ユン・シユン節炸裂!「サイコパス ダイアリー」5つの見どころ:空回りするサイコっぷりに抱腹絶倒の面白さ

2021年07月28日21時30分ドラマ

DVD発売・レンタル中の韓国ドラマ「サイコパス ダイアリー」は、俳優ユン・シユンの魅力がぎっしり詰まった笑える韓国コミックサスペンス!7月30日(金)からはBS12にてBS初放送され、これに先駆けてドラマの見どころを紹介、公式サイトで予告動画など公開中だ。

「サイコパス ダイアリー」(19)は、殺人現場を目撃したユク・ドンシクが、事故に遭って記憶を失い、偶然手に入れた殺人の過程が記録されたている手帳を見て、自分が連続殺人犯だと勘違いすることで繰り広げられる、恐ろしいのになぜか笑える作品。
※放送にあわせて各話のあらすじと見どころなど【「サイコパスダイアリー」を2倍楽しむ】で紹介していく。



サイコパス■見どころ①新ジャンル“コミックサスペンス”誕生
本作のキーアイテムとなるのは連続殺人犯の赤い表紙のデスノート。デスノートと聞けば、漫画『DEATH NOTE』を原作としたドラマや映画を思い出す(関連記事)。名前を書いた人間を死なせることができるという死神のノート“黒いデスノート”を使って犯罪者を抹殺し、理想の世界を作り上げようとする夜神月と、世界一の名探偵・Lたちによる頭脳戦を描く。しかし「サイコパスダイアリー」の“赤いデスノート”は、殺人の過程を克明に記し、ご丁寧に被害者の血の指紋まで押印させるというきめ細かさ。しかも鏡文字で記されている。何とも不気味だ。
『DEATH NOTE』も「サイコパスダイアリー」も“デスノート”を拾ったところから物語が動きだすが、“黒いデスノート”を拾った夜神月は実際に殺人を犯していくが、“赤いデスノート”を手にするドンシクは、記憶を失っており自分がサイコパスだと勘違いして、自分を貶めた上司を殺害しようとする。だが、ドンシクはまじめで優しい性格で、超が付くほどのお人好し。サイコ気分で動けば動くほど、人助けをしてしまう。この勘違い行動がまるでコントを見るように面白く、ジャンルものに新たな“コミックサスペンス”を誕生させた。
※ジャンルものとは、日常の話、男女の恋愛、家族、成長ストーリーではない、サスペンス、ファンタジー、ミステリー、犯罪を描いた作品のこと。

サイコパス■見どころ②“ドンシク役”は当て書き?ユン・シユンだから成立
主人公のドンシクを演じるのは韓国で最高視聴率50%超えを記録した伝説のドラマ「製パン王 キム・タック」(10)の主演で一躍有名になったユン・シユン。「製パン王キムタック」などの作品で“好青年”のイメージが強く、演技力の高さには定評があったが、近年は二面性を演じることが多くさらにその演技力に磨きがかかっている。「親愛なる判事様」(18)では真逆の性格の双子役を、「不滅の恋人」(18)や「緑豆の花」(19)では、前半と後半では全く異なる演技で視聴者を引き付けた。特に「緑豆の花」では、自らを“鬼”と呼ぶ悪役に挑戦した。また昨年は、パラレルワールドを舞台に描くサスペンスアクション「Train(原題)」で正義感溢れる刑事と汚職刑事、一人二役で鬼気迫る熱演を見せた。
サイコパス本作では事故で記憶喪失になり、偶然手に入れた日記帳を見て、自分が連続殺人犯のサイコパスだと錯覚する青年ユク・ドンシクを熱演。同僚からいいように使われてきた気弱でお人好しのドンシクと、サイコパスのドンシク。二面性の演技に磨きをかけたユン・シユンは、本作でも全く異なる人格を繊細に演じ分けている。もっとも、サイコパスになっても生来の人の好さは消せず、人助けにつながるところが、本作の面白さであり、一番の見どころ。まさに、当て書きとも思える、ユン・シユンだからこそ生まれたドンシクだ。そして視聴者は、日記帳を手にしたのがドンシクで本当に良かったと思うはず。

