杉咲花「おちょやん」第8週「あんたにうちの何がわかんねん!」またまたトータス松本が波乱を起こす!予告動画

2021年01月22日10時15分ドラマ
@NHK

NHK朝ドラ「おちょやん」、第8週「あんたにうちの何がわかんねん!」では、撮影所にお父ちゃん、テルヲ(トータス松本)がやってくる!しっかり立ち直って…とはならず、相変わらずなテルヲは撮影所でも波乱を巻き起こす!そして、千代(杉咲花)と小暮(若葉竜也)、一平(成田凌)の恋の三角関係はどうなるのか?NHK朝の連続テレビ小説「おちょやん」第8週「あんたにうちの何がわかんねん!」(1月25日~1月29日)のあらすじと見どころをご紹介!予告動画は番組公式サイトで公開されている。



1月18日から放送された第7週、女優として撮影所に採用されたものの、映画の世界をしらない千代(杉咲花)は勝手な芝居をして監督を怒らせたり、恋人役と言われても全くその雰囲気さえ出すことができないというスタートだった。しかし、そこにまた大チャンスが巡ってくる。それは、かつて道頓堀で出会った女優・高城百合子(井川遥)がくれたチャンスだった。エキストラとしてもほとんど出演していないに近い千代だったが、小暮(若葉竜也)を思う気持ちを役にのせて乗り切った。

懐かしいメンツも登場した。道頓堀で幼いころから知っている一平(成田凌)だ。そして、よりによって、助監督の小暮に「仮の恋人になってほしい」と頼むところを見られてしまう。ちなみに、一平はのちに千代と結婚する役どころであるが、今のところはその気配はない。しかし、一平が千代を見る視線、千代がみせる視線にはすでに恋の予感が感じられる。

1月25日から放送される第8週「あんたにうちの何がわかんねん!」では、久しぶりに千代(杉咲花)の父であるテルヲ(トータス松本)が登場する。心を入れ替えて…いることはなく、相変わらず千代を困らせる。借金まみれなのはそのままだ。千代の人生が軌道に乗り始めるとやってきて破壊してゆく。恐るべき父親である。

「おちょやん」で映画考証を務める、京都文化博物館の森脇清隆さんによると、庶民の楽しみは江戸時代は舞台で、明治からは映画に人気が移り始め、大正後期に娯楽の王座になったという。「おちょやん」の中で、撮影所のスタッフはかなり荒々しい気性を持った人として描かれているが、実際にもそういう人が多く、特に証明技師は当時から非常に重い機材を、表現に合わせ素早く移動・セッティングする必要があり、かつ、強力な光を発していたために危険な仕事とされ、気性の荒い、命知らずな人が多かったといわれている。撮影の状況を見るのもドラマの楽しみとなる。

【第7週(2021/1/18-1/22)ネタバレあらすじ】
鶴亀撮影所で、女優の卵として映画の世界に飛び込んだ千代(杉咲花)。癖の強い片金所長(六角精児)と監督の面談にも晴れて合格し、早速助監督の小暮(若葉竜也)に連れられ、初めての撮影現場に臨む。ところが映画の現場を知らない千代の振る舞いが監督を激怒させ、作品から外されてしまう。さらには、先輩の大部屋女優からの容赦の無い嫌がらせの日々だった。

そんなある日、千代は高城百合子(井川遥)に再会する。百合子は「太陽の女・カルメン」主演を務めることが決まっていた。監督はヒットメーカーだが、自分の追求するものができるまで何度でも撮り直しをさせる。百合子にも容赦がない。そんな百合子は、千代のことなど全く覚えていない様子だった。

カフェーの仲間からの励ましもあり、名もない役でも全力で演じようと前を向く千代だったが、先輩の大部屋女優たちから悪い噂を流され、撮影現場から干されてしまう。それでもめげない千代は、撮影所に新しい居場所を見つける。それは女優たちの髪を結う場所だった。下働きをするのは千代にとっては苦痛ではない。何もしないでいるよりも、髪結いの役が来た時に役に立つかもと手伝いに精を出す。そんな時大部屋女優・弥生が急いで髪を結ってほしいと入ってきた。しかし、順番を崩せない。百合子の映画にでている弥生の髪を千代は結ってあげた。そんなこともあって、千代は少しずつ大部屋仲間になじんでゆくことができた。

やっと、役がもらえたが、千代の恋人役の芝居のひどさに監督が激怒してしまう。女優を続けるなら、今すぐ恋をしろと忠告を受ける。千代は真理(吉川愛)の助言もあり、助監督の小暮に恋人のフリを頼むことを思いつく。勇気を出して伝えると、小暮は快諾してくれたが、デートをする話にも発展するが、その一部始終を何故か一平(成田凌)が見ていた。活動写真を見るというデートはかなわなかったが、食事だけは一緒にとれた。そして、千代は小暮に恋をしてしまった。動揺を隠せない千代は翌朝、小暮と会うも普段通りに接することができない。しかし小暮の口から思いがけず、撮影所で見かけた一平の近況を知ることになる。それは、一平に再会すると、一座は解散し、一平は脚本家として勉強のために撮影所に来ているということを知った。

