ノーベルブライト、満願成就の大阪城ホール公演レポート&ライブ写真&セトリ到着

2021年07月13日16時56分芸能

Novelbrightが7月11日、大阪・大阪城ホールで『大阪城公園で交わした約束「2年以内にあっちで会いましょう」を実現するワンマンat大阪城ホール』を開催した!オフィシャルレポートが到着、Youtubeではライブでも披露した「開幕宣言」などのミュージックビデオが公開中だ。



メジャー1stアルバム『開幕宣言』のリリースツアーファイナルでもある当日は万全の感染症対策が施され、ソールドアウトとなった大阪城ホールにはこの日を待ちわびた約5,000人の期待が充満。そんな高揚感とシンクロするようなレーザービームが広大な空間を駆け巡り、まさにこれ以上ない1曲目「開幕宣言」からライブはスタート。大舞台への緊張感はもちろんあっただろうが、楽しそうにドラムを叩くねぎ(Dr)をはじめ、それを超える喜びと充実感をメンバーの表情から感じる。

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続くメジャーデビュー曲「Sunny drop」でも、しなやかな歌声で堂々のパフォーマンスを展開。口笛世界大会で2度優勝した竹中雄大(Vo)の巧みな口笛が導いた「おはようワールド」のアウトロでは、「僕たちにとっても、今日来てくれたみんなにとっても、最高に忘れられない伝説を作ろうぜ!」(竹中、以下同)と宣言するなど、序盤からトップスピードで駆け抜ける。

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MCでは最大の晴れ舞台を前になかなか眠れなかったことを語り、清涼感溢れる「君色ノート」では胸にスッと入り込む温かい歌声で魅了したかと思えば、光と煙の演出が秀逸な「ハミングバード」では壮大なスケールで圧倒。さらには、大海原の映像とともに英語詞で届けた「Friends for life」と、美しいメロディを軸にNovelbrightのさまざまなサウンドスケープを堪能できるゾーンが続く。コロナ禍において見る側がリアクションしにくいMCについても、「別にスベってるんじゃないですからね?(笑)」と関西出身のバンドらしいトークで場を沸かせ、「今日はツアーで一番のロングセットでお届けしようと。皆さんの心をわしづかみにしたいと思います!」と予告。それを具現化するような「夜空に舞う鷹のように」、スクリーン上を舞うリリックともどもスリリングな旋律を奏でた「あなたを求めただけなのに」、ひときわメランコリーな「candle」と、本領発揮の切ないポップソングを連発する。

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そして、絶景の城ホールを眺めながら、初見の観客の思いがけない多さに、「僕たちのことを応援してくれてる人が、まだこんなにいたんですね」と感慨深げな雄大。続けて「僕たちはずっとアリーナ童貞だったので(笑)。今日はせっかくの城ホールだし、みんなの一体感が見たいのでデカい拍手をもらえたら!」と呼び掛け、地鳴りのような拍手がそれに応える。

「僕は生きていく上で音楽が必要だと思ってて。ただ飯を食って、服を着て、寝るだけの生活に、生きてる意味をあまり見出せないと思う。今日は勇気を出して会場に来てくれたことをすごく幸せに、うれしく思うので、皆さんの日頃のストレスや不安だったりを僕たちの音楽で吹き飛ばせるように、気持ちを込めて歌いたいと思います」

胸を締めつけるような名曲「夢花火」、ストリーミング総再生回数1億回を突破した「ツキミソウ」と、珠玉のバラードの応酬には思わず息をのむ。心の隅々まで沁み渡るメロディと歌声は、やはりNovelbrightの持つかけがえのない輝きだ。サポートの村山☆潤(Key)と雄大による「愛結び」は、大阪城ホールにピアノと歌声のみという贅沢なシチュエーションで、切々と歌声を響かせる。

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ライブも後半戦となり、「Phantom」では衣装チェンジした楽器隊4人によるハイエナジーな演奏とまばゆい照明でも見せ場を作り、ド迫力の炎が舞い上がった「PANDORA」、続けざまの「さよならインベーダー」とライブ映えする楽曲の連続で、会場の興奮も一気にピークへ! 7月22日(木・祝)公開の林遣都主演映画『犬部!』主題歌「ライフスコール」も初披露し、疾走感漂う新曲が劇場のみならずホールでもそのドラマ性を存分に発揮する。

