NHKBSP「コウラン伝 始皇帝の母」皓ラン失踪!第27予告と第26話ネタバレあらすじ:あくどい趙高

2021年04月17日09時00分ドラマ
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中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母(原題:皓镧传)」(全34話)秦を離れようとする皓ランと政だが、その間に子楚は胸の痛みを覚え自分の命の終わりが迫っていることを知る!4月18日(日)夜9時からNHKBSプレミアムにて放送の第27話あらすじと第26話ネタバレあらすじ、豆知識(あくどい趙高)を紹介、番組公式サイトでは紹介ムービーが視聴できる。



「コウラン伝 始皇帝の母」は、中国、春秋戦国時代、趙の名家で育った聡明で美しい娘、李皓鑭(りこうらん)が、時代に翻弄されながら、秦の始皇帝の母となるまでの波乱に満ちた人生を描く愛と闘いの物語。
【「コウラン伝」を2倍楽しむ】では時代背景や人物紹介、各話の詳しいあらすじと見どころなどまとめて紹介している。

4月11日放送の第26話は、教育を巡り皓ランと夏太后の間で小競り合いが勃発。さらに皓ランは呂不韋と恋人同士だったという噂を流され、秦の人間ではないものが王位継承者にふさわしくないと考える夏太后がなんと政に毒入り菓子を食べさせた。なんと恐ろしい中国宮廷・・・しかし政の方が一枚上手だった!おびえる従者を見て菓子に毒が入っていると察した政はその場から一目散に逃げ出した。さすが聡明な皓ランの子供、そして未来の始皇帝と思わせる勘の良さを発揮した。

一方、司徒缺(しとけつ)が呂不韋の妻、白霊児への思いを告白し、彼女に強く当たる呂不韋に歯向かった。それに腹を立てた呂不韋が長年使えた司徒缺を刺殺、一命をとりとめた司徒缺だったが彼の命を助けたのは呂不韋の政敵、子傒(しけい)だった!今まで味方だった司徒缺を刀で刺してしまう呂不韋も恐ろしいが、しぶとく生き抜いた司徒缺が子傒のサポートをしていくことになる。

そして4月18日放送の第27話では、咸陽で広まっている噂が収まるまでという約束で秦を離れた皓ラン政は趙へ向かおうとするのだが・・・。そんな中、子楚が病に倒れ、医者から余命宣告を受けてしまう。物語も佳境を迎え、子楚に死亡フラグがついに立つ。一方で呂不韋も子傒に追い込まれ絶体絶命のピンチを迎える第27話もお楽しみに。

■前回:第26話ネタバレあらすじ
成蟜(せいきょう)が自分の弓を取ったと言って騒ぎを起こした政。夏太后は失礼な態度を取る政に怒り、罰を与えるよう命じるが、家臣たちは皓ランを恐れて政に手を出すことはしなかった。そこへ皓ランが現れ、夏后に謝罪しようとしない政を棒で叩いた。政がその場を立ち去ると、皓ランは夏太后に、その弓は政にとって寝る時も離さないほど大事なもので、夏太后が大事にしているかんざしと同じものだと説明した。そしてそんな兄の大事なものを取ろうとする成蟜のしつけがなっていないと母である絲蘿(しら)をしかりつけた。

政の怒りは収まらず家臣の趙高が政の機嫌をなだめるのだった。成蟜は父である子楚が自分に興味がないことを嘆き、絲蘿は夏太后に自分の教育が悪いと告げた。側室だった夏太后は同じ立場である絲蘿の気持ちを理解できたが自分では何もすることができなかった。そんな時に絲蘿があることをほのめかしたことで、夏太后は呂不韋と皓ランが恋仲で、政はその間にできた子供という噂が流れていることを知るのだった。実は、咸陽中に広まるこの噂は華陽太后と雅王女が共謀して子楚と呂不韋を陥れるために流したものだった。

しばらくして夏太后は自分の部屋に政を呼び、お菓子でもてなした。政は一口お菓子を食べたら従者があまりにおびえていたので、毒が入っていることを疑い、趙高と共に走って逃げた。政はひどい頭痛に襲われ吐き気を催した。皓ランは医者を呼んで診察してもらうと、食べた菓子の中に多量に摂取すると毒になる植物が入っていることを発見したので、政はすぐに解毒剤を処方された。怒りを覚えた皓ランは、子楚の側室選びをしていた夏太后に対し、孫を毒殺する罪を償わせると息巻いた。

