平岡円四郎役で堤真一登場!「青天を衝け」第3話、栄一が初仕事に挑戦!第2話ネタバレあらすじと予告動画

2021年02月27日09時00分ドラマ
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吉沢亮主演、NHK大河ドラマ「青天を衝け」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)2月28日(日)放送の第3話「栄一、仕事はじめ」あらすじ、2月21放送の第2話「栄一、踊る」のネタバレあらすじ、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。



2月21日放送の第2話では、栄一や慶喜が舞い踊り、子供から大人へ鮮やかに転換!第1話では蚕ダンスも話題になったが、第2話では栄一役の吉沢亮が獅子舞を披露。蚕の次は主人公が踊りだし、SNSでは「実はダンス大河なの?」と踊りに関するコメントが寄せられた。そして快活な栄一とは対照的に目を引いたのが、草彅剛演じる慶喜の能面フェイス。「能面以上に、仮面を被った顔が凄くいい。」「面を取った慶喜の表情に惹きつけられた」と視聴者からの反応も上々だった。今後も草彅慶喜の、頭は切れそうだけど何を考えているのかわからない、達観した姿に注目したい。

そして2月28日放送の第3話では、栄一が憧れの江戸にやって来る。賑わいを見せる江戸に栄一青年が胸躍らせる一方で、日本は黒船襲来に揺れ動く。その中で、父・市右衛門(小林薫)にピンチ到来!父を助ける為に栄一が念願の初仕事に挑む!混迷を極める日本の中で、栄一が体得するものは一体何なのか?さらに慶喜の腹心となり、栄一の運命を左右する人物、平岡円四郎(堤真一)が登場!ペリー率いる黒船襲来で、ついに日本が「幕末」へ突入する第3話もお見逃しなく!

■黒船に込めたペリーの思惑
日本が鎖国を終え、近代化へシフトするきっかけとなった1853年のペリーの黒船来航。実はオランダ側より来航の予告を受けていた江戸幕府は、アメリカ艦船が来ることは事前に知っていた。しかし、浦賀港に現れた蒸気船2隻を含む4隻のアメリカ艦船は、これまで日本人が見てきたロシアやオランダの帆船に比べ、蒸気で動く巨大な船だったので人々はそれを「黒船」と呼び、驚きと恐怖を抱いたと言われている。まさにこれはペリーの思惑通りで、蒸気船を知らない日本人に巨大な艦船を見せれば、近代国家の軍事力を認識させることができ、そして恐怖に訴える方が有効に訴えるより多くの利点があると考えていた。さらに、オランダの邪魔を避けたいと考え、長崎での交渉は避けて浦賀沖へ到着したのだった。

この頃のアメリカは、1846年-1848年の米墨戦争によりカリフォルニアを獲得し、太平洋に領土を広めていた。周りを見渡せば、イギリスやフランスは産業革命真っただ中で、その市場拡大の為に列強各国はアジア諸国への植民地化をすでに進めていた。太平洋航路を手にいれたアメリカは、遅れを取り返す為に巨大市場である清との貿易開拓に向けて邁進中だった。清との交易をスムーズにするためには、その間にある日本は無視できない存在だったが、この時の日本は鎖国中。そこで当時、東インド艦隊司令長官であったマシュー・ペリーに与えられた任務が、日本開国だったのだ。こうして、交渉に失敗できないペリーは綿密な計画のもと、艦隊を率いてやって来たのだ。

■前回(第2話)ネタバレあらすじ
父・渋沢市郎衛門は9歳になる栄一(子役:小林優仁)を連れて、藍葉の買い付けなど少しづつ仕事を教えていた。藍の刈り入れが終われば村の祭りが行われる。子供たちは祭りを心待ちにし、栄一や渋沢喜助(子役:石澤柊斗)たちは獅子を舞うことを楽しみにしていた。

ある日、渋沢家は岡部藩代官・利根吉春(酒向芳)から道を整備するため、6月に村から人手を100人出すことと、御用金2千両用意するように命じられた。6月は1年でも忙しい時期にあたるため、市郎衛門は人足を減らせないか直談判したが、それが代官の怒りを買い、市郎衛門たちは仕方なく命令通りに従わざるを得なかった。そんな大人の事情もあり、祭りの中止が渋沢宗助(平泉成)から村人たちに告げられた。祭りの中止に納得がいかない栄一はすねてしまうが、いとこの尾高千代(岩﨑愛子)は早く大人になって家族に楽をさせたいと大人な一面を見せて栄一を驚かせた。

