『マクベス』は“ポジティブ解散”できるのか!?「コントが始まる」第5話ネタバレと6話予告動画

2021年05月16日10時21分ドラマ
@日本テレビ

菅田将暉、神木隆之介、仲野太賀の10年は無駄になるのか?『マクベス』解散まであと1か月!潤平と姉・弓子(木村文乃)の跡目争い勃発!?日本テレビ 2021年5月22日(土)よる10時から放送の「コントが始まる」第6話のあらすじとみどころ、第5話ネタバレあらすじを紹介、予告動画と関連動画は番組公式サイトで公開中だ。すべてアドリブ「マクベスの23時~皆様の質問に本当に答えます~」がHuluで独占配信中!



「コントが始まる」は20代後半で“大敗”の渦中にいる男女5人の若者の生き様を描いた青春群像劇!

5月15日に放送された第5話「カラオケボックス」で、『マクベス』の3人は、“夢を追い続ける”=“努力する”ことを延長するか、“あきらめて”辞めるかの難しい決断を下すことに。無心に夢を追い続けている時期には想像もしていなかった、「続けるのも地獄、辞めるのも地獄」という状況に追い込まれてしまった3人。「すべての努力が報われるわけではない」という現実はあるが、「努力したことは無駄にはならない」というのも真実だ。但し、それは後からなにがしかのカタチで返ってくるもので、成功として還元されるものではないものだ…。皆で続ける“努力”に“虚しさ”が混じってしまった『マクベス』は、解散という苦渋の決断を下した。

『マクベス』崩壊の一方で、同じように「今のままではいけない」と感じていたつぐみにも変化が訪れる。面倒見がよく人の傷に寄り添えるつぐみは、自分のことを「ずるい女」、優しくするのはそうすれば生きている罪悪感に苛まれないですむからだという。自分の「空っぽ」さを嘆くつぐみは、瞬太に「人に優しくできる人は、それだけで空っぽじゃない。空っぽな人は困っている人を見ても何をしていいか分からない」と励まされて、少しだけ自信を持つ。その小さな自信は、最初の一歩を踏み出す勇気をもたらし、つぐみは引越しを決断、中浜姉妹の解散も決まってしまった。

どちらの決断も「ポジティブ」なものだ。誰よりも現状維持したい、ずっと3人で居たいと望んでいる瞬太も、この関係が崩れるよりも「諦める」ことが最善という結論に達していた。人生には何度も卒業する時が来る。大人になっても、何度も何度も…。楽しかった卒業、悔しかった卒業を思い出し、泣かされた視聴者は数えきれない。

5月22日に放送される第6話で、1カ月後に解散が決まった『マクベス』の変化が描かれる。一番の変化は酒屋を継ぐことを決めた潤平と、夢を目指す彼氏を応援してきた奈津美の関係の変化だ。酒屋を営む潤平の実家・美濃輪家は、長女の弓子と長男の潤平の2人姉弟で、潤平がぐずぐずしている間に、長女の弓子と弓子の旦那、光洋が酒屋を引き継ぐ段取りが決まってしまった。第6話に初登場する姉・弓子役を木村文乃が担う。いまだに普通の職歴がない弟を心配している弓子。家業、結婚、マクベスと様々な点で岐路に立たされている弟の潤平。美濃輪姉弟の関係にも注目したい。

未来が見えなくても、今が俯く状況でも、それでも“今日”出来ること、“今日”にしかない幸せは絶対にある。見た人が少しだけ前を向けるように、そっと背中を押してくれる第6話を、楽しみに待ちたい。


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■前回:第5話「カラオケボックス」ネタバレあらすじ
前フリ・コント「カラオケボックス」。ステージに現れる中年カップル役の瞬太(神木隆之介)と潤平(仲野太賀)。そして、カラオケ店員役の春斗(菅田将暉)。制限時間を告げる店員の前で、中年カップルは「延長」をめぐって揉めだす。『マクベス』によるとりとめのないコントの前フリが始まり…。

里穂子(有村架純)と共に生活をし始めてから1年半の月日が流れたつむぎ(古川琴音)。今流れる時間に不満はなくとも、このまま姉の家に居座り、横で世話をし続ける日々に疑問を感じ始める。しかし、変えなくてはいけない現状を理解しつつも、何かの一歩を踏み出すことを躊躇していた。何かに向かって努力した結果、報われなかったらと想像するだけで、恐ろしくなってしまうからだ。その横には無邪気な顔で夢を追いかけ続けるように見える瞬太が居た。

瞬太は自身がプロゲーマーを引退し、春斗や潤平と共にマクベスとして活動を始めてからの煌めくような日々を思い返していた。瞬太にとって『マクベス』として3人で過ごした5年間は、楽しい思い出ばかりだった。今の自分たちが、あの時から「変化」していることは気付いていたが…できれば『マクベス』を続けていたいと思っている。

