者かに殺されたことを告げた。

雅王女は皓ランが夜中に使者と密会しているという知らせを受け、それを厲王妃に伝えた。王妃は部下をつれて皓ランを捜索した。すると使者は突然ひざまづき、皓ランと恋愛関係にあると認めたが、皓ランは自分と使者は無関係だと断言した。するとそこへ異人がやって来て・・・。

■豆知識:粋な贈り物
第13話で呂不韋が秦での突破口として秦の宣候夫人に近づく為に贈ったものがテンの毛皮。以前も白い鹿を趙王に献上したり、珍しいものを手に入れることに長けている呂不韋だが、秦でも貴重なテンの毛皮を入手できるとは、さすが元商人ならではの神業だった。今でも冬のおしゃれ着として毛皮は高級品で「セレブのもの」という憧れを持ってる人も多いはず。ロングコートとなれば数十万円するほどの高級品だ。テンはイタチ科の動物で、主にロシアや中国北部に生息し、小さい体からとれる毛皮はわずかながら、その滑らかさと温かさは天下逸品で、人間の体を覆うほどのコートとして使用される毛皮の量を考えると今でも貴重な代物。

毛皮の歴史は古く、紀元前のローマ帝国や古代中国などにおいて、王族や貴族が身に着けたものとして記録が残っている。そのブームは衰えることを知らず、ロシア帝国では毛皮の輸出によって国力をつけたと言われるほど。日本でも毛皮、特にテンや黒テンの毛皮、セーブルは平安時代には入ってきており、貴族たちのおしゃれアイテムとして珍重された。『源氏物語』の中の末摘花がセーブルを着用していたという記述があるので、人気は相当なものだったとうかがえる。それにしても呂不韋が贈ったテンの毛皮の美しいこと。あんな素敵なプレゼントをされては、夫人でなくともお願い事の1つや2つは聞いてしまいそうになる。

■第14話あらすじ
異人は皓ランを雅王女の罠から救う為、皓ランと相思相愛で妻に迎えると厲王妃に伝える。皓ランは異人との結婚話に驚くが、異人から呂不韋の死の真相を突き止める為だと説得される。

一方、秦にいる呂不韋は、太子の正室で子供がいない華陽夫人の後ろ盾を得ようと画策する。異人を華陽夫人の養子にして、安国君の後、王位継承させるように提案した。華陽夫人も子供がいないことを不安に思っていたので呂不韋の提案を受け入れ、安国君にそのことを進言するのだが・・・。また、秦国と趙国の長きに渡る戦にも新たな動きを見せる。

原題:皓镧传
制作:2019年 中国

■キャスト相関図(NHK)
李皓鑭(リ・こうらん)役:ウー・ジンイエン [声:中村千絵]
呂不韋(りょふい)役:ニエ・ユエン[声:東地宏樹]
嬴異人(えいいじん)役:マオ・ズージュン [声:平川大輔]
雅(が)役:ハイ・リン [声:松井茜]
厲(れい)役:ニン・ジン [声:深見梨加]
趙 丹(ちょうたん)役:ワン・ジーフェイ [声:内田直哉]
韓 瓊華(かんけいか)役:ジャン・ナン [声:甲斐田裕子]

紹介ムービーとインタビュー映像
NHK「コウラン伝 始皇帝の母」番組公式サイト
 2020.09.27スタート 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
  ※再放送 翌週13:00~ 
Youtube予告動画

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