「イチケイのカラス」第7話、竹野内豊が12年前の判決を覆すための闘いを始める!第6話ネタバレと予告動画

2021年05月11日10時16分ドラマ
@フジテレビ

第7話で、ついにみちお(竹野内豊)が12年前の事件の判決を覆すための狼煙をあげる!自殺した仁科(窪塚俊介)の妹(臼田あさ美)が再審請求をだす!弁護を引き受けるのは青山(板谷由夏)だ!再審が実現するには、城島(升毅)と井出(山崎育三郎)の協力がいるが、二人はどうする?フジテレビ 2021年5月17日よる9時から「イチケイのカラス」第7話を放送!予告動画は番組公式サイトで公開中だ。



5月10日に放送された第6話で、入間みちお(竹野内豊)が裁判官を目指した理由が分かった。それは「刑事弁護士時代に何度申請しても断られた「現場検証」などを全部やってみようと思ったから」だという。言った相手は、日高(草刈民代)だ。12年前に裁判長と刑事弁護士という立場で法廷に立っていた二人。その事件のあらましがわかった。それがわかるのが、今回、みちおが担当した窃盗事件が発端になる。被告も犯行を認め、113万という少額であり、普通の裁判官ならさっさと判決を下しかねないところを、事件の裏に隠されている真実を追求したことで、12年前の脱税までをも明らかにした。

ラストシーンで、みちとが日高に宣戦布告したが、5月17日の第7話以降で、最高裁の長官に内定している日高が過去に下した判決を覆すことができるのかが、焦点となる。刑事事件で検察側が勝つ確率は99.9%、まして再審で判決を覆すのは至難の業である。みちおが真実を求める気持ちが周りの人たちを巻き込み、再審がどうなるのかが第7話以降の楽しみになる。

第6話で窃盗犯を演じたバカリズムの演技に対して「人をくったような態度」がぴったりという意見が多くでている。




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■前回:第6話ネタバレあらすじ
草野球の試合を終えたみちお(竹野内豊)たちは、相手の井出(山崎育三郎)ら地検チームと一緒に石倉(新田真剣佑)の実家『そば処いしくら』に集まって飲んでいた。そこに、坂間(黒木華)が日高(草刈民代)を連れてやってくる。坂間は、女性裁判官の会に出席し、日高の最高裁長官内定のお祝いをしていたという。するとみちおは、志摩総一郎(羽場裕一)という男の名前を出し、彼が被害に遭った窃盗事件を担当することになったと日高に告げる。志摩は、弁護士時代のみちおが最後に担当したある事件に関係する人物だった。

みちおが裁判長を務める窃盗事件とは、前科6犯の窃盗犯・岸田(バカリズム)が、会計事務所所長の志摩の自宅に忍び込み、現金113万円を盗んだ事件だった。岸田は犯行後、盗んだ自転車で逃走を図ったが、その途中で新聞配達員と自転車同士の衝突事故を起こして顔を見られたため自首していた。第1回公判で、岸田はエリート人生から転落して窃盗を繰り返したという井出の言葉に反発し、泥棒がいかに魅力的な仕事であるか、どんな金庫も開けられる優れた耳を持つ自分がその個性を生かすためにいかに努力をしているかを力説し始める。また岸田には、金が余っている家しか狙わず、人は絶対に傷つけない、というポリシーがあるらしい。岸田が会社を辞めたのは、移動販売のパン屋をやるからだったが、それに失敗してから、窃盗を始めたのだった。

みちおは、理路整然と話す岸田が、逃走時のことなるとあいまいな話をし始めることや、今回初めて自首してきたことが気になり、逃走経路周辺の防犯カメラを確認することにした。調べると、防犯カメラの映像を警察よりも先に見ていた人物・明報新聞の記者・真鍋伸がいて、その後何者かに襲われて現在脳死状態だというのだ。みちおは、やはりただの窃盗事件ではないと確信し、いつもの「職権を発動」を出した。

みちお、日高、志摩が関係している事件は、12年前に起きていた。東丸電気に勤める研究員の仁科壮介(窪塚俊介)が、自分を研究の現場から異動させた人物を恨んで殺したという事件だった。しかし仁科は、無実を主張し、自分が現場に行った際にはすでに死んでいたという。弁護人であるみちおは何回も現場検証を求めたが、却下され日高は無期懲役を命じた。その後、失望した仁科は獄中で自殺を図った。その時、現場から立ち去ったと疑われたのが志摩だった。志摩は国税庁の職員だったが、その後、会計事務所に移っていた。

防犯カメラに映像を解析すると、20キロ程度の重さのものを運んでいたことが分かった。札なら、2億にあたる。そして、新聞記者の妻の情報から、志摩が天下りのコーディネーターをやっていることを教えてもらった。

