テレビ愛知「宮廷女官チャングムの誓い」第31-35話あらすじ:初めての鍼(はり)~疑惑!

2021年05月31日09時30分ドラマ
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テレビ愛知(月~金あさ9時30分~10時30分)で再放送中のイ・ビョンフン監督×イ・ヨンエ主演の名作史劇「宮廷女官チャングムの誓い」(全54話)、明日5月31日(月)からの第31話~第35話のあらすじを紹介、U-NEXTなどでも全話配信中だ。



「宮廷女官 チャングムの誓い」は、厳しい身分制度の時代に不幸な家庭環境に生まれた主人公チャングム(長今)が、シリーズ前半は宮廷料理人として、後半は女医として活躍し、「大長今(偉大なるチャングム)」の称号をもらうまでの波乱の半生を描いた作品。【「チャングムの誓い]を2倍楽しむ】で各話の詳しいあらすじと見どころ、時代背景、豆知識などまとめて紹介している。

■キャスト
ソ・チャングム(ソ・チョンス)役:イ・ヨンエ
 (子役:チョ・ジョンウン)
チャングムの父チョンス役:パク・チャンファン
チャングムの母パク・ミョンイ役:キム・ヘソン
ミン・ジョンホ(チョンホ)役:チ・ジニ
チェ・グミョン(クミョン)役:ホン・リナ
中宗王役:イム・ホ
チャングムの養父カン・ドック役:イム・ヒョンシク
チャングムの養母(ドック妻)役:クム・ボラ

■第31話「初めての鍼(はり)」
2年の時が流れた。トックはチャングムに会うため済州島に向かう。トックの妻は酒の注文があるため家を留守に出来ず同行できない。妻はトックに土産を持たせる。そのころチャングムは患者を診察し、鍼(はり)を打つまでになっていた。ところがチャンドクを被験者に鍼を練習していたとき、打ち方を間違えて、チャンドクを殺しかけたことがあった。それ以来、ジョンホたちが心配するほど、チャングムは過酷な修練を自らに課していた。そんな時、トックが済州島に到着。
一方、済州島(チェジュド)から馬を献上することになり、全羅道(チョルラド)までの搬送にジョンホ率いる水軍が、海賊の襲撃から護衛するため動員され、チャンドクも同行する。しかし、護衛が手薄になった島を海賊が襲撃。役所のある島の中心部は占拠され、逃げ遅れたチャングムたちは捕らえられる。海賊たちの襲撃にはある事情があった。
今回、トックの船酔いを治すためについに鍼術を習得したチャングムに、ジョンホが告白するシーンがあるのでお見逃しなく。さて、済州島を襲撃した海賊は“倭寇”。いわゆる昔の日本の海賊軍団。と言うことで和装で登場なんだが、ちょんまげも変なら着衣もおかしい。思わず笑ってしまう絶体絶命シーンをお楽しみに。

■第32話「無罪放免」
実は海賊たちはかしらが病気で医者を探してこの島に来たのだった。チャングムとジョンホの愛の連携プレイでみごと海賊を一網打尽に。ところが、かしらに施療したことから、チャングムが謀反の罪に問われ義禁府(ウィグムブ)に連行される。臆病風に吹かれて逃げ出した済州島長ハン・ドンイクが、奴婢が海賊と通じていたため敢えて後退し、隙を見て反撃したと、宮廷に偽の報告をしたのだ。チャングムは裏切り者として取調べを受ける。同行していたジョンホが報告書の虚偽を暴くも、ハン・ドンイクはオ・ギョモの後ろ盾を得ており、チャングムが敵の大将を治療した事実は否めない。真相は宮中にひそかに広まり、医女たちは「済州島の女」の行為に関心を持つ。医女としてどう行動すべきか、考えあぐねる医女たちは、后にその話をする。その話は王に伝わり…。
平安道(ピョンアンド)で女真族撃退の手柄を立てた長官キム・チソンが、宮中に取り立てられることに。キム・チソンはジョンホを高く評価している人物で、今回の栄転にともない、ジョンホも宮中へ戻るよう要請。
一方、宮中の医局に戻ったウンベクは、「済州島の女」の話を聞き、チャングムをたずねてくる。実は数日後に医女試験が控えていたのだ。医女試験は不定期のため、これを逃すと次はいつになるかわからない。チャングムには絶好のチャンスだったが…。
今回チャングムは、ハン尚宮の墓を作る場面で、病を患っている不思議な少年を助ける。そしてその少年に人を助ける相があると言われ、医女試験にチャレンジするのだが、この少年の病気を治療するシーンで、トックとチャングムを護送する将校との会話がなんとも面白い。

