パク・シフ「風と雲と雨」第11-12話あらすじと見どころ:謎の刺客〜伏兵現る!(全21話版)WOWOW

2021年04月23日19時00分ドラマ
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パク・シフ9年ぶりの韓国時代劇でコ・ソンヒとチョン・グァンリョルと共演した「風と雲と雨」(全21話版)が、WOWOW2話連続放送中!今回は4月30日(金)放送の第11話~第12話の詳しいあらすじと見どころを先取り紹介、Youtubeにて予告動画が視聴できる。

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「風と雲と雨」は朝鮮最高の観相師と神力を持つ王女、運命に翻弄される愛の行方とキングメーカーたちの王位争奪戦を描くアクション・ロマンス時代劇。
【「風と雲と雨」を2倍楽しむ】では、全28話版のネタバレあらすじやネタバレなしのあらすじ、ドラマの見どころや制作記者会見、パク・シフ初のファンイベント再現レポートなどまとめて紹介している。

■第11話「謎の刺客」完全ネタバレ13-14話/全28話版ハジョンは流刑地で亡くなる直前に用心棒のチソンに「お前は生き残って恨みを晴らしてくれ」と伝えており、チソンはその言葉を胸に、主君の恨みを晴らすためキム・ビョンウンとチョンジュンへの復讐の機会を伺っていた。そうしてある夜、ビョンウンが一人でいる隙を狙って襲いかかったチソン。しかし、倒れたものの生きていたビョンウンによって、チソンは立ち去り際に毒のついた矢で打たれてしまう。何とか逃れるも、その時たまたま居合わせたジャヨン、そして後から現れたボンリョンの目の前で倒れてしまう。ボンリョンはその時チソンを介抱する少女がジャヨンだということを知り、ずっと探していた子にやっと会えたと喜ぶ。そして2人は協力して周囲に見つからないよう、チソンをチョンジュンらのもとへと運び、看病をする。その後チソンは目を醒ますと、宿敵チョンジュンの姿が見え慌てて刀を握るが、チョンジュンは冷静に「私を殺してもいいが、自決はしないと約束してほしい。そなたは国のために武士として戦うことが運命なのだ」と語りかけ、チソンの凍った心を溶かすのであった。

一方興宣君は王族たちの同意を取り付けて息子のジェファンを次期国王に推薦しようとする。可愛がっていたハジョンを失い病に伏している大妃に、チョンジュンは興宣君、ジェファンと共に会いに行く。ジェファンは「大妃様の涙を見ると私の心が張り裂けるようです。いっそのこと私が死ぬべきでした」と言いながら慰労し、大妃の心を掴んだ様子を見て安堵するチョンジュンと興宣君。しかしながら、後日大妃は哲宗の異母兄の子をハジョンの代わりに王にすると興宣君に突然告げる。突然の出来事に状況が飲み込めないチョンジュンらであったが、更に驚くことに、そこには何と以前ボンリョンの首を絞めて殺しかけたソンジンが易者となり、チョンジュンらの前に再び現れたのであった。

チョンジュンがついにボンリョンの母を見つけ、ボンリョンは嬉しさをこらえきれない。しかし自分以上に母に会いたがっている人物がいると言い、連れてきたのは哲宗であった。母との感動の再会を影から見守るチョンジュン。ここでの哲宗とバンダルの会話、そしてバンダルとチョンジュンの会話はそれぞれ見逃せない。特に母のバンダルがボンリョンを心配しチョンジュンに娘から離れることを望むが、チョンジュンは「運命がどうであれ、全力でボンリョンを守り抜くから許してほしい」と請う。この時のチョンジュンのセリフは、どんな時よりもボンリョンへの愛する想いが伝わって来る大変感動的なシーンなので是非とも注目だ。

また第4話にて10年間科挙に落ち続けていた学士ソンジンが易者として再登場!ソンジン役を演じるのはソ・ドンボク。90年生まれの新人俳優でこれまで短編映画などで経験を積み、ドラマ出演は本作がデビューとなる。韓国でもまだあまり知られていないものの、第4話で強烈な印象を残し韓国でも「この俳優は誰だ?」と話題になったほど。オーディション当時、演出を引き受けたユン・サンホ監督の期待を一身に受け、それだけでなく実際の撮影でも現場スタッフはもちろん共演した先輩俳優からも良い反応を得たと言われている。チョンジュンと対決をすることになるなど重要な役を任されており、本作品でも勿論のこと、俳優として彼の今後の活躍に期待だ。




