NHKBSP「コウラン伝 始皇帝の母」異人が秦で結婚?第21話予告と第20話ネタバレ:栄枯盛衰の咸陽

2021年03月06日09時00分ドラマ
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中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母(原題:皓镧传)」(全34話)嬴異人(えいいじん)改め子楚(しそ)が毒を盛られ吐血!秦の跡目争いが幕を開ける中、生き残りをかけ異人は言われるがままに側室をめとる!3月7日(日)夜9時からNHKBSプレミアムにて放送の第21話あらすじと第20話ネタバレあらすじ、豆知識(栄枯盛衰の咸陽)を紹介、番組公式サイトでは紹介ムービーが視聴できる。



「コウラン伝 始皇帝の母」は、中国、春秋戦国時代、趙の名家で育った聡明で美しい娘、李皓鑭(りこうらん)が、時代に翻弄されながら、秦の始皇帝の母となるまでの波乱に満ちた人生を描く愛と闘いの物語。
【「コウラン伝」を2倍楽しむ】では時代背景や人物紹介、各話の詳しいあらすじと見どころなどまとめて紹介している。

2月28日放送の第20話では、ついに異人と呂不韋(りょふい)が秦の咸陽に到着!早くも異人の義兄、異傒(いけい)と共に跡目争いに火花を散らした。そして宮殿を追い出された雅王女が正体を偽り異傒の婚約者として秦に潜入!秦の太子である安国君を尻に敷く華陽夫人や、呂不韋に猛烈アタックする宣候夫人など秦の女性たちも再登場し、趙の女性たちに負けず劣らず一筋縄ではいかないキャラの濃さを見せ、これからの展開にも期待が高まった。そして咸陽と言えば、漫画『キングダム』の舞台ともなっており、三国志好きには胸アツな場所へ舞台を移し、物語はさらに盛り上がりを見せる。

そして3月7日放送の第21話では、子楚と改名した異人と義兄・子傒、どちらが秦の国王になるのか跡継ぎ問題が過熱する。雅王女をバックアップに迎えた子傒がさっそく毒盛りで子楚を陥れるのだが・・・。そして異人は華陽夫人の命令で側室を迎えることに。趙に皓ランと息子・政を置いてきてはいるものの、秦での基盤を固めたい異人に対し、ライフワークバランスよりも政治を優先する異人にイラつく呂不韋。愛をとるか地位をとるか。男たちのロマンを賭けた闘いが火ぶたを切って落とされる第21話もこうご期待!

■前回:第20話ネタバレあらすじ
皓ランは死んだと思われている殷小春(いんしょうしゅん)を馬車に乗せ、共に宮殿を出ようとしていたが、後を追って来た逸王子に阻まれてしまう。小春が馬車から降りてきたので逸王子は小春が生きていることを知った。小春を留まらせたい逸王子だが、皓ランからは本当に小春を愛しているのならば、苦しみから逃れたい小春の好きなようにさせてあげて欲しいと頼むのだった。しかし攻撃を止めない逸王子が放った矢に射抜かれた高昊陽(こうこうよう)は、矢に塗られた毒が体にまわり、出血が止まらず息絶えた。昊陽は死ぬ間際、皓ランと和解し、小春のことが好きだったと告げるのだった。

一方、雅王女は秦の首都、咸陽に到着し、王孫である嬴子傒に丞相の娘・范睢の娘、范雅(はんが)と嘘をついて秦の王宮に紛れ込んだ。子傒は范雅と婚約しており、雅王女が偽物であると疑っていた。そこへ死んだと思われた范雅の使用人があわわれ、雅王女が范雅を殺し、彼女に成りすましていると証言した。しかし、雅王女が機転を利かし言い訳する姿を見て、子傒はその使用人を殺すよう命じ、正体はわからないが聡明な雅を自分の妻として迎えることを決めた。

呂不韋は異人を連れて秦に戻ったが、秦が邯鄲に攻め入ったことで異人が死んだと思い込んでいる子傒は異人を偽物だと決めつけた。そこへ異人の母・夏姫が現れ、異人が偽物でないことを証言した。そして、異人は安国君の正妃・華陽夫人に謁見し、自ら華陽夫人の養子になることを申し出た。名前も異人から華陽夫人の故郷・楚にちなみ「子楚」と改名した。異人は皓ランたちを呼び寄せる為に、華陽夫人のご機嫌をとり、秦の王になるという目標があった。

