元サッカー日本代表 前園真聖が25年前を再現!“ネットいじめ”防止のための新映像を3/4より公開!

2021年03月04日15時14分社会

Jリーグは、元サッカー日本代表の前園真聖を起用したSNSによる誹謗中傷防止のための啓発動画を、2021年3月4日(木)14時より行われた法務省、全国人権擁護委員連合会、公益財団法人人権教育啓発推進センター3社主催による「インターネットと人権・オンラインフォーラム~心ない投稿・コメントで人を傷つけないために~」Jリーグ公式Youtubeチャンネルで公開された。



昨今、SNSの普及などにより、人格を否定するような誹謗中傷がより深刻な問題となっています。スポーツ界もその例外ではなく、クラブや選手に対する誹謗中傷が大きな問題となっている。この度、Jリーグではこの問題を少しでも抑制し、一部の心ない人間によって心を痛めている多くの選手やファン・サポーターを守るために、SNSによる誹謗中傷防止のための啓発映像「ネットいじめ、カッコ悪い。」を制作した。

今回の映像では「いじめ」「サッカー」「啓発CM」の3つのテーマから連想される人物として、今から25年前「いじめ、カッコ悪い。」のCMにて社会問題に対し自らのメッセージで呼びかけ大きな反響を呼んだ元サッカー日本代表・前園真聖さんをメッセンジャーに起用。SNSでの誹謗中傷=“ネットいじめ”への思いを、前園さんが自身の言葉で語りかける。現在、スポーツの領域のみならずバラエティ番組出演などマルチな活躍を見せる前園だが、本映像で見せる真剣な表情や一言一言にはSNSによる誹謗中傷抑制への強いメッセージが込められている。

尚、本映像はJリーグ2021年シーズンの全試合会場※の大型ビジョンにて使用される予定だ。



Q)今回の撮影はいかがでしたか?
久々の撮影で緊張感のある中、今回 25 年前の自分の CM からまた当時とは違う現代においての問題みたい なものを自分の言葉でということでしたが、非常に責任感のあるというか緊張感のある中で楽しくやらせていただ きました。

Q)今回、J リーグの誹謗中傷抑制動画起用のお話をお伺いされた時は、どんなお気持ちでしたか?
25 年前に違う形で社会に問題提起をさせてもらって、今はスポーツ界でも社会でもネットでの誹謗中傷の問題 は凄く深刻なものがあるので、自分の言葉で皆さんに語り掛けるじゃないですけど、そういう思いでやらせてもら いました。

Q)撮影前に 25 年前の映像をご覧になられていましたが、その時の感想を教えていただけますか。
「いじめ、かっこ悪い」と言っていましたが、僕がかっこ悪かったですね、今見ると(笑) あんな感じでよくやってい たなって思いました(笑) もう少し紳士的に…あの時の自分に言い聞かせてやりたいですけど。ただあの CM が今 も時々話題に上がったり、いじられたりすることもあるんですけど、あの経験をさせてもらったおかげで、また今回 こういう話をいただけたので、非常に良い経験だなと思っています。

Q)25 年前から変わったことはありますか?
年齢を積み重ねて僕自身も人生の中でいろんな失敗やいろんな経験をしたので、当然考え方も変わっていま すし、自分が今の立場になってスポーツだけでなく、いろんなメディアの中で発言する上で、昔より今の方が責任 感を感じますし自分の言葉一つで周りの環境も変わってくると思うので、責任感は昔もあったつもりですが、今は よりそれを感じています。

Q)25 年前から変わっていないことはありますか?
変わっていないこと(笑) ん-、サッカーが好きだってことは変わってないですかね。もちろん現役の時はプレー をしている方ですけど、今はプレーをしてませんが子どもたちにサッカーの楽しさを教えたり、J リーグや海外の 試合を見たり、視点は変わりましたけど、サッカーが好きなことは変わっていないと思います。

Q)2021 年の J リーグに期待することはどんなことですか?
昨年からもそうですけど、コロナ禍で J リーグも選手たちもサポーターの皆さんも大変な中で一生懸命やって いるのを外から見ていました。今シーズンはいつ通常開催になるか分かりませんが、選手たちがピッチの中で 一生懸命頑張っているし、サポーターファンの方がスタジアムで、みんな楽しく応援できてサッカーを楽しめる日 がまた来ると思うので、その日まで僕らはサッカーを応援したいし、J リーグを応援したいし、それに応えて選手た ちは一生懸命ピッチでプレーしてくれると思うので、みんなでサッカー界を盛り上げていけたら良いかなと思って います。