風と雲と雨12■第12話「 伏兵現る」完全ネタバレ15-16話/全28話版
大妃から呼び出され、哲宗の異母兄の子ヨンウン君をハジョンの代わりに王にすると告げられたチョンジュンらは驚きを隠しきれない。そんな姿を科挙の道を諦めて易者となったソンジンがほくそ笑みながら見ていた。そしてソンジンが連れてきたヨンウン君はハジョンと同じ四柱推命だがただ一点、ハジョンのように短命ではないと告げ、大妃はヨンウン君に亡きハジョンの面影を見つけて歓迎する。チョンジュンと興宣君は違和感を覚え、すぐにソンジンとヨンウン君の素性を調べ始めるのであった。またチョンジュンらが帰った後、大妃はその場に同席していたボンリョンにヨンウン君の運命がどう見えるかと問う。ボンリョンは正直に「ヨンウン君は平凡な人材であり、王の気運など持っていない」というも、大妃は「そんなのは私がどうにでも作ってみせる」と相変わらず聞く耳を持たなかった。

後日、大妃は哲宗をはじめ大勢の前で後継者としてヨンウン君を紹介し、続けてソンジンが「ヨンウン君は王の運命を持っている」と予言する。するとそこに哲宗に呼び出されたチョンジュンが現れる。ヨンウン君を次期国王だと予言したソンジンと、ジェファンを次期国王だと予言したチョンジュン。哲宗は易者2人の能力を試すため国運を問う。するとソンジンは太平の世が訪れると答えるが、チョンジュンは何と疫病が流行ると予言するのだった。一同は驚愕し、王妃は何てことを言うのかと激怒。ソンジンはでたらめだと言い張り、更には予言が外れた方の首をはねてくれと言い出す。そしてそれを承諾するチョンジュン。
しかし実際、既に大勢の民衆が病に冒され始めていた。ジャヨンから助けを求められたボンリョンは貧村を訪れ、悲惨な状況を目の当たりにし驚く。一方でチョンジュンも事前に薬を大量に調達し医者達を呼ぶも、増え続ける患者の数に追いつかず苦戦する。そんな中でも、王宮には疫病の報告は上がっておらず、なぜチョンジュンがあんな予言をしたのかと不思議がる大妃。実際は多くの民衆が苦しんでいながらも現状を王に報告せず、また現地に出向きもせず呑気に過ごしす周囲の状況に興宣君は怒りが収まらず…。

いよいよジェファンを時期国王にと考えていた矢先、新たな壁が立ちはだかり少々気が滅入るチョンジュン。そんなときに現れて励ますのが、良い相棒のパルヨンだ。お酒を片手に2人で話しているが、チョンジュンがパルヨンに「もし沈没する船に乗っていたら、脱出するか?或いは船を直して中の人たちを助けるか?」という究極の選択を迫る。一瞬ためらったかのように見えたパルヨンだが、心の中では最初から決まっていたかのように答える。パルヨンとチョンジュン2人の固い絆が見えてくるシーンは何だか心にぐっとくるはずだ。

また今回は興宣君が激しく感情を露わにするシーンが多々登場する。疫病で既に多くの死者が出ているにもかかわらず、王には下手に報告せず状況把握に努めよと指示するキム一族らに対し、興宣君は「民衆を殺すのは疫病ではなく、今ここにいる人々だ」と言い放ったり、この状況でもお酒を飲みに行くと話していた若い官僚に説教し「民衆がいなくなれば国もなくなる」と怒鳴る。そして極め付けはラストシーン!「病人や民衆の苦痛や恐怖を味わえ」と叫び、疫病が流行っている貧村の土を官僚たちにばらまいて、血走った目で怒りに満ちた表情を浮かべる、迫真の演技は見ているこちらも思わずたじろいでしまうほど。かつてのヘラヘラとした興宣君の姿からは想像のつかない、まるで別人物のようだ。また、疫病の話題は昨今の我々が置かれている世界の境遇と似ていることもあり、どうかチョンジュンやこの興宣君のような、民衆を心から思う人物が人々の上に立ち、国を作っていってもらいたいと、思わず心から願ってしまうであろう。


■キャスト
チェ・チョンジュン役:パク・シフ
ポンリョン役:コ・ソンヒ
興宣大院/イ・ハウン役:チョン・グァンリョル
チェ・インギュ役:ソンヒョク
 ほか

WOWOW「風と雲と雨」番組公式サイト
 2021.03.26スタート 金19:00-21:30 他、2話連続放送

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