ヴァーチャルドリカム・MASADO & MIWASCO『VTuber Fes Japan 2021』ライブレポート

2021年02月01日13時12分音楽
撮影クレジット: Photo by ニポポ / 金澤正平

1月31日(日)、DREAMS COME TRUE ヴァーチャルドリカムのMASADO(マサド)AND MIWASCO(ミワスコ)が、ヴァーチャルタレント/シンガーの音楽フェス『VTuber Fes Japan 2021』に出演した!Youtubeにて『DOSCO prime』全12曲ダイジェスト動画を公開中だ。



MASADO AND MIWASCOとは、次元を超えたデジタル空間で活動する「ドリカムのヴァーチャルキャラクター」。昨年10月から12月にかけて開催されたドリカム初のオンラインイベントツアー『DREAMS COME TRUE WINTER FANTASIA 2020 ‒ DOSCO prime ニコ生PARTY !!! ‒』にも登場、 “あっちのドリカム”という愛称でも知られている。

メンバー名のMASADOとMIWASCOから中村正人と吉田美和の「MASA」「MIWA」を取ると「DOSCO(=ドリカムディスコ)」となる。

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2021年はいよいよDREAMS COME TRUEの単独イベントを飛び出しヴァーチャルシーンの人気アーティストが集結する音楽フェスに出演することとなった。
今回2人が出演する『VTuber Fes Japan 2021』は、ヴァーチャルな姿で活動するタレントや配信者の総称=ヴァーチャルYouTuber/ヴァーチャルタレントの人気の高まりを受け、『ニコニコ超会議』内で2019年にはじまったイベントの最新版。事務所や活動形態の垣根を越えてシーンを代表する面々が集まり、意外なコラボレーションなども含むステージが展開される。2020年はコロナ禍の影響で座談会配信に変更されたため、音楽ライヴとしては約2年振り、人数を制限したリアル会場での公演とインターネット配信での同時開催となる。

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ヴァーチャルドリカムが出演する開催2日目には、人気ヴァーチャルアイドルグループ・ホロライブの1期生メンバー、田中ヒメと鈴木ヒナによるヒメヒナら様々な面々が登場。DREAMS COME TRUE自身は今年結成33年目を迎えるがヴァーチャルでの活動歴は、実はヴァーチャルドリカムが最も新人のアーティストとなる。
開催前には中村正人がブログにミライアカリの「Fly to NEWWORLD」を観たことを綴り、彼女がその投稿に反応する形でヴァーチャル界の“先輩/後輩”のSNS上での交流も生まれ、話題となった。

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この『VTuber Fes Japan 2021』でMASADO AND MIWASCOは、ドリカムの大ヒット曲の数々をDREAMS COME TRUE自らが楽曲をDNAレベルまで分解し、再構築、ディスコ仕様に変換したアルバム『DOSCO prime』(ヴァーチャルドリカムのデビューアルバム)の中から2曲を披露。巨大なミラーボール輝く専用ステージ”PREMIUM DOSCO STAGE”が会場に現われ、ライヴがスタート。ヴァーチャルドリカムの登場に「こんな未来が来るなんて」「この曲がここで聴けるとは!」との書き込みが溢れた。

1曲目の『うれしい!たのしい!大好き!‒ DOSCO prime Version ‒』では、カラフルなレーザーがステージを照らし、会場が一気にダンスフロアに変わる。楽曲の後半にはヴァーチャルならではの演出も披露。MIWASCOがミラーボールきらめく空中を自由自在に飛び回り観客を盛り上げた。

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さらに2曲目の「未来予想図Ⅱ‒ DOSCO prime Version ‒」では、レコードプレーヤーを模した回転式のステージで、会場の観客をぐんぐん巻き込んでいく。
ライヴを通して印象的だったのは、ドリカムの楽曲をもともと知っていた観客や、このライヴで初めて楽曲/ライヴに触れた観客が、一緒になって楽しそうに踊っていたこと。世代や性別、地理的な距離など様々な境界線を越えて、みんなで楽しめる/遊べる/踊れるまさに「ドリであそべ!ドリでおどれ!」な音楽の魅力を伝えるステージだった。
  TEXT: 杉山 仁

「DOSCO prime」配信リンク
DREAMS COME TRUE ‒ 『DOSCO prime』全12曲ダイジェスト
『DREAMS COME TRUE WINTER FANTASIA 2020 ‒ DOSCO prime ニコ生PARTY !!! ‒』特設ページ
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