BSテレ東で放送前に「カンテク~運命の愛~」時代背景と揀択、見どころをサクッと紹介

2021年06月30日22時50分ドラマ

チン・セヨン×キム・ミンギュ主演、王妃の座をかけたサバイバル×純愛ロマンス時代劇「カンテク~運命の愛~」が、いよいよ7月2日(金)から全国無料視聴できるBS局、BSテレ東でスタート!これに先駆けて時代セットや見どころなどをサクッと紹介、Youtubeにて予告動画が公開されている。

「カンテク~運命の愛~」(原題:揀択~女人たちの戦争~)は、双子の姉の命を奪った者を捜し出すために“揀択カンテク”に参加するヒロインと、王妃の座をめぐり熾烈な争いを繰り広げる女たち、そして初恋の人を想い続ける王の愛を描いた宮廷ロマンス時代劇。

■時代背景
ドラマの時代も王様も架空だが、19世紀の朝鮮王朝末期の第24代王・憲宗の時代設定だと考えられる(【朝鮮王朝系図】参照)。内政では外戚・安東金氏が政権を独占し「勢道政治」をしており、外政では鎖国を続ける朝鮮に対して、日本をはじめ、アメリカ、フランス、ロシアなどの列強の影が忍び寄る。そんな中、熾烈な外戚バトルを展開するのが、安東金氏と豊壌趙氏。「カンテク」では安東金氏を領議政のキム・マンチャン一族、豊壌趙氏をチョ・フンギョン一族として描いている。
同じ時代を舞台にした作品に「Dr.JIN」「客主」「風と雲と雨」などがある(【ドラマの年表:朝鮮王朝】参照)。こうした作品の中でも近代できな銃が登場するが、「カンテク」でもお妃を迎える儀式「親迎の儀」で銃による暗殺から悲劇の幕を開ける。
※時代背景については【「カンテク~運命の愛~」を2倍楽しむ】の「(2)時代背景、実在人物、豆知識」のコーナーでもっと詳しく解説している。

■見どころ
①揀択(カンテク)のすべてが分かる
「太陽を抱く月」や「仮面の王 イ・ソン」など多くの韓国時代劇でお妃選び制度である“揀択”が描かれてきたが、本作では揀択参加の申し込み(“処女単子(처녀단자=チョニョタンジャ)”)から、選考方法(初揀択、再揀択、三揀択)まで興味深く描かれる。
※揀択については【韓流コラム】で詳しく解説

②チン・セヨンの時代劇初の二役演技
「オクニョ 運命の女(ひと)」「不滅の恋人」の大ヒットで新時代劇クィーンに名乗りを上げたチン・セヨンが2人役に挑戦。積極的で物おじしない妹のウンボと控えめでおとなしい姉のウンギの2人を期待に違わず好演している。

③韓ドラ上級者をくすぐる既視感
時代劇初心者には冒頭から衝撃的な出来事で引き込まれ、韓国史劇上級者なら「あ、この場面は…」と思い当たるシーンに度々遭遇する。また本作は「不滅の恋人」のキム・ジョンミン監督の作品だけに、ストーリー展開やテーマ曲も似ている部分もある。

④パワフルな若手陣
チン・セヨンはじめ揀択参加者の15人の女性陣が個性的。中でも有力候補のキム・ソンイ役のイ・ファギョム(「初恋デザート」キム・テイ役、元HELLO VENUSのユヨン)とチョ・ヨンジ役のイ・ヨルム(「チャングムの末裔」ハン・ジンミ役)、ふくよかな体系のパン・イエシル役のチョ・ミニョ(「SKYキャッスル」ケイ役)は要注目だ。集団生活を送る中でライバルたちが変化していく人間関係も興味深い。

⑤ドラマに重厚感を与えるベテラン俳優陣
パワフルな若手の熱演に加え、「イ・サン」「トンイ」のイ・ジェヨン、「不滅の李舜臣」チョン・エリ、「ヘチ 王座への道」のソン・ビョンホ、「善徳女王」「医心伝心~脈あり!恋あり?~」のオム・ヒョソプ、「コッパダン~恋する仲人~」「王になった男」のイ・チャニョンといったベテラン俳優陣がドラマに史劇らしい重厚感を与えてくれる。

※ここで紹介した見どころは【5つの見どころ】でもっと詳しく紹介している。

BSテレ東「カンテク」番組公式サイト
 2021.07.02スタート 月~金10:55~12:00 BS初放送
Youtube「カンテク」予告動画
DVD公式サイト

kandoratop
【作品詳細】【「カンテク~運命の愛」を2倍楽しむ】