アガサ・クリスティー×三谷幸喜×野村萬斎 第3弾「死との約束」は熊野古道が舞台に!あらすじと予告動画

2021年03月05日10時00分ドラマ
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2015年の「オリエント急行殺人事件」、2018年の「黒井戸殺し」に続く、“主演・野村萬斎×原作・アガサ・クリスティー×脚本・三谷幸喜”の夢のコラボレーション、待望のスペシャルドラマシリーズ第3弾は日本初の映像化「死との約束」!土曜プレミアム「死との約束」は3月6日(土)よる9時からフジテレビで放送、予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「死との約束」は、アガサ・クリスティーの『死との約束』を原作に、脚本家・三谷幸喜が舞台を“エルサレム”から日本の巡礼の道“熊野古道”に、そして時代設定を昭和30年に置き換え、ほぼ原作を忠実に脚色した意欲作だ。ミステリー界の女王・アガサ・クリスティーが1938年に発表した長編小説『死との約束』は、映画『死海殺人事件』とタイトルを変えて1988年に映画化もされているが、日本での映像化は今回が初となる。

2015年の第1弾「オリエント急行殺人事件」、2018年の第2弾「黒井戸殺し」とどちらも好評を博した本シリーズ。第3弾となる「死との約束」も主人公は狂言の第一人者・野村萬斎演じる名探偵・勝呂武尊(すぐろ・たける)だ。休暇中のホテルで一風変わった本堂家と出会った勝呂が、熊野古道ツアーの途中で本堂夫人が死体となって発見された事件の真相を追っていく。

萬斎は、本作について「ややこしくてねえ、謎解きが大変でした(笑)。自分でも何をしゃべっているのかわからないくらいややこしくて。オセロゲームで角を置くと全部色が変わっていくような、すべてが裏返っていくどんでん返しとそのための伏線が本当によくできているなあと思います。今回の脚本は、ご覧になっている皆さんが、“裏切られる展開”かもしれません」と謎解きの魅力を語っている。

ヒロインとなる“運命の女”上杉穂波役を演じるのは鈴木京香。萬斎は「鈴木京香さんはお美しい方ですが、実はとてもはつらつとした明るい方で、三谷さんがお好きな女優さんだということがよくわかりました。僕もすっかり京香さんのファンになりました」とコメント。癖の強い名探偵・萬斎と婦人代議士・鈴木京香のロマンスにも注目したい。

事件の被害者となる独裁者のような本堂夫人役に松坂慶子。全員が容疑者の本藤家の家族に、山本耕史、シルビア・グラブ、市原隼人、堀田真由、原菜乃華ら豪華俳優陣が終結。さらに、捜査に協力する医師・沙羅絹子役を比嘉愛未が、本堂家の税理士・十文字幸太役を坪倉由幸(我が家)が、編集者・飛鳥ハナ役を長野里美が、警察署長・川張大作役を阿南健治が演じドラマの脇を固める。

世界最高のミステリー作家と日本屈指の脚本家による、夢のコラボシリーズ第3弾に期待が高まる!

■あらすじ
名探偵・勝呂武尊(野村萬斎)は休暇で訪れていた熊野古道のホテルで、その場に似つかわしくない物騒な言葉を耳にする。事件はこの時、すでに動き始めていた…。

翌日、朝食をとるためラウンジに向かうと、そこで医師・沙羅絹子(比嘉愛未)と出会い2人はすぐに打ち解ける。そこに、本堂家の夫人(松坂慶子)、次男の主水(市原隼人)、長女の鏡子(堀田真由)、次女の絢奈(原菜乃華)がやってくる。さらに遅れて、長男の礼一郎(山本耕史)と妻の凪子(シルビア・グラブ)もやってくる。夫人は一家の独裁者のようで、子供たちはみな完全に彼女の支配下に置かれていた。一家を良く知る男・十文字幸太(坪倉由幸)によると、主である本堂氏が十分なお金を残して死んだため、家族全員で日本中を旅しているのだという。

本宮大社を散策していた勝呂は自伝の執筆のために熊野を訪れていた婦人代議士・上杉穂波(鈴木京香)と編集者の飛鳥ハナ(長野里美)と出会う。穂波と勝呂は旧知の仲だった。

その二日後、古道散策ツアーに向かった本堂一家と勝呂、沙羅、穂波、飛鳥。各人が、思い思いの場所に分かれて時を過ごす一行。そんな中、参道沿いのベンチで休んでいたはずの本堂夫人が、遺体となって発見される。ぎくしゃくしていた家族の誰にも動機があり、全員に殺害するチャンスがあった。名探偵・勝呂史上、最もややこしい事件の推理が、今、始まろうとしていた。

フジテレビ3月6日(土)よる9時より土曜プレミアム「死との約束」を放送。原作:アガサ・クリスティー「死との約束」 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)/出演:野村萬斎、鈴木京香、比嘉愛未、松坂慶子、山本耕史、シルビア・グラブ、市原隼人、堀田真由ほか。PR動画は番組公式サイトで公開されている。

土曜プレミアム「死との約束」番組公式サイト