3週連続 細田守SP:最終日『サマーウォーズ』は<竜とそばかすの姫>の原点、斬新なSFアドベンチャー

2021年07月15日10時00分映画

7月16日、細田守監督の待望の最新作『龍とそばかすの姫』公開当日の金曜ロードショー(日本テレビ系、夜9時~)は、世界の危機に大家族が挑む斬新なSFアドベンチャー『サマーウォーズ』(2009)を放送、番組公式サイトで予告動画が公開されている。



『サマーウォーズ』は、気弱だけど数学が得意な17歳の少年が、ふとしたことから片田舎の大家族に仲間入り。彼らと力を合わせ、突如巻き起こった“世界の危機”に対して戦いを挑む物語。2006年公開の劇場アニメ『時をかける少女』で国内外に高い評価を受けた細田監督が初めて手掛けたオリジナル作品で、2009年8月に公開された。『時をかける少女』を超えた面白さと注目を集め世界中の映画祭で高い評価を受けた。

舞台は長野県上田市。ここで暮らす大家族とそこを訪れた1人の平凡な高校生が、インターネット上の仮想世界が、現実世界の様々な部分とリンクしている「OZ」の混乱による現実世界の崩壊の危機に立ち向かう姿を清々しく描いている。
主人公の健二の声優を神木隆之介、ヒロイン夏希の声優を桜庭ななみが担当し、主題歌を山下達郎が手掛けたことも話題になった。

作品中の全世界を一括で管理するコンピュータシステム“OZ”は、当時TwitterなどSNSと比較され、作品のTwitter公式アカウントと連動してアプリケーションが公開されるなどの賑わいを見せた。

インターネットを介した日常のやり取りが当たり前になった今だからこそ見てほしい作品。また、インターネット上の仮想世界<U(ユー)>を描く最新作『竜とそばかすの姫』の原点ともいえる作品。

どんな未曾有の困難にも、諦めず、みんなで戦い続ければ、必ず乗り越えられる――「諦めなさんな。諦めないことが肝心だよ」という劇中のセリフにあるように、本作には、みんなで励ましあい、その絆によって目の前にある困難を乗り越える人々の姿が描かれている。長引くコロナ禍の中、勇気と希望を与えてくれる『サマーウォーズ』の放送をお楽しみに。



■あらすじ
物語はある夏休み、主人公の小磯健二が連れてこられた先輩・篠原夏希の田舎を舞台に始まる。夏希のフィアンセの振りをしなければならなくなった健二は、滞在先の陣内家で微妙な立場に立たされる。一方、インターネット上の仮想世界「OZ(オズ)」は謎の人工知能・ラブマシーンに乗っ取られ異変が生じていた。そしてOZの破綻は現実世界へと侵食していき健二たちをも巻き込む。数学能力に長けた健二は、ラブマシーンからの暗号を解読したことで、OZを混乱に陥れた犯人に仕立て上げられる。無実を証明し事実究明のため、健二の戦いが始まる。

長編アニメーション『サマーウォーズ』は7月16日(金)よる9時から放送。予告動画は「金曜ロードSHOW!」公式サイトで視聴出来る。
また本作はHuluでも配信中だ。

BS日テレ番組公式サイト