「おちょやん」第13週「一人やあれへん」一平(成田凌)の母親を千代(杉咲花)が全力で捜索する!予告動画

2021年02月26日09時00分ドラマ
@NHK

NHK朝ドラ「おちょやん」、第13週、一平(成田凌)が父・天海の名を継がないのは、母を捨てた父への恨み!そんな一平の気持ちに区切りをつけるため、千代(杉咲花)は一平の母親を捜索する!そして一平は父の思いを知る!NHK朝の連続テレビ小説、第13週「一人やあれへん」(3月1日~3月5日)のあらすじと見どころをご紹介!予告動画は番組公式サイトで公開されている。



2月22日から放送された第12週は、やっとのことで弟・ヨシヲ(倉悠貴)に会えたものの、ヨシヲはやくざ者の手下になっていた。家を出て困っているヨシヲを助けてくれたのは今一緒にいるやくざ者だけだったのだ。父親・ヨシヲ(トータス松本)といい、弟・ヨシヲにまでも迷惑をかけられる千代(杉咲花)には、同情の声が多くあがった。第60話で出ていったヨシヲを思い涙する千代をひしと抱きしめたのは一平(成田凌)だった。モデルとなっている俳優の浪花千栄子は夫と離縁するなど、どうやら今後も千代は家族、家庭というものには縁遠いことが予想されている。

3月1日から放送される第13週「一人やあれへん」では、一平(成田凌)の母親が初めて登場する。千代とは違い、金の苦労はしてないが、母親の愛には恵まれずに育った。父親の女遊びのせいで母親がでていったと信じている一平だが、そこには一平の知らない天海(茂山宗彦)の思いがある。

主題歌を歌っている秦基博が現在までに放送されたシーンの中で最も気に入っているシーンは、千代が父親の借金のために岡安を出ていかなくてはいけないシーンだという。ドラマの中でさらに劇を演じているところにすごさを感じたとインタビューで話している。

ドラマの中にでてくる食事シーンは、料理指導・広里貴子によって献立がたてられている。千代が幼いころの竹井家の食事、岡安の食事、カフェキネマの食事など地方と年代を考慮して作られているそうだが、現在の舞台の一つ福富楽器店のカウンターにあるガラスケースには、夏はチーズケーキ、秋はアップルパイ、他にもドーナツやカステラを並べているという。実はケーキは大正時代から人気があったという。アップルパイは、大正時代は生地を格子状に編んだものが多かったそうだが、現在はあまりないため、手作りで対応しているという。画面に映るケーキにも時代が感じ取れるドラマをなっている。

【第12週(2021/2/22-2/26)ネタバレあらすじ】
一平(成田凌)は自分の力試しに、前座で千代(杉咲花)と舞台に立つことにする。台本は新作の「若旦那のハイキング」。商売敵の親同士のせいで結婚を反対された恋人たちの物語だった。それは、みつえ(東野絢香)と福助(井上拓哉)の結婚を参考に一平が書き上げたもので、一平の相手役には千代が選ばれていた。だがこの頃、警察の検閲が厳しくなり、男女の恋愛場面が書き直されてしまう。なおされた話で幕はあがった。千代は自分は恋の経験があまりないことから、「人を思う気持ち」をヨシオを思う気持ちで演じる。そんな千代の熱のこもった演技に引っ張られて、一平は思わず接吻をしてしまう。戸惑う千代。すると、劇場にいた警官がその場面を見てしまい、即刻、芝居は中止となる。鶴亀株式会社の熊田(西川忠志)らが必死に警官に頭を下げ、公演は続けられることになった。

とはいえ、千代にとっては初めての接吻。岡安のお茶子たちが必死に慰める。一平にはもちろん、他の女優達にも「芝居のためだから」と強気なことを言っているが、心はグラグラと揺れていた。そんな時、一平に向って「姉ちゃんになにするんだ」と男が一平を張り倒した。驚いてその男を見ると、それは幼い日に別れた弟・弟のヨシヲ(倉悠貴)だった。ヨシヲと10年以上ぶりの再会を果たす千代は嬉しくて舞い上がってしまう。ヨシヲは立派な若者になっていて、神戸の会社に勤めていると言う。千代はヨシヲに鶴亀家庭劇の芝居を見せると約束するが、その矢先、鶴亀株式会社の熊田から、鶴亀家庭劇の公演が一切中止となったと知らされる。原因は、劇場に火をつけるという脅迫電話だった。一か月前にもえびす座ではボヤ騒ぎがあったのだ。