その頃、趙では皓ランが息子の嬴政と小春と共に暮らしていた。ある日、皓ランに恨みを持つ虞浩が訪ねてきて、皓ランを襲おうとした。帰宅した小春が皓ランを助けようとして、思いがけず虞浩(ぐこう)を殺してしまった。皓ランと小春は虞浩の遺体をすぐに運びだした。そこへ、虞浩を探しに来た父親の虞平(ぐへい)が現れ、皓ランは虞浩は来ていないと嘘をついたが、疑う虞平は部下たちに息子を捜索させた。

刑罰を司る役職に就く虞平は治安を守る為だと言って皓ランを捕らえようとしたが、そこに公孫将軍が現れ皓ランを助けた。実は、公孫将軍は呂不韋から金を受け取り、皓ランを助けるようお願いされていたのだった。公孫将軍の登場で、一時は引き下がった虞平だったが、その直後に虞浩の遺体が発見され、皓ランの仕業だと思い復讐を胸に誓う。

一方秦では、子楚(異人)が父の安国君と義母の華陽夫人を尋ねていた。子楚は皓ランと息子の政を秦に呼び寄せたいと願い出た。華陽夫人も安国君に早く皓ランを趙から連れて来るよう促したが、安国君は3度も手紙を送っているが趙がなかなか応じないことを告白した。趙国は皓ランを秦との交渉の切り札として手放したくないと考えていた。

安国君との会見の後、子傒と雅王女と出会った。子傒は自分の婚約者で范睢の娘、范雅と言って雅王女を紹介した。子楚はすぐに雅王女だとわかったが、お互い知らないふりをし、その場を後にした。雅王女は子傒に子楚を陥れて王座に就いて欲しいと告げた。そこで子傒は子楚を招いて宴を催し、大いに酒を飲ませた。酒に世話い子楚だったが兄の誘いを断れず酒を飲み続けたが、毒を盛られて血を吐いて倒れてしまった。

■豆知識:栄枯盛衰の咸陽
秦が都をおいた咸陽という土地は、渭水の北岸に位置しており、この渭水が地形的にも自然の要塞の役割をこなしていた。名前の由来は風水からきており、丘陵地帯の南側、河川の北側を「陽」と言ったため、「咸(みな)陽」という地名が付けられ、現在も西安咸陽国際空港があるように、当時の名前がそのまま残されている。

咸陽と言えば、漫画『キングダム』において史上最大規模の戦いと言われる合従軍編で描かれるメインの舞台となる。山崎賢人主演で映画化された『キングダム』(2019年)でも咸陽宮が描かれ、映画や漫画ファンにとっては聖地となるだろう咸陽。歴史上では、始皇帝が周辺諸国を滅ぼし天下統一を果たすと、全国の富豪たちを咸陽に移住させたこともあり、咸陽はさらに繁栄した。しかし始皇帝の死後、咸陽を占領した楚の将軍・項羽は咸陽を焼き払い、徹底的に破壊したと言われている。

「コウラン伝」第20話では呂不韋や異人が船に乗り、宴を催し酒を酌み交わす優雅な場面として王都・咸陽が描かれた。しかし長い中国の歴史においては咸陽もまた、栄光と衰退を味わった都市のひとつとなる。

■第21話あらすじ
子傒主催の宴の最中、異人が血を吐き倒れてしまう。猛毒を飲んだとわかり、誰もが異母兄の子傒の仕業だと疑うのだが・・・。秦の国王は、孫の子傒と子楚に秦の政治への意見を書くよう命じる。子楚は華陽夫人から一族の娘、絲蘿(しら)と結婚するよう勧められる。趙に残してきた皓ランを思いやるの呂不韋は異人に対し怒りをぶつける。時は流れ8年後、皓ランと政は趙にいた。秦では国王の病状が悪化し、子傒と子楚の跡継ぎ問題が再燃する。

原題:皓镧传
制作:2019年 中国

■キャスト相関図(NHK)
李皓鑭(リ・こうらん)役:ウー・ジンイエン [声:中村千絵]
呂不韋(りょふい)役:ニエ・ユエン[声:東地宏樹]
嬴異人(えいいじん)役:マオ・ズージュン [声:平川大輔]
雅(が)役:ハイ・リン [声:松井茜]
厲(れい)役:ニン・ジン [声:深見梨加]
趙 丹(ちょうたん)役:ワン・ジーフェイ [声:内田直哉]
韓 瓊華(かんけいか)役:ジャン・ナン [声:甲斐田裕子]

紹介ムービーとインタビュー映像
NHK「コウラン伝 始皇帝の母」番組公式サイト
 2020.09.27スタート 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
  ※再放送 翌週13:00~ 
Youtube予告動画

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