【最終回ネタバレ】NHKBSP「コウラン伝 始皇帝の母」第34話:母の愛を見せた皓ラン!呂不韋の最期

2021年06月07日23時43分ドラマ
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長きにわたり放送した中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母(原題:皓镧传)」(全34話)がついに終幕!嫪毐(ろうあい)が謀反を企て、呂不韋(りょふい)は罷免、皓ランも政の命で離宮へ向かうが、全ては政の成長の為に皓ランが仕組んだものだった!6月6日(日)夜9時からNHKBSプレミアムにて放送の第34話(最終話)ネタバレあらすじ、豆知識(呂不韋の最期)を紹介、番組公式サイトでは紹介ムービーが視聴できる。



「コウラン伝 始皇帝の母」は、中国、春秋戦国時代、趙の名家で育った聡明で美しい娘、李皓鑭(りこうらん)が、時代に翻弄されながら、秦の始皇帝の母となるまでの波乱に満ちた人生を描く愛と闘いの物語。
【「コウラン伝」を2倍楽しむ】では時代背景や人物紹介、各話の詳しいあらすじと見どころなどまとめて紹介している。

ついに最終回を迎えた6月6日放送の第34話では、嫪毐(ろうあい)の謀反や呂不韋の罷免など、最後とは思えない展開が待っていた。それも全て暴走する政を真の王にするための皓ランが練った策略だったことがわかり、皓ランの愛情の深さに驚かされるラストとなった。長く続いた戦乱の世を統一した秦の始皇帝の母である皓ラン。趙の名家に生まれながら、苦労して生き延びてきた彼女が、呂不韋と出会い、子楚に愛され秦の王妃にまで上り詰めた。最後は秦の始皇帝の母を全うし、彼女の物語はこうして終止符を打った。

そして「コウラン伝 始皇帝の母」の次は韓国時代劇「花郎(ファラン)希望の勇者たち」が放送開始となる。1500年前の新羅時代を舞台に活躍した花郎(ファラン)と呼ばれるエリート男子たちの熱い情熱と成長、そして愛を描いた物語。主演・パク・ソジュンをはじめイケメンたちが勢ぞろいする青春群像劇をお楽しみに!



■前回:第34話ネタバレあらすじ
政は驪歌(りか)の亡骸を抱きながらその場にうずくまっていた。そこへ呂不韋が現われ、結婚式の為に宮殿に戻るよう告げた。雲夢(うんほう)との結婚を迫られた政は、呂不韋を責めた。しかし、呂不韋のみならず、皓ランも国王の婚儀を取りやめにすることはできないと言って政を納得させようとした。2人の言葉に全く耳を貸さない政に、皓ランは宮殿に戻るよう言い、咸陽を封鎖するよう命じた。

次の日、丹王子が驪歌に会いに来た。驪歌は政が作らせた水の棺に入れられていたが、丹王子は罪悪感から顔を見ることはできなかった。昔は兄弟の様に仲が良かった政と丹王子だが、今や大国の王となった政に自分の命は握られていると話した。政は女を使ってのし上がろうとするのは最低だと刀を突きつけた。そして先王も成しえなかった中国統一を成し遂げてみせると誓うのだった。

華陽大太后は、雲夢の正妃は難しいと悟り、楚に帰すことにした。そして政が腹を立ててこちらに向かっていると聞くと、命運も尽きたと言って薬を飲み自殺を計った。政は華陽大太后を生かすよう手を尽くしたが、華陽大太后は亡くなってしまった。訓練所にいる皓ランは政を平手打ちし、しかりつけた。強情な政に対し、好きなようにしなさいと言い残し自分は雍城へ移って行った。

2年後、政の弟・成蟜(せいきょう)が謀反を起こし、嫪毐が反乱軍を鎮圧した。皓ランは嫪毐を昇進させ権力を与えた。成蟜は命を落としたが、2人の息子は嫪毐の手によって皓ランの元に送り届けていた。皓ランは雍城で身寄りのない子供たちを育てていたので、成蟜の子供も同じように育てようとした。そんな折、呂不韋が訪ねてきて嫪毐の昇進に異を唱え2人は口論になった。

