『ブラックバード 家族が家族であるうちに』スーザン・サランドンから日本の観客にメッセージ動画到着!

2021年06月05日10時00分映画

6月11日に日本公開となる『ブラックバード 家族が家族であるうちに』より、自らの意志で死を選択する母親を演じたスーザン・サランドンから日本の観客へのメッセージ動画が到着、著名人からの絶賛コメントも到着した。



『ブラックバード 家族が家族であるうちに』主人公リリーを『デッドマン・ウォーキング』(95)でアカデミー賞®主演女優賞を受賞したスーザン・サランドンが務め、長女のジェニファーには『タイタニック』(97)で世界的にその名を知らしめ『愛を読むひと』(08)でアカデミー賞®主演女優賞を受賞したケイト・ウインスレットが演じ、二大オスカー女優が初共演した、“家族との絆と覚悟”を観る人全てに問いかける感動の物語。

これから本作が公開される日本の観客に対してメッセージを求められたスーザン・サランドンは「ブラジルやイタリアなど、母親の影響が強い国があるけど、日本は違うと思ってた。でも取材の時に日本も同じだと気づいたの」「だからこの映画を見てほしい」とその想いを語り、最後に「それとまた日本に呼んで欲しい」とのラブコールを送っている。



各界の著名人からコメントも到着。

※コメント⼀覧(順不同/敬省略)
★シトウレイ <ストリートスタイルフォトグラファー・ジャーナリスト>
感情を押さえ抱え込んで、波風立てずに穏やかに過ごす生き方と、感情をぶつけ合い、傷つけあいつつ強い絆で結ばれ暮らす生き方と。どちらの人生が最終的に良いのかは終りを迎えるその時までは、分かる術などないのだけれど。

★辛酸なめ子 <漫画家・コラムニスト>※右イラスト
永遠の別れを前に繰り広げられるディープな人間模様。王様ゲームのごとく、強く美しい母の指令には誰も逆らえません。女性として最高に幸せで理想の終活に感動と羨望がこみ上げました。

★鈴木涼美 <文筆家>
死を覚悟して望むのが⼦供だったらその決断は家族に許されないだろう。では不治の病ではなかったら?余命がもっとずっと長かったら?年齢が 40 代だったら?許される境界線がどこにあるかなんて実はわからない。誰かと深く関わり、自分のことのように思う、自分のことのように思われる、という行為は、優しいようで実はとても暴力的なものでもあるのだ。自分と相手の境界線が曖昧で、所有しあっているような錯覚をもたらす「家族」であれば尚更。

★松田純 <静岡大学名誉教授※「安楽死・尊厳死の現在」(中公新書刊)著者>
母は娘たちに「強く自由に生きよよ」と説いて育ててきた。そのプレッシャーに押しつぶされそうになったアナの葛藤が、この映画のもう⼀つの⾒所だ。⼈間はいつも「強く⾃由」でいられるのだろうか。これが映画が投げかける問いだ。

『ブラックバード 家族が家族であるうちに』6月11日(金)TOHO シネマズシャンテほか全国ロードショー

スーザン・サランドンが安楽死の決意を語る本編映像

監督:ロジャー・ミッシェル
脚本:クリスチャン・トープ
出演:スーザン・サランドン、ケイト・ウィンスレット、ミア・ワシコウスカ、サム・ニール、リンジー・ダンカン、レイン・ウィルソン、ベックス・テイラー=クラウス、アンソン・ブーン
2019 年/アメリカ、イギリス/英語/97 分/スコープサイズ/5.1ch/原題:Blackbird/日本語字幕:斎藤敦子
配給:プレシディオ、彩プロ PG12
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