杉咲花「おちょやん」第21週「竹井千代と申します」千代はラジオドラマの世界に足を踏み入れる!予告動画

2021年04月23日09時10分ドラマ
@NHK

千代(杉咲花)は一平(成田凌)と別れ、道頓堀からも姿を消した!そして、ラジオドラマという新しい世界で魅力を輝かせ始める!防空壕で出会った漫才師・花車当郎(塚地武雅)が千代を新しい世界へ連れて行った!花車との出会いが千代の人生を変える!残り15話で千代に本当の幸せを!NHK朝の連続テレビ小説「おちょやん」、第21週「竹井千代と申します」(4月26日~4月30日)のあらすじと見どころをご紹介!予告動画は番組公式サイトで公開されている。



4月19日から放送された第20週は、月曜日から衝撃の展開でスタートした。それは千代(杉咲花)の夫である一平(成田凌)と元鶴亀歌劇団の朝比奈灯子(小西はる)の不倫だ。いつも朝ドラ受けしている「あさイチ」のMCである博多華丸、大吉、鈴木奈穂子アナも「衝撃すぎる」「月曜から」と驚きを隠せないでいた。そして、20日には灯子が妊娠していることもわかる。その衝撃に大吉は「みなさん、まだ、火曜日です」と告げた。千代は心痛のあまり道頓堀からも芝居からも遠ざかってしまう。

生まれてくる子供のことを考え、千代が離婚届けを一平に出すが、それにしても、千代は家庭運がない。朝ドラ史上最悪と言われたテルヲには借金のために幼いころから奉公に出され、弟はやくざの手下になり、信頼している夫はかわいがっている後輩と不倫してしまう。残り15話で今までの不幸を全部取り返すほど幸せになってほしいと願う視聴者が多い。

4月26日から放送される第21週「竹井千代と申します」は、おちょやんがラジオドラマの声優として活躍するところが描かれる。残り3週、15話でおちょやんの晩年の活躍が描かれることになる。おちょやんの才能を信じているのは、戦時中、防空壕の中で掛け合いをした漫才師・花車当郎(塚地武雅)だ。前回は1シーンであったが、花車当郎とのコンビがおちょやんの女優としての転機となる。

そして、なんと、第21週は、あの栗子(宮澤エマ)が再登場する。幼少期の千代の天敵ともいえる栗子だが、栗子の孫・春子のことを千代に託す。あくまでも自分勝手なような栗子だが、春子の存在が千代に希望をもたらす。

【第20週(2021/4/19-4/23)ネタバレあらすじ】
復興した道頓堀で千代(杉咲花)と一平(成田凌)が中心となり旗揚げした鶴亀新喜劇の大成功から1年が経った。昭和25年、鶴亀新喜劇では、1周年の記念興行を行うことになり、団員の士気も上がっていた。演目は、一平の発案で、旗上げ公演で人気だった「お家はんと直どん」に決まった。実は新作が書けないのではないか。部屋のごみ箱に捨ててあった原稿用紙には「もう書けぬ」という走り書きがあり、千代は一平が気がかりだった。

そんな折、歌劇団出身の灯子(小西はる)が突然、劇団を辞めると言い出す。灯子が入ってからなにかと面倒をみてきた千代は突然のことに驚き、劇団を辞めないように説得するも、聞く耳を持たない灯子。夜、寛治が顔に痣をつくって、家に帰ってくる。灯子が劇団を辞めるのは、一平と何かがあり、居づらくなったからだと言い張る劇団員とのけんかが原因だった。千代は、そんなことはあるはずがないと信じなかったが、一平の様子が何やらおかしい。しまいには寛治が聞いたことは事実だと認めてしまう。千代は冷静さを失い、修羅場と化す。

灯子と浮気をした一平のことを冷静に見る座長の妻としての千代は、一平以上に苦しんでいる灯子の思いを想像し、嫉妬など忘れて本気で心配する。みつえに底抜けのアホと言われても、灯子に一平を許してもらうため、三人で会うことにする千代だった。しかし、灯子の家の前で、灯子が妊娠していることを知り、言葉を失い、帰路につく。さすがに許せないと一平を追い出し、一平は家を出ていった。千代はふさぎ込んでしまった。寛治の制止を無視し、見舞いを届けに現れたのは香里(松本妃代)だった。香里は昔一平のことが好きだったことを話し、なんとしても、別れないようにと諭す。そんな香里に千代は灯子に話をしてきてもらうようにたのむが、その時、灯子のところに一平が来ていた。灯子は一平に、一人で産む、千代から一平を奪うなんてできない、愛情はいらないからお金をくれという。そのことを香里は千代に伝えた。千代は一平と別れることにした。

行くもあてもなく、岡福うどんに身を寄せる一平の元に、寛治が千代からの預かり物も持ってきた。それは、千代から一平に宛てた離婚届だった。すぐさま、みつえは千代の家に向かうと、一平からの言付けを伝えるのだった。翌日、最後に話し合おうということだった。