一方、江戸城一橋邸では、一橋家に入った七郎麻呂(笠松基生)は、将軍の「慶」の字を取り、徳川慶喜と名を改めていた。江戸の暮らしに退屈していた慶喜は、側用人の中根長十郎(長谷川公彦)たちの前ではふてぶてしく振る舞っていたが、将軍・徳川家慶(吉幾三)の前では優等生ぶりを発揮し、家慶の寵愛を受けていた。その頃、慶喜の父・徳川斉昭(竹中直人)は、幕府から命じられた隠居が未だ解かれずにいた。家臣の藤田東湖(渡辺いっけい)はじめ、領民たちが斉昭の復帰を願う嘆願書を幕府に向けて送っていた。斉昭は一橋家に入った慶喜を頼りに、政治の世界への復帰を願っていた。

6月になり、血洗島の村人たちは総出で仕事に明け暮れていた。日中、男たちは土木作業、残った女子供で藍葉や桑の葉を借り入れる。夕方、労役から帰った男たちは、夜遅くまで藍の刈取りをする日が何日も続いた。そんなつらい時期でも母・ゑい(和久井映見)は「苦しい時ほど楽しまないと」と言って歌を歌い皆を元気づけた。

ある日、市郎衛門たちが土木作業から帰ってくると、藍の刈り入れが終わっていた。ゑいは「みんながんばってくれた」と作業が終わったことを報告しながら、泥だらけで帰宅した市郎衛門を労った。すると、外から笛の音が聞こえてきたので出てみると、なんと栄一や喜作が獅子を舞っていたのだ。あきれ顔の市右衛門を前に「五穀豊穣、悪疫退散だに!」と叫ぶ栄一は、笛の音に合わせて獅子を舞い村人を喜ばせた。それに感化された市右衛門も皆の前で舞って見せた。

そして時は流れ、成長した栄一(吉沢亮)は喜作(高良健吾)らと共に、新五郎改め尾高惇忠(田辺誠一)から剣術や勉学を学んでいた。そして千代(橋本愛)も大きくなり、美人で器量よしの女性に成長していた。読書に明け暮れる栄一は仕事中も「山田長政」の伝記に夢中になりすぎて、溝に落ちて泥だらけになり、ゑいや姉のなか(村川絵梨)を困らせた。市郎衛門はそんな栄一を見て、読書はいいが仕事をおろそかにしてはいけないと告げ「藍の葉は手間暇かけた分だけいい青が出せる。手を抜くやつにその青は出せない」と教えた。

時を同じくして、江戸城では家慶は息子の家祥(渡辺大知)より慶喜を寵愛していた。その可愛がりぶりは次の将軍は慶喜と噂が立つほどであり、老中・阿部正弘(大谷亮平)もこれから外夷から自国を守る為、世継ぎには壮健な体と聡明な頭脳を持つ慶喜を推したいと考えていた。そんな折、阿部のもとにアメリカが日本との条約を結ぶ為、艦隊を派遣してきたと報告が入った。

この頃、国力をつけてきたアメリカはメキシコとの戦争に勝利し、西へ領土を広げ、ついにアメリカ大陸の西海岸を手に入れていた。そして太平洋航路を利用し、中国との貿易を望んでいたアメリカにとって、日本との通商は必要不可欠だった。そこで東インド艦隊司令官・マシュー・ペリー(モーリー・ロバートソン)は日本との通商条約を求めてきたのだった。江戸城がペリー来航に揺れる中、血洗島の栄一は、市郎衛門のお供で江戸行きが決まったとゑいから聞かされ、憧れの江戸へ胸を躍らせるのだった。

■第3話「栄一、仕事はじめ」あらすじ
市右衛門と初めて江戸へ行った栄一は、江戸の華やかさに驚くとともに、父の姿に商売の難しさを知ることになる。その年の藍葉の不作により、窮地に陥った父を助ける為、自ら藍葉の買い付けに行きたいと考える栄一はある考えを思いつくのだが・・・。

一方、黒船が襲来した江戸は大騒ぎ。開国を迫るペリーに対し、幕府は将軍の病気を理由に返答を先延ばしにしていた。そんな中、病床に臥せっていた家慶が亡くなり、次期将軍候補に慶喜の名が挙がるも、慶喜は反発する。そんな慶喜の腹心の部下にと、ある男が抜擢されることになる。

NHK大河ドラマ「青天を衝け」第3話は2月28日(日)総合よる8時よりBSプレミアム、BS4Kよる6時より放送。脚本:大森美香、出演:吉沢亮/小林薫/和久井映見/高良健吾/草彅剛/堤真一/竹中直人/平泉成/北大路欣也ほか番組公式Twitterアカウントは「@nhk_seiten」。第3話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「青天を衝け」番組公式サイト

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