「真!韓国映画祭」って?「冬ソナ」ユジン母が恋して、「魔王」「乾パン先生」ヒロインが姉妹になる!

2010年02月10日10時55分映画
視聴サイトへ

日本では、韓国ドラマに押され気味の韓国映画の人気だが、近頃なにやら様子が違ってきた!莫大な制作費をかけた大作ではなく、個人の視点で日常をとらえた小品たちが、韓国映画界に新風を吹き込んだ。そんな風をもっときちんと紹介しようと、キノアイジャパン、シネマスコーレ、シネマコリアが「真!韓国映画祭」を開催するという。

今回の映画祭では、「飛べ、ペンギン」「空を歩く少年」「今、このままがいい」「ビバ!ラブ」の4作を、27日(土)~3月19日(金)まで、ポレポレ東中野で上映する。チケットは、1回1,700円(前売りは、チケットぴあで1,300円)、4作品まとめて鑑賞できる4,000円のチケットも用意されている。この4作品は、名古屋では昨年12月末に先行公開しており、今後順次全国で公開していく予定。

今回紹介する4作は、どれも制作費こそ小品レベルだが、日本でも有名な人気俳優が登場したり、今最も韓国で注目されている監督たちが手がけた作品ぞろいだ。公式サイトでは、4作のみどころ映像を動画配信しているので、次の作品紹介とあわせてご覧いただきたい。

1(C) 2009 INDIESTORY Inc. ALL RIGHTS RESERVED.「飛べ、ペンギン」は、「太王四神記」でペ・ヨンジュンとの悲恋に泣いたムン・ソリを始め、チェ・ギュファン、パク・イヌァンらが出演し、市役所に勤める人々とその家族の日常を描いた群像劇。どきりとさせる切り口で人間ドラマを痛快に描いている。韓国を代表する女性監督イム・スルレ監督の作品だ。

1(C) 2008 KINOEYE DMC Inc. ALL RIGHTS RESERVED.「空を歩く少年」は、母の死と父の再婚を受け入れることのできない娘と、ふとしたことで出会った少年との心温まるロード・ムービー。脚本家として数多くの映画を手掛けてきたノ・ジンスが初めて長編作のメガホンを取った。「卑劣な街」「ひまわり」の女優ホ・イジェと、名子役カン・サンくんとのフレッシュな演技がみどころだ。

1(C) 2008 INDIESTORY Inc. ALL RIGHTS RESERVED.日本でも、大ヒットしたドラマ「魔王」、「乾パン先生と、こんぺいとう」の女優、シン・ミナとコン・ヒョジンが異父姉妹でダブル主演するのは、「今、このままがいい」。反目しあう姉と妹の和解と成長を描いた物語。実姉との旅行でこの映画を思いついたという女性監督プ・ジヨンが企画した家族愛を描いた秀作だ。

1(C) 2008 IB Pictures Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED.最後の「ビバ!ラブ」は、なんとあの空前の韓流ブームを創り出した「冬のソナタ」のユジン母のキム・ヘスクが、21歳年下の青年に恋する物語。中年女性の正直な愛をユニークな視点で描いた、オ・ジョムギュンのデビュー作。50女の欲望が勝利するこの作品は、韓国の映画賞を総なめにした話題作だ。

主催者側では、この「真!韓国音楽祭」をさらに盛り上げようと、プレイベントと、ゲストとの交流パーティも開催する。

◆プレイベント
・2/18(木)「飛べ、ペンギン」特別試写会
 場所:韓国文化院にて)
 ゲスト:チェ・ギュファン(主演俳優)
・2/21(日)『今、このままがいい』舞台挨拶付きプレミア上映
 場所:スペースFS汐留
 ゲスト:シン・ミナ(主演女優)

◆交流パーティ(パーティー券はチケットぴあで販売中)
・2/27(土)
 場所:ポレポレ東中野
 ゲスト:イム・スルレ監督、ノ・ジンス監督、プ・ジヨン監督、オ・ジョムギュン監督
 チケット:3,500円

映画祭の上映スケジュールやイベントなどについては、公式サイトで確認できるので、興味のある方は早めにチェックしておこう。

「真!映画祭」公式サイト