サイコパス■見どころ③サイコなブロマンス?
近頃のサイコパス殺人鬼はイケメンが多い。未視聴の方もいるだろうから名前は伏せるが、なかなか正体を見せなかった「ボイス~112の奇跡~」の殺人鬼のカッコよさと色っぽさは大いに話題になった。本作では第1話からパク・ソンフンがサイコパス殺人鬼として登場する。パク・ソンフンといえば「たった一人の私の味方」(18)で親孝行の優しい青年を好演し、“いい人”のイメージが強かった。本人の“悪役”を演じたいとの願いが叶って、前作「ジャスティス-復讐という名の正義-」(19)で悪役に挑戦したが、本作ではまた違う悪役を演じた。
サイコパスダイアリ本作でパク・ソンフンが演じたのは証券会社の理事で、紳士的で社員に寄り添う理想的な上司イヌ役。だが、その本性は後継者を巡って弟を敵視し、弱者を狙う連続殺人犯。イヌもまた大いなる勘違いをする。殺人の目撃者で日記帳を持っているのがドンシクだとは知らず、彼を同種の人間だと思い込み、何とか自分の配下に入れようとする。とっておきの情報を教えたり、食事やお酒に誘ったり、昇進もさせてやるという、涙ぐましい(笑)努力をするが、ドンシクはそれどころではない。イヌは軽くあしらわれ、どうも勝手が違う。二人の勘違いから生まれる奇妙なブロマンスもまた本作の見どころの一つ。また、二人が日記帳に書く鏡文字にも注目だ。⇒ユン・シユン&パク・ソンフン 2ショットインタビュー

サイコパス
■見どころ④ドンシクにハマる共演者
ドンシクの人の好さを信じ、お人好しドンシクを何かと気遣うのは、「裸の消防士」(17)、「ウラチャチャ My Love」(18)、「私の恋したテリウス~A Love Mission~」(18)など多くの作品で主演を演じ、ジャンルを問わない演技が評価されてきたチョン・インソンが演じる警察官ボギョン。何度もドンシクのサイコチックな言動を目の当たりにしながらも、“ドンシク=善人”を疑わないドギョンが、連続殺人の謎をどう解いていくのかに注目。
一方、ドンシクと同じマンションの住人でチンピラのチルソン役を演じるのは、「ボイス3~112の奇跡~」にも出演している強面の俳優ホ・ソンテ。ドンシクに対して威圧的に出ていたチルソンが、“ドンシク=殺人者”と勘違いしてからサイコチックなドンシクに憧れ慕うようになり、ドンシクのピンチをたびたび助ける。
両者の勘違いが、ドンシクの魅力を倍増させる。

サイコパス■見どころ⑤ジャンル映画愛をくすぐる演出
主人公のドンシクはお人好しだが、ジャンル映画が大好き。中でもサイコスリラー好きという設定。そのため部屋の中には『目撃者』『レクイエム』のポスターや『羊たちの沈黙』『告発』『殺人の追憶』など、名作がズラリ。ある人物の殺人計画では猟奇殺人鬼ジグソウの映画『ソウ』をモチーフにし、謎かけやノコギリも用意する徹底ぶりだが、そのシーンさえ笑いが抑えられない。

サイコスリラーファンはもちろん、これまで怖いドラマは苦手だったドラマファンにも見てほしい、コミックサスペンス「サイコパスダイアリー」は、DVD-BOXが大好評発売、レンタル中で、7月30日からBS12にてBS初放送する。

公式サイト
予告編
BS12「サイコパス ダイアリー」番組公式サイト
 2021.07.30スタート 月-金16:00-17:00 BS初放送

kandoratop【作品詳細】【「サイコパスダイアリー」を2倍楽しむ】