『TOVE/トーベ』スナフキンのモデルも!トーベ・ヤンソンの情熱的な人生を映し出した予告映像解禁

2021年07月21日14時00分ドラマ

「ムーミン」の原作者として知られる、フィンランドの作家トーベ・ヤンソンの半生を描いた映画『TOVE/トーベ』(10/1 公開)よりトーベ・ヤンソンの情熱的な人生を映し出した予告映像が解禁された。

日本を始め世界中で愛されるムーミンの物語。それは画家としてキャリアをスタートさせたアーティスト、トーベ・ヤンソン自身の人生を投影して生み出されたものだった。文学、コミック、舞台劇、アニメーションなど、今日においても色褪せること無く人々を楽しませ続けるムーミンのキャラクターたちは、いかにして育まれていったのか。本作はトーベ自身の人生のあり方とともに、その創作の秘密に肉薄してゆく。



予告映像は、フィンランドに第⼆次世界大戦の戦火が及ぶなか、“ムーミン”を一心不乱に描き上げるトーベの姿を捉えたシーンから始まる。やがて戦争が終わり、これまでの常識に捉われず自由な創作活動に没頭していくトーベ。しかし、著名な彫刻家である⽗にはムーミンを“芸術”として受け⼊れてもらえずにぶつかり合ってしまう様⼦のほか、政治家・哲学者・ジャーナリストでありスナフキンのモデルになったとも言われる恋人アトスとの逢瀬、パーティで運命的に出会った舞台演出家ヴィヴィカとの刺激的な恋、そして世界で初めて上演されたフィンランドでのムーミン劇の模様や、<ムーミントロールの家族>、<スナフキン>、そして<トフスランとビフスラン>のイラストを描く様子なども切り取られ、芸術家として、そして 1人の人間として⾃由を愛し、たくましく生き抜いたトーベ・ヤンソンの情熱的な人生が色鮮やかに映し出されたものとなっている。

第二次世界大戦下のフィンランド・ヘルシンキ。激しい戦火の中、画家トーベ・ヤンソンは自分を慰めるように、不思議な「ムーミントロール」の物語を描き始める。やがて戦争が終わると、彼女は爆撃でほとんど廃墟と化したアトリエを借り、本業である絵画制作に打ち込んでいくのだが、著名な彫刻家でもある厳格な⽗との軋轢、保守的な美術界との葛藤の中で満たされない日々を送っていた。それでも、若き芸術家たちとの目まぐるしいパーティーや恋愛、様々な経験を経て、自由を渇望するトーベの強い思いはムーミンの物語とともに大きく膨らんでゆく。そんな中、彼女は舞台演出家のヴィヴィカ・バンドラーと出会い激しい恋に落ちる。それはムーミンの物語、そしてトーベ自身の運命の歯車が大きく動き始めた瞬間だった。



★10月1日(金) 新宿武蔵野館、Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか 全国ロードショー

出演:アルマ・ポウスティ、クリスタ・コソネン、シャンティ・ローニー、ヨアンナ・ハールッティ、ロバート・エンケル
監督:ザイダ・バリルート 脚本:エーヴァ・プトロ 音楽:マッティ・バイ 編集:サム・ヘイッキラ
2020 年/フィンランド・スウェーデン/カラー/ビスタ/5.1ch/103 分/スウェーデン語ほか/日本語字幕:伊原奈津子/字幕監修:森下圭子
レイティング:G/原題:TOVE/協力:ライツ・アンド・ブランズ、ムーミンバレーパーク/配給:クロックワークス
© 2020 Helsinki-filmi, all rights reserved

公式サイト