NHKBSP「コウラン伝 始皇帝の母」呂不韋が死刑に?!第31話予告と第30話ネタバレ:嫪毐という男

2021年05月15日09時00分ドラマ
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子楚が政から太子の座をはく奪!一方、咸陽に戻った呂不韋は白仲に告発されてピンチに陥る!5月16日(日)夜9時からNHKBSプレミアムにて放送の中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母(原題:皓镧传)」(全34話)第31話あらすじと第30話ネタバレあらすじ、豆知識(嫪毐という男)を紹介、番組公式サイトでは紹介ムービーが視聴できる。



「コウラン伝 始皇帝の母」は、中国、春秋戦国時代、趙の名家で育った聡明で美しい娘、李皓鑭(りこうらん)が、時代に翻弄されながら、秦の始皇帝の母となるまでの波乱に満ちた人生を描く愛と闘いの物語。
【「コウラン伝」を2倍楽しむ】では時代背景や人物紹介、各話の詳しいあらすじと見どころなどまとめて紹介している。

5月9日放送の第30話では、疫病にかかった呂不韋を皓ランが助けに行き、今でもお互いを思い合っている2人が急接近。一緒にいなくても強い絆で結ばれた2人の姿は見ている側をドキドキさせた。一方、王妃として民に寄り添う皓ランと殷小春(いんしょうしゅん)のおかげで疫病患者たちは次第に回復していく。元気になった呂不韋は、冗談交じりに駆け落ちをすると言って皓ランを連れだし、寸止めのキスで皓ランだけでなく視聴者たちも動揺させた。

一方、病が悪化する子楚は、呂不韋への嫉妬が募り宴を開いて酒を煽り半ば自暴自棄に・・・。優しく聡い子楚は一体どこへ行ったのだろうと心配してしまうが、それもすべて皓ランへの愛が深すぎるが故。そんな隙だらけの子楚の懐にうまく入り込んだのが、側室絲蘿(しら)。子楚の看病を願い出て夏太后を味方につける一方で、息子の成蟜(せいきょう)を太子にするために華陽夫人と雅王女と手を組み虎視眈々と反逆のチャンスを狙うしぶとさを見せた。

そして5月16日放送の第31話では、子楚が政から太子の座を奪い、新たに成蟜を太子に任命しようとする。そして白仲は呂不韋を告発し、呂不韋は死刑を迫られる。皓ランと子楚の関係は未だこじれたままだが、仲直りすることはできるのか?そして呂不韋は生き延びることができるのか?最終話まであとわずかだが、まだまだひと悶着もふた悶着もありそうな予感に期待が高まる。



■前回:第30話ネタバレあらすじ
殷小春が作った疫病の薬が白霊児に盗まれたため、皓ランは小春に護衛をつけて南群に送ってほしいと子楚に助けを求めた。しかし子楚は、すでに医者は送っていると言って自分は遊び呆けていた。国民を蔑ろにするその態度に皓ランは怒り、小春を連れて疫病が蔓延する南群へ向かった。

その頃南群では、指揮を執っていた呂不韋も感染していた。そこへ薬を持った白霊児が現われ、苦しむ呂不韋を助けようとするが、彼が皓ランを思い続けていることを知ると、怒って薬を捨ててしまった。南群に到着した皓ランと小春はその惨状に驚き、小春は急いで薬を作ろうとしたが、大事なサイの角を手に入れることが出来ず、皓ランは誰かが邪魔をしていると疑うのだった。そんな中、小春はサイの角を使わず薬を作ることに成功したが、かなり強い薬のため命を落とす危険性があった。皓ランは呂不韋にこれを飲むよう促し、このおかげで呂不韋は回復に向かって行った。それから半月後、薬のおかげで疫病も終息に向かっていった。元気になった呂不韋は皓ランと駆け落ちすると冗談を言いながら、彼女を咸陽に送り返した。

