「ストーブリーグ」第11-12話あらすじと見どころ:逆境から見えてくるもの~勝利より大切なもの!BS日テレ

2021年04月28日12時25分ドラマ
©SBS

ナムグン・ミンが冷徹なGMから部下を優しく育てる理想の上司に…だが、これは開幕と同時に辞任するための準備でもある!BS日テレでBS 初放送中の話題の韓国ドラマ「ストーブリーグ」(全16話)4月29日(祝、木)と30日(金)放送の第11話~第12話の詳しいいあらすじと見どころを紹介、本作はDVDも好評発売、TSUTAYAでの配信、レンタル中で公式サイトにて予告動画が視聴できる。



「ストーブリーグ」は、野球経験ゼロのゼネラルマネージャーと落ちこぼれ球団が放つ感動作。【「ストーブリーグ」を2倍楽しむ】ではドラマの見どころや韓国での評判などまとめて紹介している。

■キャスト「押さえておくべき4人+α人物紹介」
ペク・スンス役:ナムグン・ミン
イ・セヨン役:パク・ウンビン
クォン・ギョンミン役:オ・ジョンセ
ハン・ジェヒ役:チョ・ビョンギュ
他、ソン・ジョンハク、イ・ジュニョク、チョ・ハンソン

■第11話「逆境から見えてくるもの」
ギョンジュを滅多打ちしたギョンミンは、伯父の会長クォン・イルドに跪いて謝罪する。イルドは、ふがいない弟(ギョンミンの父)の思い出話をし、ギョンミンは不出来な弟と違うからクビにはしないといい、「球団を早く解散させるよう」催促する。

海外キャンプの準備をするスンスたち。ところが、ギョンミンは、海外でのキャンプを中止するよう迫る。国内でのキャンプを余儀なくされたスンスは候補地の選定を急ぐ一方で、シーズンに入って、地方球団が不利にならないように公正なスケジュールの配慮を各球団のGM会議で提案する。会議の後、ペリカンズのオGMから、薬物使用について規制が厳しくなるようだと聞く。バイキングスのキムGMは、イム・ドンギュ選手が熱心に練習をしているが孤立しているようだと心配顔。

フロント会議。過去に19勝を挙げて準優勝の経験のあるチャン・ジヌ選手から当時の話を聞き、チーム強化のために当時のスタッフを呼び戻すことにする。名打撃投手のホ・ジヌク、ひと目で怪我を見抜くコンディショニングコーチのイ・ジュンモ、投手をやる気にさせてくれるキ・ボム捕手。彼らはいずれもイム・ドンギュ選手との関係などドリームズに良い感情を持っていない。そんな彼らをジェヒ、セヨン、チャン・ジヌ選手が交渉にあたるが、難航する。

そんな中、オーストラリア派遣キャンプで不調だったユ・ミンホ選手が帰国する。ジェヒはスカウトチーム長のヤン・ウォンソプと一緒に迎えに行き、落ち込むミンホを元気づける。

いよいよキャンプ初日。スンスたちと3人の臨時スタッフが選手たちを出迎える。スンスは選手たちに改めて、最善の環境でないことを真摯に謝罪、3人の臨時スタッフのおかげで雰囲気良くキャンプがスタート。そんな中、ついに練習試合の日。バスから降りてきたのはバイキングスの選手たちだった。イム・ドンギュ選手がスンスに近づき耳元で何か囁く。

ギョンミンの父親を“大事な弟”といいながら、盗み食いをしたこと、学歴がなく、社長の器じゃないこと、社員からナメられたこと…さんざんこき下ろす会長イルド。ところがギョンミンはベテラン整備員から真逆の父親評を聞く。現場スタッフから父親はどう見られていたのか?野球少年だったギョンミンの姿も回想で見られる。ところで万年最下位のドリームズにも準優勝したシーズンがあった!シーズン開始と共に辞任する覚悟のスンス。GM会議での提案もその準備だ。ペリカンズのオGMがデーターでスンスの提案をはねのけようとするが、スンスのデータ返しに遭う!バイキングスのキムGMが思わず拍手。すっかり情が移ったようだ。
一方、チーム強化のためになんとしてもスカウトしたい元スタッフの3人。ジェヒとセヨン、チャン・ジヌ選手はどんな方法で説得するのか?この過程でうまくいかずに落ち込むジェヒや、セヨンをさりげなく元気づけるスンス。そしてキャンプ地では文句の多いソ捕手にメジャーリーグ御用達の痔の薬まで用意し、そのハートまでつかむとは、もはや“神上司”!「こんな上司の下で働きたい!」世の働く会社員たちの声が聞こえそうだ。キムGMはイム・ドンギュ選手の薬物使用を疑っている様子。2話ドンギュの耳元でスンスは何を囁いたのか?そして、この回ラスト、ドンギュはスンスの耳元で何を囁くのか?