一平は、ヨシヲが関係しているのではないかと考え、後を追うのだった。千代は、弟のヨシヲの素性とともに、脅迫電話の一件にもヨシヲが深く関係していること知った。一平は、座長として鶴亀家庭劇を守るために、大山社長に相談しようと決意する。しかし千代は、ヨシヲには性根を変えるよう自分が説得するから待ってほしいと一平に懇願する。

そんなことがあった翌朝。何も知らないシズ(篠原涼子)たちは、ヨシヲと一緒に岡安に住んだら良いと微笑む。こらえきれない千代はご飯をのどにつまったふりをする。

熊田は、鶴亀を脅している犯人を調べ上げた。それは、鶴亀が買収した芝居小屋の持ち主だった。彼らがヨシヲたちを使っていたのだ。そして、ヨシヲのもとへ千代は行って、説得するも「夢物語は聞き飽きた」とけんもほろろだった。そんななか、再びヨシヲの宿に戻ったのは一平だった。千代がどんな風に道頓堀で生き延びてきたか、弟をどんなに思ってきたのかを伝える。

しかし、ヨシヲは仲間から劇場に火をつけろと脅され、追い詰められる。間一髪で止めに入り、人目につかぬようヨシヲを岡安に連れて帰る千代と一平。ヨシヲは、離れ離れになった間の自分のことを話し始めるのだった。そして、千代にとっての岡安が自分にとってのやくざ者たちであること、千代ばかりがうまくいって自分はどうしてうまくいかないと思っていたことなどをぶちまけた。二人は昔懐かしい茶粥を食べるが、やはり、ヨシヲは岡安にとどまることはできないと出ていった。「一人になってしまった」と泣きじゃくる千代を一平は「一人やあらへん」と強く抱きしめた。

【第13週(2021/3/1-3/5)あらすじ】
■第61話(月)
千代(杉咲花)は、道頓堀で起こった放火騒ぎが弟のヨシヲたちの仕業だったと、劇団の仲間たちに謝る。一方、一平(成田凌)は突然、岡安を出ていき、部屋を借りて一人で暮らし始める。お茶子たちは、一平に“いい人”ができたのではとうわさする。ヨシヲと別れた夜以来、一平に対して気まずい思いを抱く千代だったが、岡安のハナ(宮田圭子)から一平へのお使いを頼まれてしまう。新居を訪れると、部屋の中から女の声がして…

■第62話(火)
社長の大山鶴蔵(中村鴈治郎)から、父親の名前を継ぎ、二代目天海天海を襲名するよう言われた一平(成田凌)。周囲の期待をよそに断ってしまう。それは女好きで、母親を追い出した父・天海への恨みからだった。しかし襲名は社命であり絶対。一平が断れば、鶴亀家庭劇の存続も危ない。そんななか、実家の岡安で夫婦ゲンカの愚痴を吐くみつえ。それを叱るシズ(篠原涼子)。そんな母娘を見て、千代(杉咲花)はあることを思いつく…

■第63話(水)
千代(杉咲花)は一平(成田凌)を連れ出し、京都に向かった。それは、一平の母親から襲名を説得してもらえば、きっと一平も納得するに違いないと思いついたからだった。しかし、捜索は想像以上に難航する。次第に一平は、あきらめモード…。千代は、僅かな望みをかけてカフェーキネマの情報網を頼ることに。夜、店の常連客に聞き込みを続ける二人。あることをきっかけに、自分の母、夕(板谷由夏)の手がかりをつかむのだった…

■第64話(木)
幼き日より、一平(成田凌)が恨んできた父・天海天海(茂山宗彦)のそぶりからは、到底想像できない事実を突き付けられた、一平と千代(杉咲花)。呆(ぼう)然としたまま、京都をあとにし、道頓堀の帰路につくのだった。時を同じく、千之助(星田英利)も天海から口止めされていた事実を鶴亀家庭劇の座員たちに話し始める。そして、天海と千之助の二人以外にこのことを唯一知っていたあの人も、一平と千代の帰りを待ちわびていた

■第65話(金)
二代目天海天海の襲名公演をもって、芝居を辞める覚悟をする一平(成田凌)。今まで書き直してきた大切な台本を一冊ずつ燃やしていく。これまでの一平のただならぬ雰囲気を察していた千代(杉咲花)。一平のもとに駆け寄ると、その場面に遭遇する。千代は、天海親子のすべてを知るハナ(宮田圭子)から託された、初代天海天海の思いを一平に届ける。幼き日の一平が天海にとって、どんな存在だったのか、千代は語りかけるのだった…

【作】八津弘幸
【出演】杉咲花、成田凌、篠原涼子、名倉潤、星田英利、中村鴈治郎、明日海りお、板尾創路、西川忠志、倉悠貴他
【語り】桂吉弥
【音楽】サキタハヂメ
Twitter公式アカウント「@asadora_bk_nhk」

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