一方、混乱を極める「太陽の女・カルメン」の撮影。現場から抜け出した高城百合子と再び、鉢合わせる千代だった。役者は自分にだけは嘘をついてはいけないと千代にいい、自分が社長に千代に役を与えるように話してあげるといった。

監督と衝突していた高城百合子が、相手役と失踪する事件が起き、撮影所は大混乱に陥る。千代は恋心を抱く相手・小暮が、百合子のことを本気で好きだったことを知り、胸が苦しくなるのだった。

そんな折「太陽の女・カルメン」を新キャストで撮り直すことが決まり、千代が大抜擢される。それは百合子の置き土産だった。千代の役は、他の女性を好きになった夫に捨てられる妻という役柄だった。千代が演じるものの、「気持ちがこもっていない」と、あと一回駄目だったら役を下すといわれ、落ち込んでしまう。そんな千代の気持ちを解きほぐそうと一平や小暮は話しかけてくれる。小暮が百合子への思いを「好きになってよかった」と口にする。千代が小暮を思う気持ちもまさにそうだった。そして、翌日、みんなの前で演技をすると、監督から「よかった」と言ってもらえた。

その後、千代は中堅どころの女優として次々と映画に出演していた。そんな千代の名前を見つけた父・テルヲ(トータス松本)がまた千代の前にやってきた。

【第8週(2021/1/25-1/29)あらすじ】
■第36話(月)
千代(杉咲花)が撮影所に来て3年。時代は大正から昭和に移り金融恐慌の煽(あお)りを受け、映画界は不景気だった。鶴亀撮影所の女優たちも次々と辞めていく中で、千代は中堅女優としてどうにか頑張っていた。同じく小暮(若葉竜也)も映画監督の夢を諦められず仕事を続けていた。ある日、ヨシヲと名乗る男が訪ねてきたと知らせを受けた千代。撮影現場から急いで戻った千代が目にしたのは、父・テルヲ(トータス松本)の姿だった

■第37話(火)
鶴亀撮影所を訪ねてきた父・テルヲ(トータス松本)から性懲りもなく、一緒に暮らそうと言われ、断る千代(杉咲花)だった。とはいえ結局は見捨てられず、一晩だけカフェーに泊めてしまう。テルヲは翌日も押し掛け、所長の片金(六角精児)に直談判し、千代を売り込む。さらには撮影現場をも巻きこむ無茶をしでかし、千代は尻ぬぐいをする羽目に…。そんな時、小暮(若葉竜也)が新作映画の主演を選ぶ試験の話を持ってくるのだが…

■第38話(水)
千代(杉咲花)が臨んだ新作映画「鳥籠」の主演選考会の結果は“合格者なし”だった。その裏で鶴亀撮影所のスポンサー令嬢の滝野川恵が主演に決まったことを知る千代。そのことに激怒したテルヲ(トータス松本)は、社長の大山鶴蔵(中村鴈治郎)に掴(つか)みかかるが、所長の片金(六角精児)に返り討ちにあう。気を取り直し、カフェーで開催されるビール月間で売り子1位を目指す千代。その矢先、店の前にガラの悪い連中が…

■第39話(木)
大部屋仲間の弥生が鶴亀撮影所を解雇され、所長の片金(六角精児)に抗議した千代(杉咲花)は、逆に役者として覚悟が足りないと説教を受ける。落ち込む千代だったが、テルヲ(トータス松本)の悪い噂を耳にし、カフェーに戻ると、部屋から千代の通帳と印鑑を持ち出そうとするテルヲと鉢合わせる。詰問する千代。開き直るテルヲ。今までの話は全て嘘で、テルヲの借金まみれの生活が暴露され、修羅場と化す。遂に呆れ果てた千代は…

■第40話(金)
父・テルヲ(トータス松本)にまたも裏切られた千代(杉咲花)は、これを境にやる気を失い、撮影所にも行かなくなる。一方、最後の挑戦と意気込んで書いた脚本も不採用になり、実家に帰る決意をした小暮(若葉竜也)は、東京で暮らそうと千代にプロポーズする。うれしいはずの言葉に喜べず困惑する千代。それを見透かすように絡む一平(成田凌)の存在が煩わしく、悔しさが募っていく。自分にとって芝居とは、女優とは何なのか…

【作】八津弘幸
【出演】杉咲花、成田凌、トータス松本、西村和彦、吉川愛、阿部純子、六角精児、若葉竜也、渋谷天外、井川遥、若村麻由美他
【語り】桂吉弥
【音楽】サキタハヂメ
Twitter公式アカウント「@asadora_bk_nhk」

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