呂不韋は、犯人が見つからず焦っていたが、さらに政が自分の息子であるという噂で頭を悩ましていた。そしてその噂に怒った白霊児が真相を突き止めようとしたが、呂不韋は冷たく追い払ったので、哀れに思った司徒缺が白霊児を庇った。白霊児が好きな司徒缺は自分の思いを告白するが、それを呂不韋が知り、主の妻に思いを寄せる司徒缺を怒って刺し、家臣にどこかへ捨てるよう命じるのだった。

呂不韋が犯人捜査を始めてから6日が経ち、周囲の大臣たちは責任を取り呂不韋を死罪に処すよう子楚に頼んだ。呂不韋は次の日の日没までに犯人を見つけられなければ甘んじて処罰を受けると言った。その後、生きている人間に矢を当てる遊びをしている政を見かけた呂不韋は、もっと面白い遊びがあると言って、石で陣営を作り戦の攻め方を教えたのだった。その頃、なんとか一命をとりとめた司徒缺は子傒(しけい)に助けられていた。呂不韋をよく知る司徒缺は、この恩に報いるために呂不韋に関する情報を流した。

夏太后は皓ランを呼び、呂不韋との噂が収まるまで長くて3年、秦を離れて欲しいとお願いした。そんな噂が蔓延していることを知らなかった皓ランは、この話を聞いて驚いた。皓ランを心配させないための子楚の配慮だったが、皓ランは政と共に秦を離れる決意をした。その夜、皓ランは政務で疲れた子楚の為に甘いお菓子を用意した。翌朝、子楚は皓ランの姿がないことに気づいたが、既に皓ランは宮殿を出た後だった。



■あくどい趙高
始皇帝の寵愛を受けた宦官のひとりであった趙高。第26話で乱暴者の政に苦言を呈したり味方になったりと、世話を焼く趙高だが、実は策略家の雅王女と繋がっていたことがわかった。趙高は歴史上実在した人物で、始皇帝の末の息子の養育係を受け持つほど、始皇帝からの信頼は篤かったとされる。

趙高は小さいころ何らかの罪をかぶり、宮罪、つまり去勢させられてしまった。こうして宦官に抜擢された趙高は始皇帝から信頼を得るのだが、5回目の行幸先で始皇帝が亡くなると、宰相だった李斯を抱き込み権力を手中に収めようと画策した。そして次期皇帝を籠絡して自分が宮廷の事務を取り仕切るために郎中令というポジションを得て、邪魔になりそうな皇族や親族縁者に至るまで、法律知識を駆使して冤罪を作り処刑したと言われている。こうして趙高の保身のために多くの有能な武将が死罪となり秦国は国力を下げることになるのだった。

■第27話あらすじ
皓ランは子楚に行く先を告げずに息子の政を連れて王宮を出る。皓ランがいないことにショックを受けた子楚は急いで後を追うのだが・・・。そして胸に異変を覚えた子楚は、病の悪化で余命わずかだと医者に告げられてしまう。そんな中、子傒が兵を連れ呂不韋を捜索しにやってきた。なんと子楚は呂不韋が王宮から盗んだ金を隠していると告発するのだが・・・。

そんな子楚は戦に出る前に、亡き母の形見を雅王女に渡す。朝廷では政の父親が呂不韋だという疑いについて追及が始まるのだった。果たして皓ラン親子の運命は?そして呂不韋は生き延びることができるのか?

原題:皓镧传
制作:2019年 中国

■キャスト相関図(NHK)
李皓鑭(リ・こうらん)役:ウー・ジンイエン [声:中村千絵]
呂不韋(りょふい)役:ニエ・ユエン[声:東地宏樹]
嬴子楚(えい・しそ)役:マオ・ズージュン [声:平川大輔]
雅(が)役:ハイ・リン [声:松井茜]
華陽(かよう)役:タン・ジュオ [声:小松由佳]
安国君(あんこくくん)役:ワン・マオレイ [声:咲野俊介]
嬴子傒(えい・しけい)役:ワン・ユー [声:山野井仁]

紹介ムービーとインタビュー映像
NHK「コウラン伝 始皇帝の母」番組公式サイト
 2020.09.27スタート 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
  ※再放送 翌週13:00~ 
Youtube予告動画

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