最終回前話:NHK総合「グッド・ファイト2」第12話<485日目>あらすじと見どころ:ジェイをスタッフ一丸で救え!

2021年01月30日10時00分ドラマ
Photo: Patrick Harbron/CBS
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NHK総合で毎週日曜夜11時から放送の「グッド・ファイト2」はアメリカの「今」を映し出す本格的法律ドラマとして話題の「グッド・ファイト」のシーズン2!次回1月31日放送予定の第12話「485日目」あらすじと見どころを紹介、予告動画は番組公式サイトで視聴できる。



「グッド・ファイト」は、日・韓でもリメイクされた「グッド・ワイフ 彼女の評決」(2009~2016年、全7シーズン)のスピンオフ(【日本版】【韓国版】)。アメリカで2017年より放送され、2020年現在シーズン4まで制作されており、日本ではAmazonプライムでシーズン1~3を配信中だ(Amazonでチェック

前回11話では、ダイアンの失った資産が第45代アメリカ大統領のドナルド・トランプの“減税政策”のお陰で元に戻ったが、31日放送の12話では、ジェイがトランプ前大統領の“移民政策”の餌食になってしまう。いよいよ残すところ後2話。最終回前話では、ジェイを救うためにレディック・ボーズマン(L&B)事務所スタッフが一丸となって戦う。

これまでの各話のあらすじはコチラ⇒【各話のあらすじ】

以下、詳しいあらすじを知りたくない方は「■見どころ」をチェックして、「■あらすじ」は見逃した時や視聴後の確認用にどうぞ。

■キャスト(声の出演)
ヒロイン3人紹介
ダイアン・ロックハート役:クリスティーン・バランスキー(小宮和枝)
マイア・リンデル役:ローズ・レスリー(鷄冠井美智子)
ルッカ・クイン役:クシュ・ジャンボ(鈴木美園)
エイドリアン・ボーズマン役:デルロイ・リンドー(辻 親八)
コリン・モレロ役:ジャスティン・バーサ(足立りょう太)
リズ・レディック=ローレンス役:オードラ・マクドナルド(近内仁子)

■第12話「485日目」
コリン・スウィーニーの婚約者、ナフタリ・アマドが関わる案件で、マイアとイスラエルから来た証人アヴィ・エップスを裁判所へ送るためにジェイが車を走らせる。裁判に間に合うように急いだところ、スピード違反で止められる。警官は全員を足止めし、エップスの所持品から“薬”が見つかったからとジェイと一緒に連行する。ダイアンとリズが保釈裁判所に駆けつけ、そこに移民税関捜査局(ICE)の人間が来ていることに気づく。狙いは証人ではなく、ジェイのようだ。急いでジェイの双子の妹から出生証明書を入手するが、マリッサが偽造だと気づく。実は、ジェイはアメリカ生まれではなくナイジェリア生まれだった。両親がアメリカで生まれた妹と双子ということにしようとしたのだった。そこで、ダイアン達は、ジェイに暴言を吐かせて「法廷侮辱罪」で再拘留させる。その間に、法律を駆使して、なんとかジェイの身柄をICEに引き渡さず、永久ビザが取れる方法を考える。マリッサが、絵の才能のあるジェイに、「傑出した才能を持つ人間に与える“アインシュタイン・ビザ”」を取得させればよいと提案する。

証人のエップスはすでにイスラエルに帰国させられていた。彼が証言するはずだった裁判で、ICEが検察側と手を組んでジェイを証人に追加したいと言い出す。ジェイを勾留するために、連邦の管轄に移す必要があったからだ。ダイアンは連邦地方裁判所へ、リズは民事法廷へ行く。民事法廷ではリズの主張通りに、ジェイが釈放されるまで連邦政府はジェイを拘束できないとの決定が出るが、連邦裁判では、連邦の権力は州の権限に勝るとしてジェイを釈放するように言い渡す。真逆の判決にICEとダイアンたちが言い争うが、その間に、ジェイが裁判の証人として連邦裁判所に連れ出されてしまう。傍聴席の後ろには警察が待機し、ジェイの証言の直後にジェイは警察官に連行されてしまう。

その頃、マリッサは、ジェイの「アインシュタイン・ビザ」申請のために奮闘していた。一方、ダイアンとリズは移民裁判所に行き、家族再統合としてビザの申請を行うが、裁判長に却下されてしまう。マリッサから、ジェイの絵をを買ったコミックブック販売店の店主を見つけたことを聞いたダイアン達は、裁判長にジェイの芸術的才能を主張し、コミックブック販売店の店主を"ジェイの作品に精通し確かな目を持つ美術商"として呼ぶ。美術商(?)はジェイの絵を高く評価するが、ICEは認めない。そこでダイアンは最近の「アインシュタイン・ビザ」の受給者としてメラニア夫人を例に上げ、メラニア夫人の裸の写真を見せる。
その結果、調査員、いや芸術家ジェイはビザを受給され、釈放される。釈放されたジェイは笑顔で口笛を吹きながら歩いていく。

■見どころ
冒頭、スピード違反で止められた後、ユダヤ人のエピックと黒人のジェイだけが連行され、白人のマイアは釈放された。明らかに非白人に向けた人種差別だ。現実社会でも、トランプ前大統領が、暴力から逃れてきた移民を「犯罪者」扱いし、差別に抗議する黒人を「つまみ出せ」と煽ったことなどが、何度も報道で取り上げられた。

今回は、ジェイをナイジェリアに強制送還させないために「アインシュタイン・ビザ」取得を目指す。今回もマリッサが大活躍。コミックブック販売店の店主を見つけ出すだけでなく、裁判長がライオンの絵画お気に入りという情報まで仕入れ、ジェイの初の個展までパソコン上に開かせる。
決め手はもちろんトランプの妻、メラニア夫人の「アインシュタイン・ビザ」取得。メラニア夫人が米国市民になったのは、2006年。モデルとして働いていた2001年に、「傑出した才能」の持主に与えられる通称「アインシュタイン・ビザ」を認められ、入国したのだ。

いよいよ残り1話!最終回もトランプネタは聞けるのか?

■スタッフ
製作総指揮:リドリー・スコット
企画・製作総指揮:ロバート・キング、ミシェル・キング、フィル・アルデン・ロビンソン
監督:ブルック・ケネディ

NHK総合「グッド・ファイト2」番組公式サイト
 2020.11.8スタート 日・23:00-23:45

【作品紹介】【各話のあらすじ】