翌日、いつもよりめかし込んだ千代の姿があった。最後にもう一度話したいという一平の言葉を受けて、稽古場で待ち続ける千代だった。しかし、一平は姿を現さない。代わりに訪れたのは熊田(西川忠志)だった。一平が来れないので家に帰って待っていてくれという。千代は夕方まで稽古場に居続ける。実は一平は灯子のところに行っていたのだった。黙って出て行こうとする灯子を説得していた。やっとやってきた一平は、千代に、子供のことに責任を持ちたいので別れてほしいと頼む。千代は灯子のことも大切にするようにといい、芝居だけは続けると言って帰っていった。

一平が帰らない部屋。一平と暮らした匂いが充満する部屋。寛治を前に、千代の感情は爆発する。一平が残した何もかもを床に叩きつけ、雑然とした部屋ですがすがしい朝を迎える千代だった。

稽古場で一平と並んだ千代は、鶴亀新喜劇の仲間たちに、お互いが決めた道を自ら話すのだった。そして記念興行の「お家はんと直どん」がついに封切りとなる。夫婦だった二人が、舞台上で元恋人役を演じるという劇的な展開に劇団員たちは心配をしていたが、千秋楽を迎えることができた。

その日、稽古にゆく千代の前に現れたのは灯子だった。謝っても謝り切れないことはわかっているけれど、生まれてくる子供が祝福されるようにと、頭を下げる。口では「もう大丈夫だから」と千代は言うが、自分自身の中でも本心なのかわからずにいた。

そして迎えた千秋楽、一平と掛け合いのシーンなのに、今までのことが走馬灯のように思い出されて芝居を続けることができなくなってしまった。寛治が家に帰ると、千代の姿はどこにもない。千代が道頓堀から出ていったのだ。

【第21週(2021/4/26-4/30)あらすじ】
■第101話(月)
千代(杉咲花)が道頓堀から姿を消して、1年が過ぎた。劇団の色恋沙汰が世間の目に触れ、鶴亀新喜劇もイマイチ波に乗れず…。それでも一平(成田凌)は新しい生活を始めていた。その頃、NHK大阪放送局では「お父さんはお人好し」というラジオドラマの企画が進んでいた。お母さん役に人気女優・箕輪悦子を起用したい脚本家の長澤誠(生瀬勝久)に対し、意外な人物を推すのは漫才師・花車当郎(塚地武雅)だった…

■第102話(火)
NHK大阪放送局では「お父さんはお人好し」というラジオドラマの企画が進んでいた。お父さん役に決まった花車当郎(塚地武雅)は、お母さん役は、戦時中に防空ごうで掛け合いをした竹井千代(杉咲花)にお願いしたいと周囲を困惑させる。脚本家の長澤誠(生瀬勝久)も次第に、失踪中の千代の存在が気になり始める。その矢先、スタッフが居場所を突き止め、本人と接触する。しかし、自分は竹井千代ではないと否定されてしまう…

■第103話(水)
1年前、道頓堀を飛び出し、雨の中で行き場を無くした千代(杉咲花)を家に連れて帰った栗子(宮澤エマ)。身寄りのない孫・春子の身を案じ、育ててほしいと千代に切り出す。しかし家族を失った原因でもある栗子に対し、灯子への感情も重なり、憤る千代。意図せず春子を傷つけてしまうが、千代は春子からあることをお願いされる…。そして今…千代の引退を知った当郎(塚地武雅)と長澤(生瀬勝久)の姿がNHK局内で見当たらず…

■第104話(木)
栗子(宮澤エマ)の家に突然押し掛けてきた花車当郎(塚地武雅)に完全にペースをくるわされた千代(杉咲花)だったが、春子の嬉しそうな様子や当郎との会話で図らずも元気をもらっていることに気がつくのだった。一方、脚本家の長澤(生瀬勝久)も当郎と千代の掛け合いを聞きながら大きな手応えと期待を感じつつ、千代本人に役者に戻る確固たる決心がなければ良い作品はできないとも覚悟していた。それでも諦めきれない長澤は…

■第105話(金)
ラジオドラマ「お父さんはお人好し」のお母さん役に、竹井千代(杉咲花)を配役することを諦められない長澤(生瀬勝久)は、思い丈を全て千代にぶつけるのだった。一方で千代は、「お家はんと直どん」の千秋楽での自分の失態が脳裏から離れず、つらい思い出を引きずっていた。長澤の言葉に心揺さぶられるも断るのだった。その日の夕方、春子が嬉しそうな様子で学校から帰ってくる。春子の言葉が、千代の何かを動かそうとしていた…

【作】八津弘幸
【出演】杉咲花、成田凌、篠原涼子、生瀬勝久、名倉潤、東野絢香、塚地武雅、前田旺志郎、渋谷天笑、大塚宣幸、大川良太郎、松本妃代、西川忠志、小西はる、藤山扇治郎、竹本真之、宮澤エマほか
【語り】桂吉弥
【音楽】サキタハヂメ
Twitter公式アカウント「@asadora_bk_nhk」

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