「青天を衝け」第12話円四郎が栄一を勧誘!そして栄一と喜作が京へ!第11話ネタバレあらすじと予告動画

2021年05月01日08時00分ドラマ
©NHK

吉沢亮主演、NHK大河ドラマ「青天を衝け」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)栄一(吉沢亮)と平岡円四郎(堤真一)がついに出会う!そして栄一は喜作(高良健吾)と共に京へ旅立つ決意を固める5月2日(日)放送の第12話「栄一の旅立ち」4月25日(日)放送の第11話「横濱焼き討ち計画」のネタバレあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。



4月25日放送の第11話では幕政復帰を果たした慶喜(草彅剛)のもとに平岡円四郎が戻ってきた!将軍後見職に加え、乱れる京の治安を取り締まる慶喜のもとに、馳せ参じた円四郎。一橋主従の復活にTwitterでは「貧乏くじと言えちゃうのは円四郎だけ」「慶喜様、心から円四郎の復帰を頼もしく思っているのが伝わってくる」と円四郎の復帰を喜ぶ視聴者が続出した。

第11話のラストは小林薫演じる市郎右衛門が息子を送り出すシーンに視聴者も「いい父っさまだ」と反応。「もうお前という息子はいねぇものと思って、俺が十年若返って働くことにすらい」と言い放つ市郎右衛の、父として息子の進む道を応援する姿が感動を呼んだ。

そして5月2日放送の第12話では、ついに栄一と喜作が攘夷の為に動き出す!さらに栄一の運命を大きく変える平岡円四郎との出会いが描かれるところが見どころとなる。役人に追われる栄一と喜作を助けた円四郎は、志のある百姓2人に興味を持ち、自分に仕えてみないかと持ち掛ける。しかしその申し出を断る栄一と喜作は、今度は京都へいくことを決意するのだが・・・。いよいよ栄一と慶喜、運命の出会いまであとわずかとなる第4話もお楽しみに!

■横浜関内の由来
尾高惇忠や渋沢栄一らが焼き討ちを計画した横浜の外国居留地は、現在の横浜市山下町周辺、馬車道や中華街などがあるエリアだ。現在でも外人墓地や洋館が並ぶ山手地区は、江戸末期、居留地ではなく、外国人の増加に伴い増設された住宅地域として発展していった。横浜は開港以来、西洋文化を一気に取り込んだことからビール、ガス燈など横浜市の発祥とするものが多くある町。アイスクリームも横浜発祥で、馬車道通りにあった「氷水屋」で「あいすくりん」という名で販売が開始されたと言われている。今では一般的なスイーツであるアイスクリームだが、当時の一人前はなんと8,000円もする高価な品物だった。

ちなみに、横浜の「関内」という地名は現在の関内駅近くにある吉田橋に設置された関門を境に、内側を関内と名付けられ、その外側、現在の伊勢佐木町あたりを関外と呼ばれていたことが由来している。江戸幕府は外国人と日本人が接触しないよう、外国人居留地との隔離のために運河を開削し、そこを行き来する橋に関門を設置したのだった。今では関内だけが地名として残り、江戸の風情を現在に伝えている。



■前回(第11話)ネタバレあらすじ
和宮降嫁を受け、自らも攘夷の口火を切ることを決意した尾高惇忠(田辺誠一)は、安藤暗殺に加わろうとしていた長七郎(満島真之介)を上州に隠した。江戸では安藤暗殺に加担した者が次々と捕らえられる中、栄一は長七郎が江戸へ向かっていると聞いて急いで長七郎が定宿にしている熊谷の小松屋へ向かった。案の定、江戸行きを諦めきれない長七郎がそこを出発しようとしていたが、そこに栄一が駆け込んできた。栄一は江戸へ行こうとする長七郎を「命を捨てにいくようなもんだ」と言ってなんとか説得した。そして長七郎は一旦、京都に逃れることになった。

その一か月後、栄一と千代の間に長男・市太郎が誕生した。市郎右衛門はこれで栄一が攘夷と騒がなくなると安堵するも、当の栄一は惇忠発案の異人の横浜商館を焼き討ちにする計画を遂行しようと暗躍していた。横浜の異人居留地を焼き払えば、異国が幕府を責めたて、それを抑えることができない幕府は崩壊、そこへ天皇を担いで天下を治めるというのが惇忠の考えだった。

