皓ランに熱愛発覚!NHKBSP「コウラン伝 始皇帝の母」第34話予告と第33話ネタバレ:特殊な結婚

2021年06月05日09時00分ドラマ
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中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母(原題:皓镧传)」(全34話)政の義弟・成蟜(せいきょう)に謀反の動きが!さらに皓ランと嫪毐(ろうあい)の間に熱愛発覚!?6月6日(日)夜9時からNHKBSプレミアムにて放送の第34話(最終話)あらすじと第33話ネタバレあらすじ、豆知識(特殊な結婚)を紹介、番組公式サイトでは紹介ムービーが視聴できる。



「コウラン伝 始皇帝の母」は、中国、春秋戦国時代、趙の名家で育った聡明で美しい娘、李皓鑭(りこうらん)が、時代に翻弄されながら、秦の始皇帝の母となるまでの波乱に満ちた人生を描く愛と闘いの物語。
【「コウラン伝」を2倍楽しむ】では時代背景や人物紹介、各話の詳しいあらすじと見どころなどまとめて紹介している。

5月30日放送の第33話では、政の淡い恋心とは裏腹に、国を背負った女たちの、正妃を巡る生々しいバトルが繰り広げられた。政の恋のお相手として初登場した燕の下女驪歌(りか)。王女の身代わりとなった下女が大国の王に見初められ王妃になるシンデレラストーリーを期待したのも束の間、思いを寄せる丹王子にも見放されて最後は政の突きつける剣で非業の死を遂げた。

また、あの気の強い皓ランが思わず涙を流した義母・夏大太后の秘密も明らかに。正妃選びの中、夏大太后の故郷、韓が送ってきた王女が政を殺そうとした事件が勃発。昔、韓王に婚約者を殺された恨みがある夏大太后は、また韓に裏切られたと悔し涙を滲ませた。さらに自分を最後まで愛さなかった亡き夫・安国君への恨み節も炸裂。最後は安国君と対になる墓ではなく、愛する息子・子楚が眠る場所が見えるところに自分を埋めて欲しいと訴え、夏大太后の切実な思いがひしひしと伝わるシーンとなった。

そして最終回となる6月6日放送の第34話では異例の出世を遂げた嫪毐(ろうあい)と皓ランとの間に熱愛の噂が流れる。さらに嫪毐に謀反の疑いがかけられ政は激怒。その矛先は皓ランに向けられる。趙の名家に生まれながら、数々の修羅場を乗り越えてきた皓ラン。呂不韋と子楚、2人の男を愛した物語は最後の最後まで波乱含みとなりそうだ。



■前回:第33話ネタバレあらすじ
政の王妃選びの為に6国から王女たちが集められた。秦に来る途中、凶暴な性格という政の噂を信じた燕の王女は、咸陽に到着するや否や逃げ出してしまった。その知らせを受けた政はすぐに燕の王女を探しに向かった。王女の下女驪歌(りか)はこれが明るみになれば大事だと考え、探しに来た政に自分が燕の王女だと名乗った。政は驪歌の言ったことを信じ、彼女を気に入るとその場から連れ去ってしまった。

王宮に連れてこられた驪歌は、楚の王女、雲夢(うんほう)と出くわした。自分が秦の王妃になると自信を見せる雲夢は政のお気に入りである驪歌の顔を傷つけようとした。そこに政が現われ驪歌を救ったが、それに腹を立てた雲夢は政に立てついた。そこに華陽太后が現われ、雲夢を連れて行ってしまった。華陽太后は、宮殿内で騒ぎを起こした雲夢をしかりつけ、絶対正妃の座に就くよう強要した。

政略結婚で秦の国力を強くしたい呂不韋(りょふい)は、雲夢のことをどう思うか政に質問した。政は雲夢を嫌い、燕の姫を正妃に迎えると告げた。ある日、政は兵を引き連れて森で狩りをしていると、そこへ雲夢が現われ政に勝負をしかけた。雲夢は政よりも多く魚を取るほど武芸に長けていた。そこへ突然やって来た暗殺集団が政の命を狙って襲撃をしてきた。雲夢は戦いの途中で刺客の手に入れ墨があるのを見た。そこへ嫪毐が助けにかけつけ、政は助かった。

かすり傷で済んだ政は、宮殿へ帰ると眠ってしまった。政付きの内官・趙高が政の命を狙おうとするが、ちょうど皓ランたちが現われたので攻撃する手を止めた。その夜、宴の席で政は呂不韋と共に正妃候補の姫たちをもてなした。華陽夫人の後ろ盾がある雲夢は、華陽夫人に促されて舞を披露した。皓ランは政自身に正妃を決めさせたかったので、誰が気に入ったか促すと、政は燕の王女について来た驪歌を正妃に選んだ。

