韓国ドラマ「勉強の神」は、原作「ドラゴン桜」を超えるか?予告動画でチェック

2010年01月10日17時51分ドラマ
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今年2010年1月4日から韓国KBS2TVで始まった「勉強の神」が絶好調だ!原作は、、三田紀房の日本の漫画「ドラゴン桜」で、2003年から2007年まで、講談社の漫画雑誌「モーニング」に連載された大ヒットコミック。日本では、2005年にTBSで同名タイトルで放送された。元暴走族で弁護士の桜木建二が東大合格請負人となって落ちこぼれ生徒を東大に合格させるという物語で、ドラマ放送後の11月に実施した東大模試の受験者数が、それぞれ前年比9%から20%増となったほどの社会現象までを引き起こした(2005年12月の読売新聞より)。

韓国は世界でも有数の教育熱の高いお国柄で、受験期には国を挙げて受験生を支持し、試験会場の前では母親が祈りを捧げるというシーンもニュースなどでたびたび報道されているので、ドラマのヒットは予想通りというところだろう。

「ドラゴン桜」では東京大学(東大)合格を目指すが、「勉強の神」では、日本の大学入試センター試験にあたる大学修学能力試験(修能)での高得点を目指し、最終的には架空の天下大学への合格を目指す。日本の東大といわれる実在のソウル大学を出さないのは、KBSが公共放送局という立場からかもしれない。また、ドラマ「ドラゴン桜」は、原作の受験テクニックよりも、主人公たちの受験を通して成長していく姿を重点に置いていたので、文化の違う韓国「勉強の神」は、ドラマのリメイクというより、原作の勉強テクは大いに参考にしながら、主人公を取り巻く環境を韓国独特のシナリオ・構成で作り込んだ作品といえる。

しかし、キャストが豪華なのは同じで、主な登場人物は次のとおり。

カン・ソゴ(桜木建二):キム・スロ(阿部寛)
ハン・スジョン(井野真々子):ペ・ドゥナ (長谷川京子)
チャン・マリ(龍野百合子):オ・ユナ (野際陽子)
ファン・ベッキョン(矢島勇介):ユ・スンホ (山下智久)
キル・プリプ(水野直美):コ・アソン (長澤まさみ)
チヨン(香坂よしの):ナ・ヒョンジョン (新垣結衣)

韓国のキャスト陣で注目されるのは、まずはキム・スロだろう。「火山高」「達磨さんと遊ぼう」「飛天舞」などで圧巻の演技を見せた彼のドラマ初出演作となる。
ハセキョーが演じた真々子先生を演じるペ・ドゥナは「グエムル」「リング(RING)」「威風堂々な彼女」などの映画やドラマで日本でも人気の女優。
そして、学生側の主役で日本でジャニーズの山ピーが演じた役のユ・スンホも注目だ。「太王四神記」でぺ・ヨンジュンの子役、「善徳女王」「イケメンですね」など数々の広間をヒットさせた天才子役だ。

見所満載のドラマ「勉強の神」は、MBC「パスタ」、SBS「済衆院」をそれぞれ抑え、月火ドラマの視聴率競争で1位を記録し、幸先のよいスタートを切っている。日本での放送についてはまだ未定なので、韓国の公式サイトの予告動画で雰囲気だけでも味わってみてはどうだろう?懐かしい「ドラゴン桜」を思い出してチェックしてみては?
奇しくも日本のテレビ朝日系列でも今月14日から「ドラゴン桜」の外伝「エンゼルバンク 転職代理人」が放送開始する。こちらは、不況の今にぴったりな転職がテーマで、外伝というより、真々子先生のその後と言う感じ。詳しくは、こちらから

KBS2「勉強の神」