文久2年(1862年)、謹慎が解けた慶喜は将軍家茂(磯村勇斗)の後見職に任命された。江戸の薩摩藩邸では、松平慶永から名を改めた春嶽(要潤)と、島津久光(池田成志)、慶喜が会見を開いていた。攘夷を行おうとする久光に向かって慶喜は「攘夷などもはや詭弁」と言って一蹴した。慶喜は、将軍職も飾り物で、久光が自分や春嶽を使って自らが政を行うことを望んでいると考えていた。

一方、栄一が留守にしている間、血洗島で麻疹が流行し、市太郎も病で亡くなってしまった。そして自らも麻疹にかかり、市太郎を守れなかった無念で涙を流す千代。ゑい(和久井映見)は自分も栄一の前に子供を病で亡くしていることを告白し、市太郎の分も精一杯生きないといけないと言って励ました。この年の暮れまでに、関東ではコレラとはしかで20万人もの人が亡くなった。

そんな中、惇忠を中心に横濱焼き討ち計画は進んでいた。高崎城を攻め落とし、武器を奪った後、幕府の守りが手薄な鎌倉街道を通り横浜を焼き払う計画は、火の回りが早い冬、冬至の11月12日と決められた。平九郎(岡田健史)も計画に参加させて欲しいと願い出たが、計画を実行すれば郷里に戻ることはないと覚悟する惇忠に止められた。そして長男である栄一や喜作もまた、離れる実家のことを考えねばならなかった。

その頃、京では過激な志士たちが和宮降嫁に加担した者や開国に賛成する者たちに危害を加えていた。そして攘夷運動の先頭にいたのは長州の志士と公家の三条実美(金井勇太)だった。将軍後見職の慶喜は春嶽と共に京の取り締まりを行ったが、攘夷と騒ぐ朝廷と、賠償金支払いを要求してくる異国の軋轢に頭を悩ませていた。そこへ平岡円四郎が現れ、再び一ツ橋家に戻り慶喜の補佐をすることになったと告げ、慶喜を喜ばせた。

方や、栄一と喜作は計画に参加する仲間を募り、武器を調達するため江戸に来ていた。武器屋の梅田慎之介(渡辺徹)から武器を調達し、2人はそれらを密に惇忠の元に送った。栄一と喜作は真田範之助(板橋駿谷)らと共に酒を飲んでいると、一人偉そうな武士と出会った。それはなんと亡くなった藤田東湖の息子、藤田小四郎(藤原季節)だった。ひょんなことから言い合いになってしまったが、小四郎がいつかは父を超える大儀を成すと約束し、栄一たちは新たな出会いを祝して酒を酌み交わした。

栄一たちが焼き討ち計画にのめり込む一方で、長州藩や薩摩藩は異国との闘いに敗れ攘夷は無謀であることを知り、京では公家や志士たちが追放され、国はさらに混とんとしていた。そんな中、栄一と千代は新たな命を授かった。しかし、栄一は喜ぶどころか父の市郎右衛門に勘当してほしいと申し出た。家を出て天下のために働きたいと言う栄一。しかし家族は栄一が何をしようとしているのか心配した。計画を言ってしまえば家族に迷惑が及ぶと思った栄一は、おてい(藤野涼子)に婿養子を取って家を継がせて下さいと頭を下げた。ゑいが思いとどまらせようと説得したが、千代も栄一と共に頭を下げるのだった。強情な栄一のことを思った市郎右衛門は、栄一が家を出ていくことを許してくれた。そして自分は百姓としての道を貫き、栄一は自分の道を行くよう告げるのだった。

■第12話「栄一の旅立ち」あらすじ
栄一と喜作は役人に追われているところを円四郎に助けられた。円四郎は一橋家に仕えないかと勧めるが、栄一たちはその誘いを断る。血洗島村に戻った栄一は、惇忠らと高崎城乗っ取り計画の準備をしていた。そこに京都から長七郎が戻り、涙ながらに中止を訴える。計画を断念した栄一と喜作は、再起をはかるため、村を離れ京都に向かう決意をするのだった。

NHK大河ドラマ「青天を衝け」第12話は5月2日(日)総合よる8時よりBSプレミアム、BS4Kよる6時より放送。脚本:大森美香、出演:吉沢亮/小林薫/和久井映見/橋本愛/高良健吾/草彅剛/堤真一/要潤/平泉成/北大路欣也ほか番組公式Twitterアカウントは「@nhk_seiten」。第12話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「青天を衝け」番組公式サイト

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