その頃、巷では皓ランと嫪毐との仲が噂になっていた。嫪毐は皓ランに断りもなく部屋にあった子楚からの大事な贈り物を処分してしまったので、怒った皓ランはすぐに元に戻すよう命令した。皓ランは身勝手な行動が目につくようになった嫪毐に権力を与え過ぎたと後悔した。

一方政は、趙高から、嫪毐が皓ランと結婚して2人の息子をもうけ、自分は秦王の父であると吹聴していると聞かされた。それに腹を立てた政は呂不韋に嫪毐を始末するよう命じた。さらに趙高は嫪毐に、政の成人式に政を殺し、呂不韋を排除し、成蟜の息子に王位を継がせるという嘘の手紙を書いた。嫪毐は成人式の準備と偽って宮殿に忍び込み、皓ランの玉璽(ぎょくじ)を盗み出した。その頃、呂不韋は政の護衛をして無事に雍城に到着した。

玉璽を手に入れた嫪毐は幕僚と共に宮殿で政を待ち構えていると、そこに現れたのは政ではなく白仲将軍だった。白仲の命で兵たちが謀反を起こそうとした嫪毐を取り囲んだ。そこへ政も登場し、窮地に陥った嫪毐は皓ランを人質に取った。その時、政の放った矢が当たり嫪毐は息を引き取った。さらに政は白仲が連れてきた2人の子供、子嬰(しえい)と子卿(しけい)を殺すよう命じた。皓ランは必死に止めようとしたが、白仲は2人が入っている麻袋に刀を差した。そして政は全ての元凶は皓ランにあると言って皓ランを監禁してしまった。

その後、今度は呂不韋が白仲に刀を向けられた。政は呂不韋に対し、この混乱を招いたとして全ての権力をはく奪し、洛陽に赴くように命じた。その後、政は呂不韋の使いできた茅焦(ぼうしょう)から「母親を監禁しているという悪い噂が流れていては国の統一などできないでしょう」と告げられ、政は皓ランを開放するべく雍城へ向かった。

雍城には皓ランの姿はなく、白仲将軍が座っていた。白仲は、これは全て皓ランの謀で、嫪毐に謀反を起こさせ、呂不韋を排除し、政に秦を治めさせようとしたことがわかった。こうして皓ランは咸陽に戻ることができ、それから3年後、呂不韋は殺されることを恐れ自ら鴆毒を飲み洛陽で息を引き取った。

■呂不韋の最期
始皇帝の育ての親であり、仲父(ちゅうほ)という称号を手に権勢をふるった呂不韋。歴史上では数々の功績を残したものの、政の母である趙姫(皓ラン)からの誘いで密通が再びスタートしたことが彼の権力に陰りを落とした。趙姫と不義密通を続けるのは危険だと考えた呂不韋は、嫪毐を宦官と偽り宮殿に送り込んだ。趙姫は嫪毐を気に入り、ドラマでは政の義弟、成蟜の息子となっていたが、実際趙姫は嫪毐との間に2人の息子を生んでいた。

やがて趙姫との不義密通が発覚し、嫪毐は政に対し謀反を起こした。この反乱はすぐに鎮圧され、嫪毐は車裂きの刑で誅殺された。嫪毐の息子も処刑され、これがきっかけで呂不韋は蟄居を命じられた。しかし蟄居後も呂不韋は周囲との交流を絶やさず名声も高かったので、呂不韋の帰り咲きを恐れた政は、呂不韋を蜀地域に流刑した。これがきっかけで呂不韋は絶望し、自ら鴆毒を飲んで自殺した。商人の出でありながら、秦の政治家として名声を手に入れた呂不韋だったが最後は自らの手でその生涯を閉じたのだった。

原題:皓镧传
制作:2019年 中国

■キャスト相関図(NHK)
李皓鑭(リ・こうらん)役:ウー・ジンイエン [声:中村千絵]
呂不韋(りょふい)役:ニエ・ユエン[声:東地宏樹]
嬴子楚(えい・しそ)役:マオ・ズージュン [声:平川大輔]
華陽(かよう)役:タン・ジュオ [声:小松由佳]
嬴政(えい・せい)役:トン・モンシー[声:清水優譲]

紹介ムービーとインタビュー映像
NHK「コウラン伝 始皇帝の母」番組公式サイト
 2020.09.27-2021.06.06 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
  ※再放送 翌週13:00~ 
Youtube予告動画

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