竹野内豊・黒木華「イチケイのカラス」第3話、小日向文世は殺人犯をかばって野に放ったのか?第2話ネタバレと予告動画

2021年04月13日10時30分ドラマ
@フジテレビ

竹野内豊の型破りな裁判官姿がかっこいい!みちお(竹野内豊)が次に扱うのは、部長の駒沢(小日向文世)が過去に判決を下したことのなる因縁の相手・藤代省吾(岡田義徳)の事件だ!過去の裁判では減刑判決を下した駒沢だが、それは正しかったのか?解明される真実には悲しい現実がある!フジテレビ 2021年4月19日よる9時から「イチケイのカラス」第3話を放送!予告動画は番組公式サイトで公開中だ。



4月12日に放送された第2話でも、みちお(竹野内豊)の真実を追い求める姿勢にぶれはなかった。人気料理研究家・深瀬瑤子(前田敦子)の幼児虐待の差し戻し案件を見ごとに裁いた。初回の裁判の裁判官は最高裁事務総局の事務総長・香田健一郎(石丸謙二郎)の息子・隆久(馬場徹)だった。差し戻しで一審と違う判決を下すことは隆久のミスを認めることになる。それは、出世を考える人にとってはありえないことだが、みちおにそんなことは関係ない。

瑤子が犯したと訴えられたのは「揺さぶられっ子症候群/SBS」の疑いだ。赤ん坊の脳の中に起きる障害で、最近は、揺さぶられっ子症候群で罪に問われたものの、無罪判決がでるケースも多い。密室で起きることが多く、言葉を話せない赤ん坊が被害者となるため状況を知ることはなかなか難しい。今回、みちおは隆久に証言を制限されていた小児科医の「10人の小児科医がいれば10人ともそういう」という言葉にあわせて、10人もの小児科医を招集し、別の事故の可能性を導き出した。

被疑者である人気料理研究家・深瀬瑤子を演じた前田敦子はセリフが少なく、表情だけでの演技が多かったが、その演技には高評価がでている。

4月19日の第3話では、部長である駒沢(小日向文世)がクローズアップされる。日本の刑事裁判は99.9%が有罪となるといわれている。そんな中で、任官後、何件もの無罪判決をだしている駒沢だが、第3話での事件ではどんな判決を下すのか?ゲストには被疑者となるガラス工房で働く藤代省吾役に岡田義徳、被害者の妻役に佐津川愛美が登場する。藤代は過去の判決で駒沢に裁かれている。今回の裁判でも二人の関係がクローズアップされる。藤代を演じる岡田は「小日向さんとは過去に何本もの作品でご一緒していますが、今回ガッツリと対峙(たいじ)してお芝居をすることができ、新鮮ですごく楽しい時間でした。ぜひ楽しんで頂けたらと思います」と話している。




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■前回:第2話ネタバレあらすじ
みちお(竹野内豊)たち地裁チームと、甲子園出場経験もある井出(山崎育三郎)を擁する地検チームによる、恒例の草野球試合が行われた。坂間(黒木華)は、2打席連続ランニングホームランの井出を迎えた投手のみちおに対し、敬遠すべきだと主張する。しかし、みちおは、0.1%でも可能性があるなら勝負がしたいと言い出し、勝負するが、デッドボールになってしまう。

その夜、坂間は、最高裁判所判事で、司法研修所時代の上席教官でもある日高(草刈民代)から呼び出され、あるパーティーに出席する。そこで坂間は、最高裁事務総局の事務総長・香田健一郎(石丸謙二郎)を紹介される。健一郎は、坂間が東京地裁第3支部の立て直しを任されていることを承知しており、人事局でもみちおの存在が問題視されつつあることを彼女に告げる。それを受けて日高は、みちおの問題行動に対して処分が必要だと判断した場合は人事局にあげてほしい、と坂間に指示する。

そんな折、イチケイの部長・駒沢(小日向文世)は、合議制で扱いたい案件があるとみちおたちに告げる。それは、1審で有罪判決が下された、人気料理研究家・深瀬瑤子(前田敦子)による幼児虐待事件だった。瑤子は、当時1歳半の長女が泣き止まないことに苛立ち、激しく揺さぶるなどしてケガを負わせたことにより、傷害罪で2年6ヵ月の有罪判決を受けていた。だが瑤子は判決を不服として控訴。それを受けて高裁は、審理内容を精査し、地裁に差し戻したのだ。しかし、実はこの案件、第1審の裁判長を健一郎の息子・隆久(馬場徹)が務めた“取り扱い要注意”案件だったのだ。父親の影響力を考えれば、一審と違う判断をすることなどできない。坂間は自分は合議から外れたいというが、それはかなわない。