ストーブリーグ■第12話「勝利より大切なもの」
キャンプ地でバイキングスとの練習試合を行うことになったドリームズ。バイキングに移籍したイム・ドンギュ選手は相変わらず好調だが、メンバーと溶け込めず今なお、よそ者扱い。因縁の仲であるカン・トゥギ選手とイム・ドンギュ選手が対戦の時を迎え、球場内に緊張感が漂う。初打席は三振空振り、試合が進む中、トゥギ選手は完全にバイキングスを抑え込む。だが、イップス(※)に苦しむ若手投手のユ・ミンホ選手はコントロールが定まらずにまともな投球ができない。チャン・ジヌ選手が後を引き受け、昨シーズンさんざんカモにされたバイキングスにドリームズが勝利!これにはネットも大盛り上がり。悔しさに悪態をつくドンギュにメンバーもあきれ顔。

その夜、ミンホを呼び出した戦力分析チームやコーチたちは、今は成長の時だから焦ることはないとプレッシャーに押しつぶされそうなミンホを元気づける。その頃スンスはドンギュといた。そしてドリームズにこだわる理由を尋ねる。野球少年時代から応援してくれたおじさん、地元ドリームズのファンの声援が、カネや優勝以上にドンギュにとって大事な宝物だったのだ。

翌日の先発はキル選手。見事な投球にキムGMも「トゥギが二人だ!」と目を丸くする。ところがユン監督はこの日もミンホ選手を登板させる。定まらない投球…すると投手コーチからホームランを打たれてもいいとアドバイスを受ける。ドンギュ選手に痛烈なホームランを撃ち込まれ逆転されるが、ドリームズのフロント陣は笑顔。この後も連打され試合には負けるが、ミンホ選手はイップスを克服し、一歩前進した。

その夜、スンスは「次のシーズンでドリームズが優勝したらこんな環境で頑張った選手のおかげ、優勝できなかったらこんな環境しか用意できなかった自分のせいだ」とみんなを慰労してビールで乾杯。その後、スンスは元シルム選手のフンマンから、薬物使用選手リストを受け取る。

ドリームズは例年、地元の有力者を始球式に招いていたが、スンスはファンが喜ぶ芸能人をゲストに呼ぶよう指示する。球団社長が烈火のように怒り出す。ところが、球団社長はそのゲストに絡んで私服を肥やしていた疑いでギョンミンにクビを言い渡される。さらに、賄賂疑惑でピョン広報チーム長に本社監査チームから捜査の手が入る。

ドンギュ選手が囁いたのは単なる暴言だとセヨンたちに教えたスンスだが、本当なのか?ジェヒが声をかけていた時、スンスは誰と電話していたのか?練習試合ではジェヒとヨンスによる実況中継が楽しい。エラー映像が記憶に新しい中、ドリームズの守備は?ユン監督の攻めの試合運びにも注目。セヨンが配るパック入りの人参茶を配るが、韓国ではお酒を飲むシーンに負けないくらい、このパック入りの健康ドリンクをよく飲む。「抱きしめたい~ロマンスが必要~」では、キム・ソヨンの冷蔵庫にはこれがびっしり入っていた。ところで、この回はミンホ選手役にスポットが当たったが、演じたのはチェ・ジョンヒョプ。本作でTVドラマデビューし、Netflixで配信中の「シーシュポス:The Myth」にも出演。今注目の若手俳優だ。
スンスはセヨンに相手チームの選手にも目を配るようにアドバイスするが、これも自分が辞めた後のセヨンへの引継ぎの一つ。スンスとドンギュが一緒にいるのを目撃したセヨンが駆けつけた時に手に持っていたのは?選手やコーチ陣の心をつかんでいくスンス。今度はやる気のないイム チーム長に喝!イム チーム長を過去の業績で擁護するセヨンたちに、「過去を忘れて前に進むことを望む」というスンス。
ところで、スンスはドンギュのドリームズにこだわる理由を聞いて、一発殴られたほどのショックを受けている。おそらくドンギュ選手は地元の野球小僧だったのだろう。なんとも純粋な地元チーム愛には、韓国独特のドラフト制度が関係している。詳しくは9話詳細「豆知識」を参照されたい。


※豆知識:“イップス”とは、精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、突然自分の思い通りのプレー(動き)や意識が出来なくなる症状のこと。

BS日テレ「ストーブリーグ」番組公式サイト
 2021.04.15スタート 月-金11:30~12:30 BS初放送
公式サイト
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