王妃に選ばれなかった韓の王女・弄玉(ろうぎょく)は、最後の土産にと履物を渡すため政に近づいた。そして隠し持っていた刀で政へ攻撃を仕掛けた。すぐに嫪毐が気づき、弄玉を刺した。嫪毐の昔馴染みである弄玉は、嫪毐に想いを寄せていたことを告白し、そのまま息を引き取った。

一方、病に伏せる夏大太后は、呂不韋に自分が生きている間は韓への攻撃をしないよう頭を下げた。呂不韋を下がらせると、夏大太后は皓ランに向かって、昔韓の王様に自分の婚約者を殺されたことや、寵愛を受けなった安国君への恨みを告白した。そして、自分が死んだら子楚が眠る場所が見える西側の丘に埋めて欲しいとお願いし、いずれ呂不韋を排除するよう伝えたのだった。

雲夢は、偶然出くわした燕の団体の中に、政を狙った刺客と同じ入れ墨の男を発見し、すぐに呂不韋に知らせた。燕の丹王子が呂不韋に連行されたことを知った驪歌は、政に助けを求め、政はすぐに丹を開放した。このことで呂不韋は政と険悪になり、また正妃選びについて呂不韋と皓ランは口論してしまった。

そして迎えた政の婚儀の日、雲夢から丹王子が狙われていることを聞いた驪歌は、急いで丹王子を助けに行った。そして一緒に逃げるようと言ったが、丹王子は燕が生き残る為には政との結婚しかないと話した。丹王子が好きだった驪歌の思いを聞いた政は怒りのあまり丹王子に斬りかかった。そして驪歌にも剣先を向けると、丹王子を助けるために驪歌はその剣で自分を刺した。慌てる政は驪歌を抱き上げ医者の元へ急いだ。しかし、驪歌は自分が死ぬ代わりに燕を許して欲しいと頼んで、政の腕の中で息を引き取った。

■特殊な結婚
第33話で、乱暴者の政にも淡い春が訪れた。お相手は燕の国の下女、驪歌。王を前にしても物応じしない美女、驪歌を一目で気に入った政は颯爽と抱き上げ、嫌がる彼女を連れて帰ってしまった。今思えば、白仲将軍もかつて、大好きな殷小春を勝手にさらって自分の傍に置いていたが、実際こうした誘拐からの結婚はあったのだろうか?

誘拐婚で調べてみると、キルギスの「アラ・カチュー」と呼ばれる女性を略奪してくる風習があるが、これは遊牧民が子孫を残す為にあった結婚の形が現在に残るものらしい。さらに誘拐婚の歴史は古く、古代ローマの“サビニの女たちの略奪”が上げられるが、これも子孫を残すために近隣国の未婚女性を略奪するというもの。21世紀において、愛する2人が同意のもと結婚する現代では考え難い風習かもしれない。

ドラマの中では政の好きが勝って驪歌を連れ去ってしまったが、実際想像するとちょっと怖い話になり得る。ただ現代における価値観や風習の違いに驚かされるのも歴史ドラマの面白いところ。それにしても政や白仲とだけでなく、呂不韋や子楚などドラマにおける中国男性たちのアグレッシブと諦めの悪さよ。そんな男性陣に巻き込まれながらも皓ランはじめ、自立した女性たちの姿が魅力の「コウラン伝 始皇帝の母」も残すところあと1話!最後まで皓ランたちの勇姿を見届けたい。

■第34話あらすじ
政は異母兄弟の成蟜が謀反を起こし、嫪毐がそれを鎮圧したと報告を受ける。皓ランの命で嫪毐は異例の昇進を遂げ、2人が密通しているという噂が流れる。呂不韋は嫪毐に今より権力を与えたいと思う皓ランと口論になってしまう。そんな中、政は嫪毐が謀反を企てていることを聞きつけ激怒する。呂不韋は政に成人の儀を行うように提案し、それを機に嫪毐を討つよう持ち掛ける。

原題:皓镧传
制作:2019年 中国

■キャスト相関図(NHK)
李皓鑭(リ・こうらん)役:ウー・ジンイエン [声:中村千絵]
呂不韋(りょふい)役:ニエ・ユエン[声:東地宏樹]
嬴子楚(えい・しそ)役:マオ・ズージュン [声:平川大輔]
華陽(かよう)役:タン・ジュオ [声:小松由佳]
嬴政(えい・せい)役:トン・モンシー[声:清水優譲]

紹介ムービーとインタビュー映像
NHK「コウラン伝 始皇帝の母」番組公式サイト
 2020.09.27スタート 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
  ※再放送 翌週13:00~ 
Youtube予告動画

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