事件は、産後うつとなっていた瑤子が娘の詩織が泣き止まないことに苛立っていた。仕事から帰ってきた夫・啓介(渋谷謙人)が詩織が動かないことに気が付き病院につれてゆくと、そこで小児科医の足達(金井勇太)は「揺さぶられっこ症候群/SBS(Shaken Baby Syndrome)」と判断していた。一審の前に瑤子が法廷に入る際に笑った顔がマスコミでクローズアップされて、鬼女と言われたことも印象を悪くしていた。

みちおは外野の声をすべて排除して、再び、捜査することとした。そして内科医10人に意見を聞くと、SBSではなくその3日以内に怪我をしたことが原因になっている可能性があるという。詩織が預けられていた託児所の保育士は、啓介の元交際相手だった。保育士は詩織の事件の後、瑤子を侮蔑する書き込みをSNSにしていた。法廷でそのことを認めたが、自分は何もしていないという。そして、事件の起きる3日前に詩織が熱を出したので病院に連れて行ったという。その時、診察したのは足達だ。診察時間が妙に長かったと思うと意見を出した。

実は、足達は隆久とは大学の剣道部の先輩後輩の関係だった。足達は最初にSBSと言ってしまったが、自分が間違っていると気が付き、海外にいる恩師のところに診断を仰ぎに行った。隆久を証人に裁判によんだみちおは、隆久が足達ともめていたという話を確認する。隆久はSBSの証言についてもめていたのではないといいはるが、足達が素直に事実を証言した。3日前に詩織が診察に来た際、目を離したすきにベッドから落ちてしまった。事件の日、救急に呼ばれると詩織がSBSの疑いで搬送されていた。SBSと判断したが、瑤子が頑なに無実を主張するので判決が下りた後怖くなって隆久に相談したのだ。しかし、隆久は今更証言を覆すことなどゆるさないと足達にプレッシャーをかけていた。判決は瑤子の無罪だった。みちおは瑤子に頭を下げた。長い間、親子は引き離されていたので、詩織は瑤子を覚えていないのではと心配になったが、それは杞憂だった。

隆久はみちおたちに強くでるが、坂間が「すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行い、この憲法及び法律にのみ拘束される」と応戦する。みちおも新聞のインタビューで「裁判官が飛ばされるという噂があるが、そんなのは都市伝説。裁判所って真実に公平な場だから」と答えていた。

健一郎はイチケイにやってきて、頭を下げ、隆久に懲戒処分をすると話した。

坂間は、過去の殺人事件で裁判官が日高と駒沢、弁護士がみちおだったことがあり、無実を訴えた被疑者が有罪判決の後自殺したことを知れべていた。

■第3話あらすじ
「どうしたらなれるか、アインシュタインに」。ある日みちお(竹野内豊)は、坂間(黒木華)たちイチケイメンバーにそう質問する。ヒントは、裁判官にも大事なことだとみちおは言うが……。

そのとき、起訴状を読んでいた部長の駒沢(小日向文世)は、合議制で扱いたい案件がある、とみちおたちに告げる。案件は重過失致死及び死体損壊の事件で、被告人はガラス工房で働く藤代省吾(岡田義徳)、被害者は市役所職員の野上哲司(成松修)だった。その教室には野上の14歳になる娘・碧(渡邉心結)が通っていたが、迎えに来た碧の母で、笹原警察署の警察官でもある奈緒(佐津川愛美)に一方的に好意を抱いた藤代は、「野上哲司は浮気している」「夫と別れなければ罰を与える」等の監視や人格非難にあたる内容の手紙を差し出し人不明で送りつけていた。それが藤代の仕業だと気づいた野上は、事件当夜、藤代と工房で会い、口論からつかみ合いになったという。藤代は工房にあった自転車に乗って逃げようとして野上と衝突。そのまま後ろに倒れた野上は、後頭部を強く打ち命を落としたらしい。犯行の露見を恐れた藤代は、野上の遺体を焼却炉で燃やしていた。

みちおが裁判長を務めた第1回公判、入廷してきた駒沢の姿を見た藤代は驚く。実は駒沢は、18年前に裁判長として藤代を裁いたことがあり……。

フジテレビ 2021年4月スタート。毎週月曜日よる9時放送、「イチケイのカラス」。出演:竹野内豊、黒木華、新田真剣佑、小日向文世、草刈民代、中村梅雀、桜井ユキ、水谷果穂、山崎育三郎、升毅ほか。番組公式Twitterアカウントは「@ichikei_cx」。

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