夏太后は皓ランが許可なく宮殿を出たことに腹を立て、罰を与えようとした。子楚は、夏太后に無礼な態度をとる皓ランに対し謝罪を求めた。しかし皓ランは自分の非を認めなかったため、心を痛めた子楚は血を吐いて倒れてしまった。皓ランは幽閉され、絲蘿が子楚の看病をすることになった。呂不韋への嫉妬を募らせた子楚は、夜中に皓ランのもとを訪れた。皓ランは呂不韋のために南群へ行ったのではないと弁明したが子楚は信じられずにいた。逆に、皓ランは子楚が隠していることを打ち明けて欲しいと告げたが、子楚は自分の病気のことを伝えられなかったので、皓ランは怒って子楚を追い出してしまった。

一方、絲蘿はこの機会に華陽太后に兵をあげて謀反を起こすことを提案した。しかし秦の大軍を動かすには虎符が必要だったので、華陽太后は絲蘿に、息子の成蟜(せいきょう)のためだ言って脅し、虎符を盗むよう命じた。そして虎符を手に入れた絲蘿は、男装をして護衛軍を引き継ぐと中尉に掛け合った。中尉は彼女が謀反を企てていると見破ったが、絲蘿は従わなければ家族の命は無いと脅し、軍を手に入れることに成功した。

政は皓ランが捕らえられている事に怒り、子楚に理由を問いただした。子楚は政のあまりに横柄な態度が皓ランにそっくりだと言うと、政は剣を絲蘿に向け抜き、父である子楚を罵った。それに怒った子楚は政を監禁するよう命じた。心労がたたった子楚は体力が衰え倒れてしまった。それを雅王女が支えたが、その時子楚は自分の目が見えないことに気づいた。雅王女は子楚を抱きしめ、子楚から離れないと誓い、それから雅王女が子楚に付き添うようになった。そして子楚は雅王女に、残忍な一面を持つ政は王にふさわしくないので、成蟜を太子にすると告げるのだった。

■嫪毐という男
第30話で皓ランに傷を手当してもらい緊張する様子を見せたり、呂不韋が皓ランを連れて馬車へ乗り込む時は鋭い眼光で呂不韋をにらみつけていた青年、嫪毐(ろうあい)。もとは捕虜の少年で、宣候夫人に気に入られ使用人として働いた後、皓ランの宮殿の使用人になり護衛を務めるようになったが、史実では呂不韋の食客として召し抱えられていた偽宦官。呂不韋が宦官と偽り皓ランの元に送り込んできた人物で、後に皓ランの愛人として権力を握るようになったと言われる歴史にも登場する人物だ。

ドラマでは趙に送られてきた韓姫・瓊華(けいか)の生き別れた弟であることが明かされているが、瓊華に命を助けられた皓ランが嫪毐を何かと世話して弟のように面倒を見ている様子がほほえましく描かれている。嫪毐の方はおそらく皓ランへ思いを寄せている様だが、はっきりとは描かれていない。史実にどこまで寄せるのか今後の展開が気になるところだ。

■第31話あらすじ
子楚は政から太子の座を取り上げ、成蟜を次の太子にすることを決意する。不穏な空気を感じ取った呂不韋は急いで都へ戻る。未だ子楚と距離を置く皓ランのもとに雅王女が現れ、明日呂不韋に死刑判決が下り、太子が変わるが今はどんな気持ちか問うのだった。翌日の朝議で、白仲は計画通り呂不韋を告発し、殺すために号令をかけると兵士たちが中に入ってくる。それを見ていた子楚はある行動をとるのだが・・・。

原題:皓镧传
制作:2019年 中国

■キャスト相関図(NHK)
李皓鑭(リ・こうらん)役:ウー・ジンイエン [声:中村千絵]
呂不韋(りょふい)役:ニエ・ユエン[声:東地宏樹]
嬴子楚(えい・しそ)役:マオ・ズージュン [声:平川大輔]
雅(が)役:ハイ・リン [声:松井茜]
華陽(かよう)役:タン・ジュオ [声:小松由佳]
安国君(あんこくくん)役:ワン・マオレイ [声:咲野俊介]
嬴子傒(えい・しけい)役:ワン・ユー [声:山野井仁]

紹介ムービーとインタビュー映像
NHK「コウラン伝 始皇帝の母」番組公式サイト
 2020.09.27スタート 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
  ※再放送 翌週13:00~ 
Youtube予告動画

【華流ドラマ】【作品詳細】【「コウラン伝」を2倍楽しむ】