『ブラックバード 家族が家族であるうちに』寄り添いながら踊るスーザン・サランドン&サム・ニールの姿が切ない冒頭映像解禁!

2021年06月12日10時00分映画

アカデミー賞主演女優賞のスーザン・サランドン、長女を『愛を読むひと』(08)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したケイト・ウインスレットが演じ、オスカー女優が初共演!感動の物語『ブラックバード 家族が家族であるうちに』公開中!最後の週末、寄り添いながら踊るスーザン・サランドン&サム・ニールの姿が切ない冒頭映像を解禁した。



ある週末の朝、リリー(スーザン・サランドン)は夫のポール(サム・ニール)と暮らす静かな海辺の邸宅に、娘のジェニファー(ケイト・ウィンスレット)、アナ(ミア・ワシコウスカ)とその家族たち、そしてリリーの学生時代からの大親友で家族同然のリズ(リンゼイ・ダンカン)を集める。しかしそれはともに楽しい時を過ごすためのものではなく、安楽死を選択したリリーが家族が家族であるうちに過ごすために自らが用意した最後の時間だった。集った家族とその友人たちは、それぞれ平静さを装いながら母の願いである最後の晩餐に参加する。しかし、あるきっかけで緊張の糸が切れ、次々と明かされていくそれぞれの秘密。そして最後に家族がとった行動とは…。
『マンデラの名もなき看守』(08)や『ペレ』(87)などで知られるビレ・アウグスト監督による傑作デンマーク映画『サイレント・ハート』(14・未)を、同作の脚本家であるクリスチャン・トープが自身でアメリカ映画として脚色、『ブラックバード 家族が家族であるうちに』として、新たな物語を紡ぎ出した。

海辺の近くに建てられた静かな一軒の邸宅とその周囲の風景を切り取ったシーンから映像は始まる。邸宅の周りには他の家はもちろん、景色を遮るものも何もなく、見渡す限りの静謐で美しい環境。そんな中、その邸宅の中から、大きな窓を開けて外の空気を入れるポールの姿が見える。その後映しだされるのはベッドからぎこちなく起き出す母リリーの様子。自分の意思で身体を動かすには限界が来ている彼女をポールは心配そうに見つめるが「一人でできるわ」と気丈に振る舞い、降り立ったキッチンでは「陰気な曲」を嫌がったリリーが変更した楽しそうな音楽に寄り添いながら、この上なく幸せそうに踊りだす。安楽死を決意した週末、あくまでもいつも通りに振る舞おうとする二人の夫婦の姿を切り取った冒頭映像となっている。

脇を固める豪華俳優陣も要注目!次女アナには『アリス・イン・ワンダーランド』(10)のアリス役に大抜擢されたミア・ワシコウスカ。そして、リリーの夫ポール役に『ジュラシック・パークⅢ』(01)などで活躍するサム・ニールが演じ、死を決断した母のもとに集い、戸惑いながらも目を逸らさず真実の愛情を捧ごうともがく難役を見事演じ切りました。

監督を務めたのは 『ノッティングヒルの恋人』(99)や『恋とニュースのつくり方』(10)などで手腕を発揮したロジャー・ミッシェル。極限の選択に立たされる家族の心象風景にリアリティを持たせるために、彼は、通常ではなかなか行えない映画の大半を順撮りするという方法を選択、結果5週間におよぶ撮影が開始することになったが「キャストの集中力、映画やお互いに対する意気込みに思ったよりも大きな影響が生まれたんだ」とそのこだわりを話し、見事な人間ドラマへと昇華させている。

寄り添いながら踊るスーザン・サランドン&サム・ニールの姿

監督:ロジャー・ミッシェル
脚本:クリスチャン・トープ
出演:スーザン・サランドン、ケイト・ウィンスレット、ミア・ワシコウスカ、サム・ニール、リンジー・ダンカン、レイン・ウィルソン、ベックス・テイラー=クラウス、アンソン・ブーン
2019年/アメリカ、イギリス/英語/97 分/スコープサイズ/5.1ch/
原題:Blackbird/日本語字幕:斎藤敦子
配給:プレシディオ、彩プロ PG12
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