春斗の元に、マネージャーの楠木(中村倫也)から、高校の同級生で会社社長の小林勇馬(浅香航大)から仕事の依頼が来たと連絡が入る。会社を訪ねたてきた春斗に、勇馬は3人に会いたかったと言う。春斗は潤平は奈津美(芳根京子)のこともあって、顔を合わせずらいと答えるが、昔のことをなんとも思っていない、高校の頃から時間が止まっているのではないかと勇馬に言われてしまう。勇馬は3人のことをうらやましいと語るが、『マクベス』が成功しなかったことを憐み、同情して仕事を依頼してきたのだと春斗は勇馬の気持ちを代弁し、対等でない仕事は受けられないと話を断ってしまう。

潤平は、奈津美(芳根京子)の誕生日に池に潜ってプレゼントを渡すというサプライズを計画していたが、奈津美に急な仕事が入り不発に終わってしまう。さらに、麻雀店を訪れた高校の後輩・岡部誠吾(三浦獠太)の上司たちに、「お笑いを見せろ」と無茶ぶりをされ、言いようのない怒りと無力感に苛まれる。

ファミレスでのいつものネタ合わせの日。勇馬からの仕事を春斗が勝手に断ったという話から、それでなくても落ち込んでいた潤平は限界に達してしまい、「もう平凡じゃないフリするのは疲れた。限界だ…」と弱音を吐く。春斗は「このまま笑いものになったまま終われるのか?この先もやってみなきゃわからない」と檄を飛ばすが…。2人の空しい言い争いが「ああなったらお終い」という状態の先輩芸人たちの喧嘩と重なると瞬太は頭を抱える。「もう…お終いなのか?」と春斗がつぶやき、もう誰も何も語らなくなる。

その夜、当初の予定通り6月の単独ライブをもって『マクベス』が解散することが決定した。朝5時の里穂子の勤務明けに待っていた春斗は、その旨を里穂子に伝える。そして、2人は「努力は報われるのか」という問答を始める。春斗は成功経験のある人は、「努力は報われる」と言い、そうじゃない人は「努力は報われない」と答えると言う。里穂子は自分の経験から、「努力はすべて報われるわけではないけれど、報われたらいいなと思う」と応え、「すぐに結果に結びつかなくても、後から結果が付いてくることもある」という話をする。「マクベスの10年は決して無駄ではない」と励まされた春斗は「無駄だとは思っていない」と答えるのだった。

再び、コント「カラオケボックス」のオチ直前。カラオケ店員役の春斗は、中年カップル役の瞬太(神木隆之介)と潤平(仲野太賀)に、夜中12時をもってこの店を閉店するため、もう延長はできない告げる。「それは残念ですね」とカップルに言われた店員は、「いや、もうずっと辞めたかったんですよ」と言い、「辞めることが全てネガティブなこととは限らないですから」と返す。そして、「まだ延長しますか?」とオチが決まる。

■第6話「金の斧銀の斧」あらすじ
コント「金の斧銀の斧」。ステージに現れるきこり役の春斗(菅田将暉)とその弟子を演じる潤平(仲野太賀)。チェーンソーを池に落としてしまった潤平の前に、女神役の瞬太(神木隆之介)が登場し、『マクベス』によるとりとめのないコントの前フリが始まる…。

正式に解散が決まり、残された日々を過ごす『マクベス』。実家の酒屋を継ぐ決心をした潤平は、高校時代から付き合っている恋人・奈津美(芳根京子)との関係に人知れず閉塞感を感じ始めていた。もともとは奈津美を笑わせたい一心で始めたお笑いだったが、『マクベス』が解散する今、大企業で働いていて自分とは不釣り合いな奈津美との関係も終わらせるべきなのか…。一方の奈津美もまた、芸人を辞めた後の潤平をどう受け止めていいのか悩んでいて…。『マクベス』という柱を失い、二人の関係は未来が見えなくなり始めていた。そして、『マクベス』を心の支えにして来た里穂子(有村架純)もまた、これから進むべき28歳以降の未来について、人生の岐路に立たされる。それは、これから里穂子の家を出て行くつむぎ(古川琴音)と、マクベス以外の生き方を知らない春斗も同じで…。

日本テレビ 2021年4月スタート。毎週土曜日よる10時放送、「コントが始まる」。出演:菅田将暉、有村架純、神木隆之介、仲野太賀、吉川琴音、三浦獠太 木村文乃、中村倫也、鈴木浩介、松田ゆう姫、明日海りお、小野莉奈、米倉れいあ ほか。番組公式Twitterアカウントは「@conpaji_ntv」。関連動画は番組公式サイトで公開されている。

日本テレビ「コントが始まる」番組公式サイト
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