■第33話「うぬぼれ」
医女試験に合格し、修練生となったチャングム。教授シン・イクピルは、今までの知識を全て捨て、これから学ぶことを全て受け入れろと厳しそう。修練生たちはこれから半年の間で50の試験を受け、成績のよい順に配属が決まることになる。不可を3つとると落第となり、医女の資格を得ることが出来ない。チャングムはさっそく、シン教授から不可を一つ与えられる。医女でもない身分で例の不思議な少年の治療をしたからだ。一方、もう一人の教授イ・ヒョヌクは、経典を読み解いたチャングムの聡明さに着目する。
宮廷に戻り、司憲府(サホンブ)の監察官の任に就いたジョンホ。同士を集めようと、理想を同じくしたかつての仲間を訪ね歩く。また、トック夫妻は以前のように宮中に酒を納めることが出来るようになる。シン教授の授業で医学の知識の豊富さを披露するチャングム。それでもシン教授のチャングムへの厳しい評価は変わらない。誤解を解こうと直談判に行くも「お前は医員になってはならぬ」と目の敵にされる。一方のイ教授はチャングムを呼び出し、修練生全員で宴会に出席するよう言い渡す。宴会の日はシン教授の実習と重なっていた。
当時、人体にふれる職業は卑しいとされ、医女も公奴婢(国か抱える奴婢)の中から医薬・鍼灸などを教え、医女という身分が始まった。儒教の教えの下、医師といえども男性が女性の体に触れることはできず、この医女が大いに貢献した。しかし別名「薬房妓生」という官妓として、宮中で歌舞音曲を演じる妓生の役目も務めさせられることもあった。特に、先代の王、燕山君の時代には、王の酒宴にまで侍らせるなど、医療の職務よりも妓生の職務への特化が強くなっていった。ところが中宗の治世になってからは、綱紀粛正を行い、中宗5年、11年、12年、30年に医女が酒宴に出る事を禁じる令を出した。しかし、こうした令は形ばかりでドラマのような宴会への出席も公然と行われた。

■第34話「王の怒り」
修練生仲間たちからのけ者にされていたチャングムだったが、シンビの真摯な態度から、シン教授の教えの意図するところを理解する。シンビは幼い頃、医員に命を助けられ、その医員から「世の中の役に立て」と言われ医女をめざした。決意も新たに、医女の修練に取り組むチャングム。そのころ、済州島(チェジュド)から医女チャンドクがやって来て、トックの家に滞在することに。半年後。修練終了を翌日に控え、イ教授の試験結果が発表され、二人の落第者が出る。宴会に出席しなかったチャングムとシンビだ。チャングムはシン教授からつけられた不可2つとあわせて3つ目の不可、また今まで不可のなかったシンビは一度に3つの不可をつけられる。シン教授はイ教授に抗議するが、それぞれの担当評価に口をはさむことは出来なかった。さらにシン教授はかつて誤診をしたために立場が弱い。いよいよ医女修練の成績発表の日。とんでもない結果が発表される。果たしてその結果とは?
今回は、出産の見学や負傷兵士の治療、試験、医女達の忙しい日常がいろいろ垣間見られる。また、チャングムとシンビが今後次第に友情を育んでいく様子をお見逃しなく。そして、これまで厳しかったシン教授が、最後の最後に口元を緩める一瞬のシーンをお見逃しなく。シンビ役で登場しているのは「イ・サン」「屋根部屋のプリンス」のハン・ジミン。この役での熱演ぶりがイ・ビョンフン監督の目に留まり、「イ・サン」のヒロインに抜擢された。

■第35話「疑惑」
シンビとともに、晴れて宮中の医局、内医院(ネイウォン)に配属されることになったチャングム。これから1年は見習いとして、正式な医女になるための修練を重ねることになる。そこへ召集がかかる。后に流産の兆しが現れたのだ。召集の場で、チャングムは水剌間(スラッカン)の最高尚宮(チェゴサングン)となったグミョンと顔を合わせる。医女見習いとして后に薬を持っていったチャングムはまた、いまや女官長のチェ尚宮とも再会する。一方、王の寵愛を受けて特別尚宮になったヨンセンやミン尚宮とも再会を果たしたチャングムは、その後の宮中の経緯を教えてもらう。しかし、ヨンセンは特別尚宮とは名ばかりで、王に忘れ去られお付の尚宮たちからも軽くあしらわれていた。
ジョンホは上司の左賛成(チャチャンソン)の元、オ・ギョモ一派の一掃を目指し動き始める。中宗が左賛成(チャチャンソン)の提案に同調気味なことから、権力闘争は激しさを増していた。危機感を募らせるオ・ギョモ一派。ジョンホは改革を推し進めるため、またチャングムの身を守るため、オ・ギョモに対し先手を打つ。
今回の見どころは何と言っても、泣き虫ヨンセンとの再会のシーン。いまだにチャングムの無事を祈り続けたヨンセンが、元気なチャングムを見た時の驚きの表情もお見逃しなく。ところでヨンセンの身分の「特別尚宮」だが、これは、王の寵愛を受けた特別な尚宮のこと。「トンイ」「イ・サン」でもヒロインが特別尚宮になっている。詳しい身分については朝鮮王朝豆知識◆宮女の身分で説明している。

テレビ愛知「チャングムの誓い」番組公式サイト
 2021.04.16スタート 月~金9:30-10:30
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