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「僕たちは2019年12月に大阪城公園での路上ライブを卒業する最後に、“2年以内にあっちで会いましょう!”ってカッコつけたんです。実は今日のライブ前にも、記者の方から“次の夢は何ですか?”みたいにあおられて、“5年以内にドームツアーをやります!”ってまんまと言っちゃいました(笑)」と笑った雄大は、「僕もここにたくさんのロックバンドのライブを見に来ました。僕たちが夢見た大阪城ホールで、みんながブチ上がってるのを見たいんです!」との言葉通り、「Walking with you」「青春旗」と強烈なロックチューンで畳み掛け、心のシンガロングが巻き起こるような「Morning Light」では、「今までで今日が一番楽しい」と感情がこぼれ落ちる。「Prologue ~Before the dawn~」のはかなき調べからの「時を刻む詩」では、ライブのクライマックスにふさわしい感動が湧き上がる。

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「コピーバンドの延長線上でNovelbrightを8年前に結成して、いろんな紆余曲折があって、自分のやってきた道は間違いじゃなかったんだなと今日ライブをして思いました。Novelbrightのオリジナルメンバーは僕だけです。メンバーが辞めていくたび、“俺って人望がないのかな、フロントマンとして駄目なのかな”と思って……。でも、今のメンバーが“Novelbrightのボーカルは雄大しかいない、これからもずっと雄大の後ろで弾きたい、叩きたい”と言ってくれたから、諦めずにここまで来れました。このメンバーに出会えて、大阪城ホールに立てて、マジで良かったですありがとう! あと、僕は17歳で高校を辞めて、親にもたくさん迷惑をかけました。だけど僕の親は、“お前が決めたことやから精一杯やれ”ってずっと応援してくれました。やっと今日、自分の親に初めてライブを見せることができてます。僕はこの5人なら、ここにいるみんなとなら、何だってやれると思ってます。Novelbrightはみんなの希望の星に、新たな輝きになれるように名付けたバンドだから。これからもあなたの隣で歌い続けるから、一緒にバカみたいな夢を見て、一緒にかなえてください。出会ってくれて、見つけてくれてありがとう! もっともっと恩返ししていくから見ていてください!!」

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涙ながらにNovelbrightの8年と未来への覚悟を告げたMCの後、最後の「拝啓、親愛なる君へ」は、数え切れない出会いと別れを超えて、夢を追いかけた到達点となるフィナーレに。アンコールの「フェアリーテール」まで全23曲3時間。新たなスタート地点となる最高の一日を、5,000人のオーディエンスと共に見事に作り上げたNovelbrightだった。

なお、本公演はABEMAにて7月18日(日)23:59まで見逃し配信を実施。その後は各地の夏フェス出演を経て、9月13日(月)神奈川・KT Zepp Yokohamaを皮切りに、全国6カ所を回る対バンツアー『KICK THE AGE TOUR』を開催。親交のあるKEYTALK、go!go!vanillas、THE ORAL CIGARETTES、SPYAIR、Da-iCE、flumpoolらと共演する。

取材・文:奥“ボウイ”昌史 

<セットリスト>
『大阪城公園で交わした約束「2年以内にあっちで会いましょう」を実現するワンマンat大阪城ホール』
2021年7月11日(日) 大阪城ホール
開場17:00 / 開演18:00

SE. El Dorado Tour Final ver.
1. 開幕宣言
2. Sunny drop
3. おはようワールド
4. 君色ノート
5. ハミングバード
6. Friends for life
7. 夜空に舞う鷹のように
8. あなたを求めただけなのに
9. candle
10. 夢花火
11. ツキミソウ
12. 愛結び
13. Phantom
14. PANDORA
15. さよならインベーダー
16. ライフスコール
17. Walking with you
18. 青春旗
19. Morning Light
20. Prologue ~Before the dawn~
21. 時を刻む詩
22. 拝啓、親愛なる君へ
Encore
23. フェアリーテール

▼セットリストプレイリスト
https://Novelbright.lnk.to/20210711

◇ハッシュタグ
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