韓国映画『EXIT』は、チョ・ジョンソク×ユナ主演のユーモアあふれるサバイバルパニック!Netflixで配信開始

2021年08月02日00時00分映画

2019年韓国で、あの『ライオン・キング』を抑え、初登場第1位を記録した大ヒットサバイバル・パニック映画『EXIT』が、ついに本日9月2日(月)NETFLIXで配信開始した。

『EXIT』は、ビルに取り残された元山岳部の冴えない男が、大学時代に想いを寄せていた後輩と共に究極のサバイバルを繰り広げるアドベンチャーアクション。監督は本作『EXIT』で長編映画監督デビューを果たしたイ・サングン監督。短編映画を多く手掛けてきたイ監督の初の長編映画で、脚本も自ら手掛けた。

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映画は、チョ・ジョンソク扮する無職の青年ヨンナムのダメンズぶりから始まる。ある日、ヨンナム(チョ・ジョンソク)の家族は、70歳になる母親の古希のお祝いをすることに。会場では、ヨンナムが、大学時代に想いを寄せていた山岳部の後輩ウィジュ(ユナ)が働いており、数年ぶりの再会に心を躍らせる。ところが、街では道行く人たちが次々に倒れ、パニックに陥っていた。都心部に原因不明の有毒ガスが蔓延しはじめ、緊急事態になっていたのだ。そうとは知らずウキウキのヨンナムだったが、やがて彼らにも上昇してくる有毒ガスの危険が迫っていた。

主演を務めるチョ・ジョンソクは、ド・ギョンス(D.O.(ディオ)/EXO)との共演で話題になった映画『あの日、兄貴が灯した光』(16)や、ドラマ「ああ、私の幽霊さま」(16)、時代劇「緑豆の花」(19)に主演するなど、“千の顔を持つ男”と言われる実力派俳優。
一方、ヒロインはK-POP少女時代のメンバーで、ドラマ「王は愛する」(17)などで演技者としても実力をつけ、映画デビュー作『コンフィデンシャル/共助』(17)でヒョンビンにあこがれるコミカルな演技でも好評を得たユナ。本作が映画初主演となった。
ほかにも、チョ・ジョンソクの両親をパク・インファン、ト・ドゥシムの韓国映画・ドラマの父と母が、姉をキム・ジヨンという演技派女優が務めた。

チョ・ジョンソクとユナはリアリティを追求するため、撮影の数か月前から、ロッククライミングや登山技術を学び、スタントチームと共にワイヤーアクションの猛稽古に励んだ。制作陣も、高層ビル群の間を上昇してくる有毒ガスは、本物のガスを使用しながら、ガスがどのように構造物の中を移動するのかを検証し、総力を挙げてリアリティを追求した。主演2人の身体能力と上昇してくるガスにハラハラドキドキが止まらない緊迫感あふれるサバイバル映画なのだが、超高層ビル群を登るための道具が何もなく、パーティー会場にあるものや、日用品などを代用してビル群を登っていく姿は、手に汗握る緊迫感がありながらも笑いがこみ上げてしまう。

映画の見どころはハラハラドキの毒ガスからの脱出劇だが、助かるチャンスを諦めるやさしさに胸がジーンとさせられ、スマートフォンやドローンの活用、Youtuberたちの協力など、現代的で斬新な切り口を入れた演出も魅せられる。そして何より主役2人の熱演が本作を大ヒットに導いた。特にチョ・ジョンソクは、冒頭のダメンズから山岳部で得たスキルでどんどんかっこよくなっていくのだ。イ監督は、本作を制作するにあたり、「どんな人間にも少なくともひとつは重要なスキルがあり、目立たなくても、人生のなかでそのスキルが必要な時がくれば、おもしろいことになる」という考え方が出発点となったと答えているが、見事にヨンナムでそれを具現させた。

また、危険を共有した主人公2人が“吊り橋効果”で恋愛関係に発展していくのかどうかも本作の見どころ。

韓国では公開直後にSNS上には数々の絶賛の声があがり、韓国で権威ある映画賞のひとつ、青龍映画賞でも新人監督賞、技術賞、人気スター賞を受賞した『EXIT』は、Netflixで視聴できる。



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