上川隆也「遺留捜査6」第7話 二つに割れたクルミ大の石を残して暴力団が死んでいた!第6話ネタバレと予告動画

2021年02月18日22時44分ドラマ
@テレビ朝日

暴力団幹部・金子仁(本宮泰風)の刺殺体からドラマが始まる!現場に残されていたのは二つに割れたクルミ大の石だ!糸村(上川隆也)はそこから一体どんな真実を探り出すのか?上川隆也「遺留捜査season6」第7話は、2021年2月25(木)夜8時を放送、予告動画は番組公式サイトで公開されている。



2月18日に放送された第6話は、サックスを吹く際に使うリードがつなぐ物語だった。音楽家の新庄リュウ(葛山信吾)が殺されたが、敵の多い、新庄には容疑者も多く、捜査は難航する。実際には、バンドメンバーの一人が、自分をバンドから追い出そうとしていることを聞き、脅かすつもりでサックスのタンポに青酸性毒物を塗ってしまったことによる殺人だった。

そして、容疑者の一人と思われた付き人の満島拓斗(小野塚勇人)が遺留品と深いつながりがあった。殺された新庄は耳の病気でそのうち音が聞こえなくなってしまい、演奏家としての未来は絶たれていた。そんなときに聞いた満島の演奏に自分の若い頃を投影した新庄が満島を付き人につける。演奏する楽しさを知ってほしかったが、両親の借金を返す人生を送っていた満島は急いでデビューさせてもらう道を選ぼうとしてしまった。新庄の思いを聞き、満島は涙するのだった。この役をやった小野塚勇人は、テレビ東京の2020秋ドラマ「共演NG」でも付き人役を演じていて、「学生の頃の給食の献立がカレーで、帰ってきたら家の晩ご飯もカレーだったみたいな体験でした」と笑うが、全く異なるテイストの役柄を楽しんで演じたという。

2月25日に放送される第7話には豪華なゲスト、濱田龍臣、根岸季衣、本宮泰風、増田修一朗、岸田タツヤらが出演する。現場に残された二つの“割れた石”が、バラバラな事件のピースを奇しくもつなぎあわせていく。糸村と村木(甲本雅裕)の掛け合いもますます好調だ。

■前回:第6話ネタバレあらすじ
ジャズサックス界のトッププレイヤー・新庄リュウ(葛山信吾)がステージで演奏中、突如、苦悶し絶命する事件が起きた。死因は毒物による中毒死と判明するが、どこに毒が仕込まれていたのかすぐには特定できず、鑑定の結果待ちの状況だった。そんな中、糸村聡(上川隆也)は遺体のポケットから、小さなケースに入った人差し指大の薄い板を4枚見つける。それはサックスを吹くときにマウスピースにつける”リード”のようだったが、『2/10』『2/11』『2/15』『5/3』という謎の数字がそれぞれ記入されていた。

新庄の付き人で、自身もサックスを吹くという満島拓斗(小野塚勇人)に聞いたところ、その数字はリードを使いはじめた日付だとわかる。リードは消耗品で寿命が限られているため、新庄は期限の目安にと、常に使用開始日を書き込んでいたらしい。となると、最近――つまり2月に使いはじめた3枚のほかに、5月に下ろしたリードが混じっていることになる。なぜ新庄は半年以上も前の古いリードを持っていたのか、糸村は疑問に思う。糸村は科捜研の村木(甲本雅裕)にリードの調査を押し付ける。その結果、5月と書かれていたリードは実は2年前のものであり、それも手作りのもの、琵琶湖の近くに生えている原料で作られていたことがわかった。

また、拓斗によると、新庄は次のニューヨーク公演でバンドメンバーをひとり入れ替えると宣言していたという。外されるメンバーが、憎しみから犯行に及んだのだろうか…。バンド内の人間関係を調べたところ、ピアノ奏者の棚橋詠美(小橋めぐみ)が新庄と恋人関係にあったと判明。さらに、拓斗がプロデビューのチャンスを新庄に潰された事実も浮上した。詠美によると、新庄は気性が激しく、別れてよかったという。2年前に新庄の演奏の不備を指摘したら怒って5か月帰ってこなかったという。リードが作られた時と同じだとわかる。

そして、毒物の混入経路がわかった。肺から見つかったのだ。サックスを吹くときのタンポに塗られていた。楽器店の店主が疑われたが、実はメンバーから外されると思っていたバンドメンバーの一人・ベーシストの荒木(生津徹)が楽器店から毒物を盗み、サックスに仕込んだのだった。

疑いがかかっていた満島に糸村が話を始める。満島は自分のデビューを阻止したのは、新庄が嫉妬のためにやったことだと恨んでいたのだが、満島はそんな気持ちからデビューを阻止したのではなかった。遺留品であるリードを作ったのは、2年前。2年前には実は新庄は重度の難聴にかかっていた。絶望して自殺しようとしたところ、満島の幼馴染である香澄(村崎真彩)に助けられた。助けられた後、満島と香澄が小さい頃から遊んでいた葦笛をみて、リードを作ることを考えた新庄だった。そして、サックスを楽し気にふく満島を見たのだ。しかし、その後ライブ会場でみた満島の演奏は、金のために吹いているせいか全く違う音色になっていた。満島のことを立て直そうと自分の付き人にしたのだ。そして、自分の耳がますますわるくなってきた今、バンドから抜けるのは新庄その人だった。死ぬ前に満島に「つぎはお前だ」というハンドサインも出していた。

■第7話あらすじ
一月前に閉店した飲食店で、暴力団幹部・金子仁(本宮泰風)の刺殺体が見つかった。元店長の久保田英二(増田修一朗)が備品整理のため店を訪れたところ、遺体を発見したという。臨場した糸村聡(上川隆也)は、現場で2つに割れたクルミ大の石を発見。何の変哲もなく、しかも2つに割れた石を暴力団幹部がなぜ持ち歩いていたのか、疑問を抱く。

まもなく、金子が5年前、敵対する組織に狙われた組長をかばって左胸に被弾した過去が判明。このとき、金子が左胸に入れていた小石に弾丸が当たって一命をとりとめたため、“不死身の金子”とよばれるようになったらしい。以来、金子はその石をお守り代わりに持ち歩いていたらしく、石は事件とは無関係と思われた。

それでも石の“意味”を探ってあちこち訪ね歩いていた糸村は、偶然ひとりの青年・掛川春人(濱田龍臣)と出会う。春人は中学のときに母が他界、15歳で施設を逃げ出してからはアルバイトで食いつないできたと、糸村に天涯孤独の身の上を語る。その時既に、彼は「危険なバイト」へと手を伸ばし始めていた様で…!?

その矢先、捜査は急展開!先日、内勤に異動した岩田信之(梶原善)が特別捜査対策室に衝撃の情報を持って来るとともに、捜査線上にひとりの女性・末永節子(根岸季衣)が浮上する…。やがて、“割れた石”が、バラバラな事件のピースを奇しくもつなぎあわせていくことに――!?

テレビ朝日1月スタート「遺留捜査 season6」。出演:上川隆也、栗山千明、戸田恵子、永井大、梶原善、甲本雅裕、戸塚純貴ほか。番組公式Twitterアカウントは「@iryusousa_tva」。PR動画は番組公式サイトにて公開。

テレビ朝日「遺留捜査 season6」番組公式サイト
テレビ朝日「遺留捜査」番組公式Twitter @iryusousa_tva

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