窃盗事件の起訴を急いだのは、小宮山検事だ。小宮山に理由を問いただそうとする井出検事に、上司がやってきて嫌味をいい、捜査ができないようにした。井出も城島(升毅)もみちおたちに協力して真実を追求する姿勢を引っ込めてしまった。

第3回の公判では、岸田は志摩の家から持ち出したのは美術品だったが、模造品であったため破棄したという。志摩も模造品だといい、みちおに、12年前に犯人扱いされたと文句を言う。抗議書を出すという志摩に、みちおは「どうぞ」と告げる。岸田は自分の罪なら、2年6か月が妥当だろうといい、早く判決を出すように言うが、みちおはそんな岸田の目の前まで下りてゆく。正しい裁判のために、時間をかけてでもきちんと調べるために早急な判断はしないという。

そして、みちお、坂間、石倉たちは真鍋記者の足取りを調べる。真鍋は亡くなってしまった。真鍋は事故にあう前に釣りに行っていたこと、釣り船は真鍋のもので、そこに手帳が隠されていることを調べ上げた。さらに、小宮山検事は岸田の潜伏先を知っていた。更に、小宮山よりも先にその情報を調べたのは小宮山の後輩のヤメ検の弁護士・畠山だった。

12年前の事件、仁科は必死に弁護してくれるみちおに救いを感じたのだが、なんど申請しても却下する裁判に悲観して自殺したのではないかと、当時、傍聴していた石倉はそう考え、坂間にもそのことを話した。

そして迎えた第4回公判では、小宮山に尋問があった。小宮山は畠山が岸田に接触していたことは知らないという。畠山は姿を消していた。証人に立たないためだ。こちらの動きを畠山が知っていたのは小宮山がもらしたからではないかときくが、小宮山は何も言わない。

みちおは、岸田に真鍋記者が死んだことを告げる。誰も傷つかない犯罪はないと。そして、パン屋をやるためではなかったのか?と、岸田の心に響くように話す。岸田は、盗んだものは2億円で、それは表に出せない金であることにすぐに気が付いたと話した。盗んでも盗難届は出されないとふんだのだった。その後、畠山が訪ねてきて、1,000万で買収されたのだった。

真鍋の持っていた情報は羽場裕一の会計事務所が担当する大手企業数社の裏帳簿だった。元国税庁の人間が顧問をしている企業には国税調査が入りにくいといわれている。志摩が逃げ出そうとするが、取り押さえられた。志摩は10年以上にわたり、脱税の手助けをしていた。その中に、東丸電気も入っていた。

みちおは、日高に宣戦布告をする。12年前の脱税に気が付いた人間を志摩が殺した可能性がでてきた。そして、そのころ、坂間は被害者の遺族(臼田あさ美)に再審請求をするように話に行っていた。

■第7話あらすじ
弁護士時代のみちお(竹野内豊)が最後に担当した12年前の東丸電気殺人事件。東丸電気の研究部主任だった被告人の仁科壮介(窪塚俊介)は、被害者である同社の経営戦略部部長・布施元治(中野剛)から研究部門の解体および製造部門への異動を命じられたことが原因で彼と度々トラブルを起こした挙句に撲殺した罪で、無期懲役を言い渡されていた。だが仁科は、判決後も無罪を主張し続け、獄中で命を絶ってしまう。仁科は、事件現場から逃げていく男を目撃したと主張していた。その男こそ、イチケイが扱った窃盗事件の被害者で、国税庁OBの志摩総一郎(羽場裕一)だった。この窃盗事件がきっかけで、志摩が所長を務めるオメガ会計事務所が、東丸電気を含む大手企業数社の脱税に関与していた疑いが浮上していた。

坂間(黒木華)は、仁科の妹・由貴(臼田あさ美)を訪ね、再審請求をすれば12年前の事件の真相を明らかに出来ると説得するが、断られてしまう。そんな坂間と入れ違いで由貴を訪ねたのが、みちおの元同僚でもある弁護士・青山(板谷由夏)だった。ふたりの説得が功を奏し、再審請求を決意する由貴。弁護人を務めることになった青山は、ただちに会見を開き、今回の再審請求について公開での審理を求めた。

再審を認める判決を受け、次長検事の中森(矢島健一)と検察官の小宮山(テイ龍進)は、期限の3日以内に「即時抗告申立書」を出すよう、城島(升毅)と井出(山崎育三郎)に命じる。「開かずの扉」と言われる再審請求――その扉は今回も開かないものと思われたが……。

フジテレビ 2021年4月スタート。毎週月曜日よる9時放送、「イチケイのカラス」。出演:竹野内豊、黒木華、新田真剣佑、小日向文世、草刈民代、中村梅雀、桜井ユキ、水谷果穂、山崎育三郎、升毅、板谷由夏ほか。番組公式Twitterアカウントは「@ichikei_cx」。

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